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アイヴズ, チャールズ(1874-1954)

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    アイヴズ:交響曲第2番/カーター:インスタンス/ガーシュウィン:パリのアメリカ人(シアトル響/モルロー)

    20世紀のアメリカ音楽集。こういう音楽では指揮者のバランス感覚とリズム感が問われるものですが、その点でもモルローは文句なしの素晴らしさを見せます。様々な曲のコラージュであり、下手すると「とりとめなく」曲が進んでしまうアイヴズの交響曲も全ての面をびしっと締めたスマートな演奏が楽しめます。到底一度聞いただけでは判別しにくいほどの対位法が張り巡らされているカーターの「インステンス」は1世紀を超えて生きた大家の最後の管弦楽作品であり、この演奏が世界初公演となったのでした。ガーシュウィンでの自然な息遣いも聞き所でありこのオーケストラの底力を見せてくれる名演です。(2014/07/23 発売)

    レーベル名:Seattle Symphony Media
    カタログ番号:SSM1003

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    アイヴズ:交響曲第2番/ロバート・ブラウニング序曲(ナッシュヴィル響/シャーマーホーン)

    音楽以外の本業を別に持ち、いわば日曜作曲家ともいうべきアイヴズですが、彼こそが最も「アメリカらしい」音楽家筆頭の一人というべきでしょう。あらゆる因習から自由となり、ときには極度の演奏困難をもたらすほどの複雑さをも厭わぬ進取の気性、そして愛国歌、賛美歌、行進曲、ポピュラー音楽等の無数の引用といった特色から、彼の音楽からアメリカを感じない瞬間は無いといっても過言ではないでしょう。当盤収録の彼の代表作・交響曲第2番でも、フォスターのメロディのように、どこかで耳にしたことのあるような節の断片が(ある場合にはいくつも同時に)交錯しますが、その複雑怪奇さが聞くものにとって極めて新鮮な音体験となっています。(2000/11/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559076

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    アイヴズ:交響曲第3番、第4番/答えのない質問/夕暮れのセントラル・パーク(シアトル響/モルロー)

    19世紀後半アメリカで活躍した作曲家アイヴズは伝統を重んじながらも、実験的な要素を多分に取り入れた作品を多く残しています。本業では保険代理店を営み、その合間を縫って4曲の交響曲をはじめ、管弦楽曲、室内楽曲、歌曲など夥しい数の作品を書きましたが、その作風は多岐に渡り、単純な民謡をそのままベースにした曲あり、多調や微分音を取り入れた前衛的な作品ありと、実にヴァラエティに富んでいます。このアルバムに収録された2曲の交響曲は、どちらもアイヴズの代表作。第3番は開拓期のアメリカにおける宗教的な集会をモティーフにした作品で、発表当時、ニューヨークにいたマーラーも注目、ヨーロッパで演奏すべくスコアを持ち帰ったというエピソードがあるほどの(マーラーは直後に亡くなってしまったため、実現しなかった)作品です。第4番は演奏時間は短いものの、第2楽章は2人の指揮者を必要とするほどに複雑に入り組んでおり、賛美歌や行進曲などが入り乱れながら一度に奏されるという演奏困難な作品として知られています。このアルバムではアシスタント指揮者が3人用意され、周到な演奏が繰り広げられています。(2017/04/21 発売)

    レーベル名:Seattle Symphony Media
    カタログ番号:SSM1009

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    アイヴズ:交響曲第3番/ワシントンの誕生日(ノーザン・シンフォニア/シンクレア)

    驚異の"日曜作曲家"アイヴズの先進的な音楽は、21世紀においても決して色褪せることはありません。ナクソス価格で聴けるようになったのだから、新しい楽しみ方を追求しましょう。アイヴズとしてはわかりやすくインティメートな「交響曲第3番」は難しいこと抜きに楽しげな音をありのままに楽しみ、4ではお得意の複数旋律ごたまぜ重ね合わせ攻撃に酔い、有名な5と6は今日的にヒーリング風の側面を味わい(ただし6は途中で再びごたまぜ攻撃開始、大盛り上がりするけど)、7と8では音楽に合わせて身体を揺すってみたり。名高いアイヴズ研究家でもあるワシントン出身の指揮者による、共感に満ちた演奏です。(2003/04/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559087

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    アイヴズ:室内オーケストラのためのセット全集(オーケストラ・ニュー・イングランド/シンクレア)

