コルンゴルト, エーリヒ・ヴォルフガング(1897-1957)
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若く才能ある演奏家の初アルバムをリリースするCapriccioレーベルのシリーズ「Premiere Portraits」。今回の1枚は1979年、オーストリアで生まれ、ウィーン国立音楽大学でヘレナ・ラザルスカから声楽を学んだテノール、トーマス・エベンシュタインのアルバムです。2003年から2012年にベルリン・コーミッシェ・オーパーのメンバーとして活躍、その後は世界中のオーケストラと共演、各地の歌劇場でも素晴らしい歌唱を披露しています。レパートリーは古典から現代まで幅広く、なかでもモーツァルト、ワーグナー、リヒャルト・シュトラウスの作品で高く評価されており、このデビューアルバムで選ばれている後期ロマン派の作品は、彼の最も得意とする分野です。シュトラウスの「商人の鑑」での表現力豊かな歌唱は聴きどころです。(2018/02/23 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C3007 |
1955年にカラヤンがベルリンフィルの常任指揮者としての任を受けたその年に録音された記念すべき「こうもり」。ゲッダ、シュヴァルツコップフ、シュトライヒと言った豪華メンバーに加え、ウィーン訛りも粋なクンツを脇に従え、まだいくばくかの若さを残したカラヤンがタクトを取りました。後年のやや恣意的な情緒を表現した演奏に比べ、端正さと緊密さが光ります。一方、歌手達は巧みにずっこけた酔漢達の浮かれ騒ぎを演じており、その洒脱さは果たして芸なのかどうかと疑わせるほどです。ゲッダ扮するアイゼンシュタインが、舞台裏で一節ながら見事に歌うヴェルディのアリアは、はてさて・・・。(2006/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111036-37 |
最近、随分手掛ける人が多くなってきた「忘れられたロマン派」コルンゴルトのヴァイオリン協奏曲ですが、この曲を熱心に演奏していたのがハイフェッツであることをご存知の方も多いことでしょう。ハリウッドの雰囲気を漂わせた重厚な音楽ですが、初演当時は大変評判が悪く、評論家からは「時代錯誤」とさんざんにこき下ろされたにも拘わらず、ハイフェッツは演奏をやめませんでした。一時期は忘れられそうになったものの、ハイフェッツ生誕100年記念の時に復刻音源が見直され、人気が再燃したのです。知的で高貴な演奏を今一度。(2011/01/12 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111359 |
19世紀から20世紀にかけて「頽廃音楽家」とレッテルを貼られながらも、素晴らしい活躍をしたた三人の作曲家の三重奏を集めたアルバム。この時期特有の豊穣な響きと抑圧された心情、そして各々の作曲家たちの屈折した感情、これらが反映された悩ましくも美しい作品は、書かれた当時よりも100年以上の時を経た現代の方が多くの人に受け入れられやすいように思います。なかでも、コルンゴルトの三重奏曲は彼の12歳の時の作品であり「天才の証」ともいえる曲です。(2015/01/28 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C5221 |
【フランス語圏の最前線を担う才人歌手たちが聴かせる豊かな歌曲世界】フランス革命で中世以来の修道院としての役目を終え、19世紀に復活するも20世紀初頭以降は廃院、近年は古楽や現代音楽のワークショップや演奏会、録音などでも使われているロワイヨモン修道院。この歴史的建築を拠点とするロワイヨモン財団がオルセー美術館と共同で進めている新世代歌曲演奏家育成プロジェクトのアカデミー・オルセー=ロワイヨモンで学んだ歌手・ピアニストたちが集い、歌曲芸術のルーツともいうべきドイツ語歌曲の世界とフランス近代歌曲の傑作を聴かせます。「パリへの旅」の題にふさわしく、演奏家たちはそれぞれに多様なバックグラウンドを持ち、歌われる内容と相俟って今もなおパリが重要な文化交流の拠点であることを改めて実感できる内容。既にフランス各地の歌劇界での活躍が注目されているブレンダ・プパールやMIRAREでソロ録音をリリースしているシリエル・ンジキニャ&カオリ・オノなど、今後が期待される演奏家たちが既に現時点で比類ない歌曲解釈者であることを強く実感させてやみません。両言語とも詩句の濃やかな表現をじっくり聴き確かめられる録音エンジニアリングにも好感が持てます。(2023/09/08 発売)
