グラズノフ, アレクサンドル・コンスタンティノーヴィチ(1865-1936)
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チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲は、古今東西のあらゆるヴァイオリン協奏曲の中で、最も大衆的な人気を誇る作品ということができるでしょう。親しみやすく覚えやすいメロディー、効果的なオーケストレーション、そして独奏者の名人芸の三拍子が完璧に揃った名曲中の名曲です。「なつかしい土地の思い出」はヴァイオリンとピアノのために書かれましたが、ここではグラズノフ編曲によるオーケストラ版で演奏されています。この曲集の「瞑想曲」は、元来協奏曲の第2楽章として企図されたものですが、こうしてオーケストレーションされてみると、大変に興味深い曲想の親近性がより浮かび上がってきます。(2007/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557690 |
1994年のチャイコフスキー国際コンクールで、アナスタシア・チェボタリョーワと第二位を分け合った(一位なし)韓国系アメリカ人ヴァイオリニスト、ジェニファー・コー。コンクールからほぼ20年を経てリリースされるこのアルバムは、まさに現在の彼女が世界のトップランクの水準にあることを如実に示すものです。数多くの指揮者と共演を重ねている彼女ですが、中でもヴェデルニコフとは長年協力関係にあり、ここでも極めて息のあった演奏を繰り広げています。難曲として知られる《協奏曲》はもちろんのこと、昔ながらのエレガンスと遊び心が融合した《懐かしい土地の思い出》そして珠玉のような小品まで、溢れる情熱に満たされた素晴らしいアルバムです。(2016/10/21 発売)
レーベル名 | :Cedille |
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カタログ番号 | :CDR90000-166 |
第11回チャイコフスキー国際コンクールで第2位となったチェリスト、リー・ウェイ・クィンのソロで聴くロシアを代表する作曲家たちによる美しいチェロ協奏曲集。とはいっても「協奏曲」と名付けられているのはグラズノフの「コンチェルト・バッラータ」1曲のみ。他の作品にはどれもストーリー性のある洒落た名前が与えられています。チャイコフスキーの有名な「ロココの主題による変奏曲」は彼の友人ヴィルヘルム・フィッツェンハーゲンのために作曲された作品。しかしフィッツェンハーゲンが勝手に改変を加えたことで一悶着ありましたが、結局はこの版の方が出来が良かったようで、現在では堂々と「フィッツェンハーゲン版」が演奏されています。他には明るさの中に一抹の悲しみが宿るリムスキー=コルサコフの「セレナード」、カザルスに捧げられたグラズノフの「コンチェルト・バッラータ」などロシアの広大な大地を思わせる重厚で美しい音楽を聴くことができます。(2019/01/25 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573860 |
ドイツに生まれ、1771年にサンクトペテルブルクに赴きエカテリーナ大帝の宮廷に使えた作曲家ティッツ。彼は当時のウィーンで流行していた弦楽四重奏曲の形式をロシアに紹介し、この国での伝統の礎を作った功績でも知られています。そのティッツの作品を冒頭に置き、グラズノフの「ノヴェレッテ」と、第2楽章に美しい「アンダンテ・カンタービレ」が含まれたチャイコフスキーの名曲「弦楽四重奏曲第1番」を組み合わせたこの1枚は、まさに“ロシア音楽の宝探し”。古典派の珍しい作品の紹介に力を注ぐカザル弦楽四重奏団ならではの興味深い選曲です。(2017/02/24 発売)
レーベル名 | :Solo Musica |
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カタログ番号 | :SM241 |