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ヘルツォーゲンベルク:交響曲第1番、第2番(北ドイツ放送フィル/ベールマン)
ブラームスと交友関係を結び、互いに認め合っていたというヘルツォーゲンベルクですが、その知名度と作品への理解はまだまだ低いものです。同時代の才能を知るきっかけとして、2つの交響曲は必聴。ドイツ・ロマン派における到達点のひとつだと言えるでしょう。(2007/02/01 発売)
ヘルツォーゲンベルク:葬礼/葬送の歌/レクイエム(ヴュルツブルク・モンテヴェルディ合唱団/ベッケルト)
ブラームスの伝記にしばしば登場するオーストリアの作曲家ヘルツォーゲンベルク(1843-1900)。彼の妻となったエリザベートはブラームスの弟子であり、才能あるピアニストでもあるなど、彼の作品にはブラームスの影響が強く感じられます。cpoレーベルでは継続的にヘルツォーゲンベルクの作品をリリースし、このブラームスの影に隠れてしまったユニークな作曲家の実像を映し出すのに多大なる貢献をしています。このアルバムには3つの異なるテキストを用いた「死」に寄せた音楽が収録されています。どの作品も彼の実体験に寄り添うもので、それは彼の友人の突然の死であったり、44歳の若さで亡くなってしまった愛する妻のために書かれたりと、その動機は様々です。しかしながらヘルツォーゲンベルクはその悲しみを個人的なものではなくすべての人類へ贈る作品として昇華し、透明な哀しみを纏わせながら、唯一無比の音楽へと移し替えているのです。(2014/07/23 発売)
ヘルツォーゲンベルク:ドイツ・リーダーシュピール/クルーク:歌曲集「風に舞う葉より」(ハイデマン/ロシュコフスキ/ニーダーザクセン・ヴォーカルアンサンブルジーゲル)
(2018/01/26 発売)
ヘルツォーゲンベルク:ピアノ五重奏曲 Op. 43 /三重奏曲 Op. 61 (オルソリーノ五重奏団)
最近リリースの相次ぐヘルツォーゲンベルクの室内楽作品集です。ここでもブラームスらしさは顕在ですが、Op.61の三重奏(1889年作曲)などはかなり独自の音使いが見られ、なかなか聞きどころたっぷりです。ミュンヘン国際音楽コンクールにも入賞歴のある、ドイツの若手たちの集まりオルゾリーノ五重奏団によるフレッシュな演奏です。(2008/06/11 発売)
ヘルツォーゲンベルク:ピアノ五重奏曲 Op. 17/弦楽四重奏曲第5番(トリンドル/ミンゲット四重奏団)
CPOが積極的にリリースしているヘルツォーゲンベルクの作品集。このアルバムは弦楽四重奏曲全集(全3巻)の最初を飾るものです。ミンゲ四重奏団による素晴らしい演奏は、この作曲家についての誤った認識(どうしてもブラームスっぽさが拭えない…)を根底から覆すものではないでしょうか。弦楽四重奏の精力的な音楽の中に幽かに感じられるユーモア、ピアノが加わることで、また一層華やかさを増すピアノ五重奏、新たな名曲を発掘する喜びに胸躍る1枚となること間違いありません。(2009/07/15 発売)
ヘルツォーゲンベルク:ピアノ三重奏曲第1番、第2番(アトス三重奏団)
オーストリアの貴族・作曲家・指揮者・音楽教師、ヘルツォーゲンベルクはその作風から しばしば「ブラームスの模倣者」と呼ばれてきました。確かにここに収録されたトリオを聴いても、 最初の部分は「う~ん、ブラームスだな」と思えるに違いありません。 しかし、曲が進むにつれて、彼の中での「燃え上がる何か」をありありと感じることができるはずです。(2008/04/09 発売)
ヘルツォーゲンベルク:無伴奏合唱作品集(ライニッシェ・カントライ/マックス)
(2012/02/08 発売)
ヘルツォーゲンベルク:ピアノ四重奏曲集 - Op. 75、95 /弦楽三重奏曲第1番、第2番/伝説 Op. 62 (フレーリッヒ/ベルカント弦楽四重奏団)
cpoレーベルが積極的に取り組んでいるのが、このヘルツォーゲンベルクの作品リリースです。8年ほど前に最初のアルバムをリリースして以来、ブラームスの影に隠れてしまったこの魅惑的な作曲家の作品を伝播してきたのですが、ここで再度価格を下げて、素晴らしい室内楽作品をご紹介いたします。ぜひこの機会に!(2009/02/11 発売)