アクィナス, トマス(1226-1274)
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大作曲家エルガーの作品でも、これらの合唱曲は、それほど知られていません。しかし、教会オルガニストの父の下で育ったエルガーの、敬虔な祈りに満ちた宗教音楽は、彼の他の名曲に勝るとも劣らない魅力を湛えており、今日でも英国合唱音楽の大切なレパートリーとして残っています。英国屈指の伝統を持つセント・ジョンズ聖歌隊にこそ可能な美しい演奏でまとめてお届けするのが当盤。特に演奏機会が多い作品2としてまとめられた3つのモテットや、無伴奏合唱曲に加えて、大規模なオラトリオからの抜粋と多彩な選曲も魅力です。(2004/09/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557288 |
2024年のブルックナー生誕200年を祝して制作されたアルバム。ブルックナー所縁の地、聖フローリアン(ザンクトフローリアン)修道院の少年合唱団は1071年に設立された長い歴史を誇り、ほぼ全てのコンサートで必ずブルックナーの作品を披露することが知られています。なかでもモテット「Locus iste」は長らく合唱団の秘密の讃歌となった特別な作品です。アルバムには1846年から1896年までブルックナーが大切に使用していた1846年製のベーゼンドルファーを用いて演奏したピアノ曲「回想」の他、合唱団の歌う「詩篇第22番」やモテットをファルンベルガーが伴奏したトラックを収録。また聖フローリアン少年合唱団の出身で、現在はカウンターテナー歌手として活躍するミュールバッハが歌う希少歌曲や、合唱団卒業生たちによるモテット、更には有名なブルックナー・オルガンの演奏も収録された、全てがブルックナーにまつわる1枚です。(2024/03/29 発売)
レーベル名 | :Solo Musica |
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カタログ番号 | :SM450 |
イギリス、アルトリンチャム出身の作曲家カカバーゼ(1955-)。父はグルジア/ロシア人、母はギリシャ/オーストリア人という多文化の家庭に生まれ、5歳でピアノを始め、その後コントラバスを学びます。作曲はロンドンで学び、自身のルーツでもあるギリシャ正教会の聖歌や、中東の音楽に興味を持った彼女、自作にもエキゾチックな雰囲気を取り入れた神秘的な作品を多く書いています。このアルバムでは彼女自身のテキストによるコンサート用の短いカンタータや、レクイエム・ミサ、その他の宗教的作品をケンブリッジ・クレア・カレッジ聖歌隊の同窓生たちが演奏、劇的で力強い作品を聞く事ができます。(2016/10/21 発売)
レーベル名 | :Divine Art |
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カタログ番号 | :DDA25135 |
40代半ばを過ぎたジーリは、生来の柔らかい歌い口に加え、力強さと円熟した充実感も増し、まさしく黄金の声を響かせていました。このCDではカンツォーネなどのポピュラー名曲を多く収録、当時圧倒的な人気だったジーリがいかにイタリア国民を熱狂させていたかを改めて思い起こさせてくれます。また「ジョヴィネッツァ」と「ローマへの讃歌」というファシスト党に利用された歌もジーリ人気を当てこんだもの、大戦前夜の空気を今に伝える貴重な時代の証言でもあります。(2005/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110270 |
世界で最も愛されている「神聖な作品」の幾つかがこのアルバムに収録されています。例えばアレグリのミゼレーレはずっと門外不出でしたがモーツァルトが一度聴いて覚えてしまったというエピソードは有名ですし、バッハの平均律(鍵盤楽器のための一種の練習曲)に、グノーが妙なる旋律を載せて生まれた究極の名曲「アヴェ・マリア」は耳にしたことがない人はいないでしょう。他にも心洗われる名作「天使の糧」や夭折の天才ペルゴレージの「スターバト・マーテル」、混じり気のない美しさを誇るタリスの「汝のほかにわれ望みなし」、美しい旋律のくせに歌われている言葉はかなり悲惨なモーツァルトの「アヴェ・ヴェルム・コルプス」。あまりの美しさに言葉を失います。(2013/01/23 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.578210 |
19世紀は産業革命、技術革命と並行して音楽も発展、多くの作曲家がこれまでの音楽理論のルールから脱却し、自由な作風を模索していきます。このアルバムにはこの時代に活躍した作曲家たちの宗教的な合唱作品を収録。素朴な美しさが魅力のブルックナーの作品をはじめ、オルガン作品が知られるラインベルガー、バッハ時代のコラールを思わせるレーガーの作品、晩年のリストが書いた内省的な「Ave verum corpus」の他、あまり耳にすることのない作曲家の作品まで幅広い選曲が魅力的な1枚です。演奏は1992年3月にデビューして以来、ヨーロッパで絶大な人気を誇る声楽アンサンブル、ジンガー・プア。安定のハーモニーから生まれる澄んだ響きが静謐な音響世界を描いています。(2024/05/24 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC1728 |
指揮者マーカス・クリードと南西ドイツ放送ヴォーカル・アンサンブルによる“世界の歌”シリーズの最新作はフランスの近代合唱曲を集めた1枚です。
1870年に起きた普仏戦争は、フランスからドイツ文化の香りを一掃し「フランス独自の文化を発展させる」ことが国家的な政策になりました。しかし、ワーグナーの半音階技法は19世紀末のフランス国内でも流行しており、調性の緩やかな崩壊から生まれる響きはドビュッシーたち多くの作曲家たちを魅了していました。ドビュッシーは魅力的な和声を更に発展させつつも、同時に脱却も試みており「ペレアスとメリザンド」を経て、印象派音楽へと結実していきました。このアルバムではドビュッシーを始め、プーランク、ミヨー、ジョリヴェ、メシアン、アペルギスの作品が歌われており、色彩豊かなハーモニーを堪能することができます。アルバムで歌っているのは、創立70年以上の歴史を持つ南西ドイツ放送合唱団の選りすぐりのメンバーたちによる「南西ドイツ放送ヴォーカル・アンサンブル」。20人ほどの少人数で結成されており、現代作品を中心に250曲以上のレパートリーを持つ彼らは世界中のコンサートホールで見事なハーモニーを披露しています。これまでにリリースした6枚のアルバムはどれも高く評価され、なかでも「アメリカ」と「フィンランド」は“ドイツ・レコード批評家賞”を受賞するなど、優れた演奏は広く注目を集めています。(2018/10/17 発売)
レーベル名 | :SWR Classic |
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カタログ番号 | :SWR19065CD |