ウォルトン, ウィリアム(1902-1983)
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ウォルトンと言えば、管弦楽曲が余りにも豪華絢爛なため、そちらのジャンルにどうしても人気が集中してしまいます。だからこそ、歌曲という一見地味な分野で当盤収録のような楽しい曲に接すれば、多くの人にとって目から鱗の発見の筈。やっぱりウォルトンはウォルトンなのです!作曲者16歳頃の「風」は青春の想いの丈を込めた佳品。ギターとテノールというコンビが織り成すサウンドがお洒落な「恋する人」は是非とも知っておきたい。ロット、ヒルという抒情的歌唱に長けた歌手、英国歌曲伴奏の第一人者ジョンソンと演奏家選択はばっちりです。過去に別レーベル(COLLINS)から出た音源を使用しています。(2002/12/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557112 |
ハイフェッツが、同時代の作曲家の作品を積極的に取り上げたことは良く知られていますが、このウォルトンの協奏曲もそんな1曲です。ハイフェッツ自身が作曲家に委嘱し初演。その後も幾度も演奏を行いウォルトンの名声をも高めた作品です。初演後、ウォルトン自身がオーケストレーションに手直しを加え、この演奏も改定稿に拠っています(オリジナル版は8.110939に収録)。映画音楽を思わせる壮大でロマンティックな音楽が魅力です。同じくハイフェッツが委嘱したカステルヌオーヴォ=テデスコの作品は、聖書からヒントを得たもので、ユダヤの血の誇りと、素晴らしき過去への喚起を表現したものです。(2011/06/15 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111367 |
ウォルトンのヴァイオリンとチェロの両協奏曲は、それぞれの楽器で20世紀を代表する大演奏家であるハイフェッツとピアティゴルスキーのために作曲されたものだけあって、楽器の能力を最大限生かした大変な力作です。それだけに技巧的なパッセージの難度には凄まじいものがありますし、さらにはウォルトンのオーケストラ書法が極めて充実しているため、音楽としてはかなり大仕掛けな部類のものといえましょう。しかし一聴してわかるように、楽曲全体は華やかさよりもむしろメランコリックな色が支配的で、いかにもイギリス紳士の手による、アダルトな雰囲気の漂う音楽となっており、聴けば聴くほど味のある逸品です。 (1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554325 |
20世紀に大好評を博したイギリスのヴァイオリン・ソナタを集めた1枚。メニューインから依頼されたウォルトンのソナタをはじめ、均整のとれたオルウィンのソナタ、初録音となるジェイコブの3つの小品、映画「アンクル・サイラス」でも用いられたロースソーンのヴァルス=カプリス、若々しいレイトンのソナタ、巧妙に音が張り巡らされたバークリーのエレジーとトッカータ、この6人の作曲家の作品が演奏されています。演奏しているクレア・ホウィックはこのアルバムがSOMMへのデビュー。ピアノのサイモン・キャラハンと息の合った演奏を聴かせます。(2021/02/19 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :SOMMCD0610 |
リリース毎に本国で大いに話題になる、伝統あるセント・ジョンズ聖歌隊による20世紀英国合唱音楽のシリーズ。今回は迫力ある管弦楽曲が人気のウォルトンの登場です。彼らしい輝きに満ちた1、合唱の名曲として頻繁に演奏される、暗いムードが支配する無伴奏合唱曲2、普通の曲順によらない、短い中にぎゅっと凝縮された「ミサ・ブレヴィス」など、合唱ファンなら是非おさえておきたいレパートリーが並びます。ちょっと耳よりなオマケですが、ウォルトンの最もロマンティックな小品と言える7がオルガン独奏で聴けるとは嬉しい驚き、マニア必聴です。(2002/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555793 |
大編成を誇る管弦楽曲が名高いウォルトンですが、当盤に収録された室内楽曲2題もいかにも彼らしいノーブルな魅力が横溢しており聴き逃せません。後に改訂されているとはいえ、両曲ともウォルトンがまだ十代の頃の作品であるにも関わらず、若々しい野心的書法と高い完成度の二兎を得ているのには全く驚かされます。弦楽四重奏曲では極めて透明度が高い静謐な美しさ、特に高音域の絶妙な用法が感動を誘う第3楽章、ピアノ四重奏曲ではバルトークなどを思い起こさせるような、独特なリズムによる強烈な不協和音の打撃がカッコいい第4楽章といったあたりには、一度聴いたら忘れられないような強烈なインパクトがあります。(2000/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554646 |
20世紀イギリスの名作曲家ウォルトンは遅筆で知られた人でしたが、その中でもとりわけ苦労したのが第1交響曲でした。書いては止まり、止まっては変更して3年半。でき上がった作品は恐ろしくエネルギッシュな傑作となりました。管弦楽のためのパルティータは第1交響曲から約20年後に指揮者セルの依頼で作られた作品です。当時スランプと噂されていたウォルトンが、持ち前のオーケストレーションの妙技を駆使して仕上げ、反証したと言われています。両端楽章の推進力は凄じく、特に終曲は「リズムのドンチャン騒ぎ」です。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553180 |
ウォルトンの交響曲は2曲しかありませんが、第1番が有名で、第2番は陰に隠れた存在です。しかし58才で作曲されただけあって円熟した技法が盛りこまれており、特に終楽章のパッサカリアは傑作で、徐々に盛り上がり、息詰まるコーダーが待っています。「ヴィオラ協奏曲」はこの独奏楽器のための貴重なレパートリーと言えます。また珍しい「ヨハネスバーグ祝祭序曲」もウォルトンならではの躍動的な作品。新鮮な演奏による好録音です。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553402 |
ベンジャミン・ブリテン、レイフ・ヴォーン・ウィリアムズと並ぶ20世紀のイギリス音楽を代表する作曲家の一人、ウィリアム・ウォルトン。このアルバムに収録されているのは、1918年から1950年までに書かれたヴァイオリンとピアノを用いた全ての作品です。ドビュッシーを思わせるピアノ四重奏曲は1919年に完成されたものの、総譜が失われてしまったため、ウォルトンによって何度も改訂が繰り返されており、エルガーやラヴェル作品からの引用も見られる初期の若々しさに成熟の作風が融合した特異な作品に仕上っています。トッカータも初期の作品で、刺激的な音のぶつかり合いが楽しい曲です。1951年に初演された「2つの小品」は彼が力を入れていた映画音楽「ヘンリー五世」のメロディを用いたもの。第2楽章が大規模な変奏曲形式で書かれたヴァイオリン・ソナタは、イェフディ・メニューインの委嘱作。抒情的な旋律が美しいソナタです。(2020/11/27 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573892 |
卓越したオーケストレーション技術を武器に、イギリスへの愛を感じさせるノーブルな作品を残したウォルトンの真骨頂発揮の一枚です。それぞれ映画・TV音楽を元ネタとする「スピットファイア」(英国製戦闘機)と「英語諸国民の歴史」(チャーチルの著書)の気宇壮大さと躍動感は感涙ものです(エルガーの「威風堂々」を彷彿とさせます)。またシリアス系から映画音楽系までにいたる百花繚乱の楽想が魅力の「ヒンデミット変奏曲」、オーケストラとピアノの超絶技巧を融合した「協奏交響曲」(独奏のドノホーの上手さが光ります)と、いずれも絢爛たる音楽を気楽にお楽しみいただけます。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553869 |