レーベル名 | :B Records |
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カタログ番号 | :LBM053 |
2013年にドイツの大手銀行“Erste Bank”が主宰する音楽賞「Jeunesse Mehr WERT」を授与されたアダマス四重奏団。彼らはナチスによって禁じられた「退廃音楽」の復権を目指しており、20世紀前半に書かれた数多くの忘れられた作品を演奏し、高く評価されています。このアルバムでは、パヴェル・ハースとコルンゴルトの弦楽四重奏曲第2番に、ハイドンの「ひばり」を組み合わせ、連綿と受け継がれてきたウィーンの伝統を探っています。(2020/05/15 発売)
レーベル名 | :Gramola Records |
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カタログ番号 | :Gramola99011 |
「何ともロマンティックな表現、そして美しい音色!」若きヴァイオリニスト、ギルマンを聴いた途端、誰もがそう思うに違いありません。あのハイフェッツを凌駕するほどのコルンゴルトのコンチェルトからは、まさに「良き時代のアメリカとウィーン」の風景が感じられるのです。彼は1982年にドイツ、バンベルク在住のロシア系音楽一家に生まれ、幼い頃から音楽的才能を示し、数多くのコンクールに入賞し、多くのコンサートで演奏、また名教師ザハール・ブロンに師事し、チューリヒ音楽大学で修士号を取得、現在はブロンのアシスタントとして活躍しています。2006年からは、フランク・ペーター・ツィマーマンが所有していたストラディヴァリス“ex Croall(1684年製)”を与えられ、その楽器から素晴らしい音色を引き出しているのです。そんな前途洋々の彼のデビュー・アルバムは前述のコルンゴルトとバーバーのヴァイオリン協奏曲を中心とした1枚です。ケープタウン・フィルハーモニー管の若き指揮者ペリー・ソーのバックを得て、この少し懐かしい感触の音楽を瑞々しく、この上ない美しさで表現しつくしています。超新星の生まれる瞬間をご堪能ください。 ( 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC799 |
1 ( 発売)
レーベル名 | : |
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カタログ番号 | :2012.03.07 |
1946年から1947年にかけてハリウッドで行われた、ハイフェッツ(1901-1987)と彼の伴奏者であるエマヌエル・ベイのセッション。このアンコール集はその中の4日間に録音された刺激的な曲集で、どれもが珍しい曲であり、またハイフェッツの超絶技巧が存分に発揮された、目の覚めるような煌めきを持つものです。いつものように幅広いレパートリーが並びますが、中には滅多に演奏をしないスペイン物(ニン、アルフテル、サラサーテ)も含まれています。自らが編曲している作品も多く、バックスの「地中海」やカステルウオーヴォ=テデスコの「海のささやき」などは、最初からヴァイオリンのために書かれているかのようなはまり具合です。この上なき美音に拝復。(2013/01/23 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.112073 |
このアルバムに収録されている曲を書いたのは何かの形で祖国を去った作曲家たち。それは革命であったり戦争であったりと理由は様々であり、また異国の地で大成功を収めた人もいれば失意のままその地で生涯を終えた人もいます。世界中に散らばる彼らの思い…強い望郷の念と新たな決意を集めたこの「エグザイルズ・カフェ(亡命者たちが集うところ)」は全編に漂う切なさと逞しさが魅力です。演奏するのはララ・ダウンズ。2003年からスタインウェイ・アーティストとして活躍中の実力派です。(2013/07/19 発売)
レーベル名 | :Steinway and Sons |
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カタログ番号 | :Steinway30016 |