コルンゴルト, エーリヒ・ヴォルフガング(1897-1957)
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2004年のザルツブルク音楽祭のライブ録音。ベンヤミン・シュミットと小澤征爾のコラボレーションから生まれた極上のコルンゴルト。このアルバムは長らく生産中止となっていましたが、ようやく再プレスが完了しました。ハイフェッツのために書かれ初演されたコルンゴルトのヴァイオリン協奏曲は、ハイフェッツ以後のヴァイオリニストの重要な協奏曲レパートリーとなっています。ここでシュミットは、後期ロマン派音楽で抜群の能力を発揮する小澤と、国立歌劇場のピットでオペラ『死の都』などの演奏でコルンゴルトの音楽を知り尽くしているウィーン・フィルの最高のサポートに支えられ、理想的な名演を繰り広げています。また、2つの組曲もコルンゴルトを知るための絶好の作品。世紀末ウィーンの香りを色濃く漂わせています。(2018/06/15 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC537 |
1945年に作曲されたにも関わらず、このヴァイオリン協奏曲の全編に漂うのは馥郁たる後期ロマン派の妖艶なる香りです。天才少年として将来を嘱望されつつも、アメリカに亡命し、ハリウッドの映画音楽作曲家として活躍していたコルンゴルトですが、彼はいつでも「ドイツのクラシック作曲家」として認められることを望んでいました。この作品がハイフェッツの手で1947年に初演された時も「時代錯誤」という酷評を受けたのですが、彼自身としては大満足であったことでしょう。一時期すっかり忘れられていたのですが、最近になって多くの演奏家がこの曲を取り上げ、すっかり人気曲となったのは間違いありません。全曲を通じて、自身の映画音楽からの引用が見られますので、このまま、再度何かの映画音楽に使ってみるのも良いかもしれません。それほどまでに劇的で心惹かれる作品です。(2009/08/26 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570791 |
いきなり往年の映画音楽みたいな美しい調べで、コルンゴルトの協奏曲は始まります。それもそのはず、ハリウッドで活躍していたコルンゴルトの映画音楽からの抜粋でこの協奏曲は作られました。神童作曲家としてデビューした後、諸々の理由でアメリカに渡り、映画音楽作家として名を上げたコルンゴルトは再びクラシック音楽の世界に返り咲こうとしました。この協奏曲はその時期の代表的作品です。一方のゴルトマルクは19世紀ハンガリーの作曲家で、その第1協奏曲は古今の大ヴァイオリニスト達が愛奏してきた傑作です。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553579 |
このアルバムに収録されたのは1930年代にナチス・ドイツが「有害、または退廃的である」とみなし、「退廃音楽」の烙印を押した作曲家の作品群。シュルホフやウルマンのように強制収容所に送られ命を落とした人や、コルンゴルトのように亡命し、その地で成功したものの、故郷を忘れることができなかった人たちの心の叫びが反映されたかのような曲が収録されています。最後に収録されたザハヴィの曲は、やはり強制収容所で命を落とした女性詩人、ハンナ・セネシュの詩を元に書かれた作品。詩はなくともその悲しみ、やるせなさが伝わります。クラリオン四重奏団は、ピッツバーグ交響楽団の楽員によるアンサンブル。彼らは2016年にテレジン強制収容所でこれらの曲のコンサートを行い、人々に感銘を与えました。(2018/03/16 発売)
レーベル名 | :Klanglogo |
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カタログ番号 | :KL1415 |
(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Marco Polo |
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カタログ番号 | :8.223607 |
幼い頃から音楽の才能を示し、15歳の頃にはすでにプロの作曲家として活動していたコルンゴルト(1897-1957)。しかし彼は時代の波に揉まれ、その才能を存分に発揮することは結局かなわず、彼としては意に添わなかったであろう「映画音楽」の分野での活動が、ハリウッド音楽の源流とまでになったのは本当に皮肉なことでした。ここに収録された歌曲は彼が生涯を通じて愛していた分野です。とりわけ珍しいのは、彼が13~14歳の頃に書いた「若き歌」です。1911年に父親へのクリスマス・プレゼントとして書かれた12の歌(本当はOp.5とされていた)は、彼の父親の意に添わず「歌の中に美徳なし」とされてしまい、結局Op.5は別の曲に付され、この歌曲集は出版の機会を失ってしまったのです。良い曲なのですが…。(2011/06/15 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572027 |
類い稀なるオペラ作曲家として知られた、ウィーンの作曲家コルンゴルト(1897-1957)にとっては「歌曲」を創作することも大切な仕事でした。もちろん生涯における様々な時期…初期から後期まで…に渡って、その折々の感情を歌として表現することで、単なる「映画音楽の作曲家」としてだけでなく、ウィーンの作曲家であることを強く主張していたのです。彼が最後に書いた歌曲は、1948年に構想された「ウィーンへのソネット」で、これは戦後の廃墟に立った彼が、生涯愛して止まなかったウィーンへのオマージュとして書いたものであり、決して満たされることのなかった彼の思いが結実したものです。また他には、わずか7歳の時に書いた初期の作品「子供とすみれ」などの初録音作品も含まれています。コルンゴルトをもっと深く知りたい人にオススメしたい2枚組です。(2015/11/25 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C5252 |