ホルスト, グスターヴ(1874-1934)
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大管弦楽の咆哮、胸のすくような旋律の連続と、最新映画音楽も真っ青、1919年初演作とは信じられない「惑星」は不動の大衆的人気をかちえました。ところで本国イギリスでは、作曲当時は発見されていなかった冥王星を同国の作曲家コリン・マシューズが音楽化、2000年初演のその楽章を最後に付け足して(7から切れ目なく続く。やはり女声合唱付)演奏するのが急速に広まりつつあります。ナクソスは当然、ホルスト得意のロイド=ジョーンズを起用して「冥王星」付きバージョンを圧倒的熱演で世に問います!更にホルストのファンを狂喜させるのが、こんなワーグナー風の秘曲があったかと唸ることうけあいの9。この1曲だけでも価値ありのアルバムと言えましょう。(2002/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555776 |
【ハーディング初の「惑星」が稀に見る雄大なスケールで登場!】英国出身のハーディングですが、意外にもこれまで『惑星』の全曲録音は無く、ウィーン・フィルとのシェーンブルン宮殿コンサートのライヴで「木星」があるのみでした。そこに登場したバイエルン放送響とのライヴ録音が出色の内容です。全曲の演奏時間は57分近くで、50分前後が多いこの曲の録音の中にあって異例の長さ。遅めのテンポの中でフレーズをたっぷりと歌わせて細やかな表情付けを行い、バス・オーボエを際立たせるなど特殊なオーケストレーションを生かす意図も感じられます。レーベルからの情報によればバイエルン放送響は長い間この曲を演奏していなかったとのこと。高度な演奏能力を持ちながらも「惑星」に関しては伝統が染みついていないオーケストラを得て、ハーディングが思いのままに解釈を披露しています。「火星」では重量感のある響きでテンポを刻み、「木星」中間部の有名な旋律では力強く歌い上げます。「土星」では瞑想的な弱音と爆発的な中間部との対比が鮮烈。「海王星」最後の女声合唱のヴォカリーズは、きわめてゆっくりと繰り返されつつ極小音量に絞り込まれて消えてゆきます。この曲の持つ外面的な効果は活かしつつ、深い内面性をも感じさせる演奏となっています。参考データ:「惑星」演奏時間比較ホルスト/LSO(1926) 42:36(6:12/7:19/3:33/7:02/6:58/5:57/5:35)ボールト/LPO(1978) 48:26(8:02/7:26/3:48/7:59/8:22/6:27/6:22)ハーディング/BRSO(2022) 56:39(8:22/8:48/4:17/8:23/10:57:6:12/9:40*)*ハーディング盤のタイム表示は9:49ですが余韻を含むため、正味演奏時間の9:40で表示。(2023/04/21 発売)
レーベル名 | :BR-Klassik |
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カタログ番号 | :900208 |
(2010/10/18 発売)
レーベル名 | :LPO |
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カタログ番号 | :LPO-0047 |
ホルストの音楽は可能な限り網羅して聴いておきたい!どれをとっても彼の音楽には宇宙的な広がりがあり、他の誰とも違う個性が輝くのです。それは歌曲においても全く同じこと。特にヒンズーのヴェーダ聖典の英訳をテキストに、哲学的内容の音楽化を試みた「リグ・ヴェーダからの讃歌」は、ホルスト好きにはたまらない魅力を湛えています。この他、ホルストの70曲余に及ぶ歌曲から、ヴァイオリンだけの簡素な伴奏に癒される「4つの歌」、初期の素直な「6つの歌」、晩年の幻想的な「12の歌」などを網羅し、作風の変化も楽しめます。最後を締め括る静謐な33も知られざる名曲。コリンズ・レーベルの再発売盤です。(2004/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557117 |