スクリャービン, アレクサンドル(1872-1915)
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かの名ピアニスト、スヴャストラフ・リヒテルもこよなく愛した、表情豊かな旋律と洗練された独創性を持つスクリャービン(1872-1915)の数々のピアノ曲。彼の初期の作品はショパンやシューマン、チャイコフスキーの影響もありますが、しだいに独自の雰囲気を湛えた神秘的な作風に移行、晩年の作品は哲学的な要素も兼ね備えた神聖な音楽へと変貌していきます。このリ・ソヨンによるピアノ曲集第2集では、比較的初期に書かれたOp.18の「アレグロ」や作品番号を持たない幾つかの1900年以前の作品と、充実した和声を持つ中期のOp.51、Op.56の小品がバランスよく並べられています。ほんの3分に満たない小品に込められた豊かな情感をお楽しみください。 ※日本語帯なし(2016/08/26 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573528 |
大編成の作品を得意とするジョアン・ファレッタとバッファロー・フィルが持てる力を最大限発揮したスクリャービン・アルバム。1901年に完成された「交響曲第2番」は5つの楽章で構成され、フランクを思わせる循環形式を用いています。ワーグナーの《ジークフリート》からの引用や、メシアン作品に通じる部分もあるなど、意欲的かつ先進的なものでしたが、1902年に初演された際は、指揮をしたリャードフのみならず同時代の人々からも理解不能とされ、スクリャービン自身も高い評価を与えませんでした。しかし現代では、初期から中期への転機となる作品として注目されています。「交響曲第4番」は1908年の作品。スクリャービンが神秘主義に転じてから書かれた単一楽章からなるこの曲は「法悦の詩」と題されており、性的な官能と宗教的な歓びの感情を同一視して表現しようとしたもの。オルガン、ハープ、鐘などを含む大編成のオーケストラで奏でられる神秘的な響きが特徴で、圧倒的なクライマックスでの弦のうねりと金管の咆哮が法悦のヴィジョンを音で伝えます。 (2023/02/10 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.574139 |
1971年、南スウェーデン生まれのピアニスト、ペーテル・ヤブロンスキー。五大陸全てで演奏会を行なっており、共演したオーケストラ、指揮者も数知れず。これまでにもプロコフィエフやチャイコフスキーなどロシアのレパートリーを中心に数多くのアルバムをリリース。そのどれもが高く評価されています。彼のONDINEレーベルへの初アルバムは、スクリャービンのマズルカ集。ショパンの影響が垣間見える初期のマズルカから、独自の神秘的な作風による後期のマズルカまで全ての曲が収録されています。作品の多くは♭(フラット)や♯(シャープ)が数多く付された調性で書かれた柔らかい響きを持ち、スクリャービンの個性と音の好みが見て取れるユニークな曲集を、ヤブロンスキーは豊かな表現力と多彩な音色を駆使し見事に弾き切っています。「ピアノの貴公子」と呼ばれたヤブロンスキーの今をお聴きください。(2020/03/27 発売)
レーベル名 | :Ondine |
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カタログ番号 | :ODE1329-2 |
生涯の最後の時期には手を引いてしまったジャンルとはいえ、ショパンの甚大なる影響下より作曲活動を開始したスクリャービンにとり、この巨匠が偉大な足跡を残したマズルカは、自身の音楽性を刻印する大切な場所であったに違いありません。どの曲も青年・スクリャービンの青春の詩とでもいうべき、爽やかな抒情が聴くものの胸を打ちます。ショパン風の色が強いもの(といってもサルマネに非ず!)から、ダイナミックで重厚なロシア風ピアニズムが目立つもの、さらには後年のミステリアスな作品群の予兆を感じさせるものまで、ヴァラエティー豊かな23曲の小宇宙をお楽しみ下さい。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553600 |
「夜」をテーマにしたピアノ作品集。韓国出身でベルリンとニューヨークを中心に活躍するSteinwayオフィシャル・ピアニスト、クララ・ミンのSteinwayレーベルからは2枚目のアルバム。今回は、前作(STNS30045)にも収録したスクリャービンから、メシアン、モーツァルトと時代を広げ、「夜」をテーマにしたコンセプチュアルな内容となっています。夜の様々な側面、夜が創作に与えた影響を見据え、得意とする神秘的な表現で作品を掘り下げています。(2019/05/24 発売)
レーベル名 | :Steinway and Sons |
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カタログ番号 | :Steinway30096 |
ロシアの作曲家スクリャービンと、デンマークの作曲家ランゴー。この二人はどちらも自身の音楽を通して、道を開くことができると信じており、ピアノという楽器はその理想を追求するのにふさわしいものでした。スクリャービンが追求したのは超人思想や神秘的な思考であり、晩年には神秘和音と呼ばれる独自の和声を確立、自身の作品に用いた他、「黒ミサ」など特異なタイトルを持つ謎めいた作品を残しています。ランゴーも神秘的な作品を書くだけでなく、早い時期からトーンクラスターを用いたり、調性音楽の拡張を試みるなど実験的な要素を数多く自作に取り込みました。またタイトルにも不可解なものが多く、生前から謎めいた作曲家として知られていました。このアルバムには、そんな二人の代表的なピアノ曲を収録。なかでもランゴーの「燃焼室」とスクリャービンの「炎に向かって」は音楽上の双子と言えるほどに似通った雰囲気を有しています。(2021/11/12 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.574312 |