    保険会社で働きながら作曲を続けたため、日曜作曲家とも呼ばれるアイヴズ。管弦楽作品が広く知られる彼ですが歌曲も多く残しており、1915年から1930年代中盤にかけて、これらの歌曲を数曲ずつ集めて、数人から20人に満たないような室内オーケストラ(コネティカットやニューヨークの小劇場のオーケストラ)が歌無しで演奏するために編曲した「セット」を組みました。これらに含まれる曲はいずれも1分未満から長くても3分程度というごく短いもので、アイヴズらしいウィットに富んだ曲想が次々と現れ、たいへん愛着の湧く作品となっています。さらに演奏する楽団の編成や掛け持ち楽器などの事情に合わせ、楽器の選択がフレキシブルに変更できるよう注意書きなどが添えられているほか、状況によってさらなる楽器の置き換えがありうることも想定して構成されました。演奏はアイヴズの研究家として知られるジェイムズ・シンクレアの指揮するオーケストラ・ニュー・イングランド。曲ごとに最適な編成が組まれ、作品への深い理解と愛情に裏打ちされた素晴らしい演奏を聴かせています。第10番までのセットと「劇場オーケストラのためのセット」を含む全曲録音は、今回が初めてという貴重なものです。(2023/06/09 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559917

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    アイヴズ:4分音の3つのピアノ曲/5つのテイクオフ/ハロウィーン/日の出(コンティニューム)

    流石はアメリカ実験楽派の中でも、大物中の大物のアイヴズです。ピアノを核とした、小規模アンサンブルを中心とした当盤ですが、常人の発想を超越したそのサウンドの刺激度たるや、脳に心地のよい痺れが来るほどです。暴力的なまでに打ち付けられるピアノの音塊をバックに、絶叫するかのようなソプラノが絡んだり(3など)、弦楽器が狂ったように走り回ったり(6など)、物凄いとしかいいようがありません。4分音(通常の半音の中間)に調律したピアノを用いた15~17は、まさに調子が外れたような響きの連続で、慣れてくると気持ちがよい?ですが、それまでは体質によっては、気分が悪くなるかもしれませんのでご用心!(2005/06/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559194

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    アイヴズ/パーシケッティ/ハリス/ベーコン/M. グールド/マッケイ/テューロック/コープランド:管弦楽作品集(リンカーン・ポートレイツ)(ナッシュヴィル響/スラットキン)

    2009年は「偉大な解放者」エイブラハム・リンカーンの生誕200年にあたります。第16代大統領リンカーンの存在は文学、芸術、音楽の分野において多くの名作を励起させたことでも知られていて、それは彼の理想に基づくものであったり、彼によって霊感を受けた詩人の言葉を使ったものであったりと多岐に渡るものです。このアルバムはスラットキンとナッシュビル交響楽団という最良の表現者を得て、輝かしい功績を存分に讃えたものとなっています。新しい指導者を得たアメリカにふさわしき「マイルストーン」と言えるでしょう。(2009/04/22 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559373-74

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    アイヴズ:ピアノ・ソナタ第2番「マサチューセッツ州コンコード」(コンコード・ソナタ)(バルト)

    アメリカ現代音楽のパイオニアとして知られるチャールズ・アイヴズ(1874-1954)。彼の作品は常に独創的であり、また実験的でもありました。本業は保険会社の経営者であり、作曲はその合間に行っていたのですが、それにしては膨大な作品を書きあげていて、とても「趣味の作曲」と呼べるレベルではないことは誰もがご存知の通りです。前述の通り、彼の作品はあまりにも前衛的で、例えば「交響曲第2番」は様々なアメリカ民謡がコラージュされていたり、交響曲第4番では2人の指揮者が登場したりと、議論が常に耐えないものなのです。このピアノ・ソナタ第2番もそんな曲で、各々の楽章には19世紀のはじめにコンコードで起こった「超越主義運動」に関わった人の名前が付されています。楽譜には小説線がほとんどなく、また時にはトーン・クラスターが用いられていたり、任意でヴィオラやフルートが参加したりと、謎めいているというか、食えない曲であることは間違いありません。そしてこの曲の第2楽章の一部は、は前述の交響曲第4番にも使われています。そんな曲を演奏するのは、このうえなく独特な音楽観を抱いているピアニスト、ツィモン・バルトです。曲とピアニストの個性が融合し、化学変化を起こしたかのようなステキなアイヴズに魅了されるのも一興です。(2016/03/30 発売)

    レーベル名:Capriccio
    カタログ番号:C5268

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    アイヴズ:ピアノ・ソナタ第2番 /コープランド:ピアノ・ソナタ(ブラックウッド)

    (2011/08/10 発売)

    レーベル名:Cedille
    カタログ番号:CDR90000-005

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    アイヴズ:ピアノ・ソナタ第2番「マサチューセッツ州コンコード」/様々な調べと変奏/天国鉄道(メイヤー)

    アイヴズといえば、前衛的、複雑系といったイメージがあり、彼の音楽にそういった要素がふんだんに含まれていることも事実でしょう。代表作であるこのコンコード・ソナタでも、戦慄を覚えるほど錯綜したパッセージは、いくつも登場します。しかし彼の音楽からは、その複雑さにもかかわらず、こけおどし的な作為性とは対照的な自然さ、単純さを、感じ取ることができるのではないでしょうか。彼の好きな響き、聴きたい音楽を素直に綴った結果がこの音楽なのです。専門的な教育を受けながらも、実業界に入り、一方で作曲を断念したわけでもなく、日曜作曲家として活動を続けたアイヴズが行く「我が道」が、ここにあります。(2004/07/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559127