ストラヴィンスキー, イーゴリ(1882-1971)
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とにかく「結婚」はオドロキの作品です! 独唱に合唱、17の打楽器にピアノ4台!という編成だけでビックリですが、その編成から常人の想像を遥かに絶する面白い響きを引き出した、ストラヴィンスキーの天才性にはまさに驚愕です。ロシア語の歌詞を最大限に活かした生命力溢れるリズム、各種楽器の特質と様々な音域による声質を巧み織り込んだオーケストレーションの妙、こんな面白い作品があってよいのか!と思ってしまいます。引き締まった明快な響きで、ドラマティックな盛り上げにも事欠かない「エディプス王」とともに、三大バレエだけではないストラヴィンスキーの、恐るべき守備範囲の広さを見せつけられる思いがします。(2005/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557499 |
古代ギリシャ悲劇の最高傑作の一つに挙げられる『オイディプス王(エディプス王)』を素材にして、ピツェッティ(1880-1968)とストラヴィンスキー(1882-1972)という同時代を生きた二人の作曲家が書いた対照的な作品 を並べた意欲的なコンサートのライヴ録音。 「ソフォクレスの『オイディプス王』への3つの交響的前奏曲」はピツェッティ24歳の作品。ミラノの劇場でのソフォクレス:『オイディプス王』上演のために書かれました。バロック音楽やルネサンス音楽に対して強い関心を持っていたピツェッティが古代ギリシャに思いを馳せて書いた清澄な響きが興味を惹きます。ストラヴィンスキーのオペラ=オラトリオ《エディプス王》は、ジャン・コクトーが『オイディプス王』に依って書いた台本のラテン語訳を用いたナレーション付きの音楽劇。 1927年、バレエ・リュスのパリ公演の一環として作曲家自身の指揮で初演されました。 ここではダニエレ・ガッティの指揮の下、端正なたたずまいと高い緊張感に貫かれた演奏が聴きものです。 (2023/07/28 発売)
レーベル名 | :Dynamic |
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カタログ番号 | :CDS7981 |
近現代音楽の演奏で卓越した解釈が高く評価されるインゴ・メッツマッハーが指揮するストラヴィンスキーの作品集。ジャズや無調、十二音技法などを取り入れたストラヴィンスキー作品の持つ多彩な面を伝えています。1920年作曲の「管楽器のための交響曲」は単一楽章の作品。1918年に他界したクロード・ドビュッシーの追悼として書かれ、随所にロシア民謡の要素が取り入れられています。1957年作曲の『アゴン』はストラヴィンスキー最後のバレエ作品で、部分的に十二音技法が使われており、ジョージ・バランシンが振付け、同年12月1日にニューヨーク・シティ・バレエ団によって初演されました。変奏曲「オルダス・ハクスリーの追悼のために」は、彼の友人で1963年に亡くなったイギリスの作家に捧げられた演奏時間6分ほどの小品です。1965年4月17日にシカゴでロバート・クラフトの指揮するシカゴ交響楽団によって初演され、1966年にニューヨーク・シティ・バレエ団によってバレエとして上演されました。4楽章形式の「交響曲 ハ調」は比較的演奏機会の多い作品です。(2024/09/13 発売)
レーベル名 | :SWR Classic |
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カタログ番号 | :SWR19156CD |
ストラヴィンスキー(1882-1971)晩年の愛弟子であり、シェーンベルクとも親交のあった作曲家、指揮者ロバート・クラフト監修のストラヴィンスキー作品集も、これで第12集となりました。ヴァイオリンとピアノの対照的な音色が楽しめる「協奏的に重奏曲」、亡命先のアメリカでロシアを思い書かれた「2台のピアノのためのソナタ」、ストラヴィンスキーの葬儀の際に演奏された「レクイエム・カンティクルス」、聖書から題材が取られた劇的な「アブラハムとイサク」、ストラヴィンスキーの最も感動的な作品のひとつ「悲歌」。チャイコフスキーの作品の編曲である「青い鳥」と、なんともヴァラエティ豊かな選曲です。器楽曲ももちろん素晴らしいのですが、何と言っても大規模な作品が見事です。(2011/06/15 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557532 |
ハイドン、モーツァルトから続く交響曲という形式を用いつつも、その音色もリズムも全く独自に味付けをこらした「新古典主義」の名曲2曲を中心に収録。戦乱のさなか1938~40年に書きあげられた「交響曲ハ調」の機能的な美しさと、1942~45年に書かれた荒々しいリズムと協奏曲的な面を持つ「3楽章の交響曲」。その曲想の対比と、計算されつくした構造には思わず舌を巻くほかありません。輝かしい名演として知られる2枚の録音からの再編集盤です。(2009/03/25 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557507 |
201112年のシーズン以来、ザグレブ・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を務めているキタエンコ。ロシアのレパートリーを自家薬籠中の物としているキタエンコらしく、ザグレブ・フィルとの最初の録音もストラヴィンスキーが最初に書いた「交響曲 第1番」で決めてきました。この曲はストラヴィンスキーがリムスキー=コルサコフの下で修業時代を過ごしていた時期(1905年頃)に書かれた曲で、チャイコフスキーやグラズノフの影響が強く感じられる壮大で美しい曲想を持っています。若書きの作品とは言え、オーケストラの性能と響きがフルに生かされており、キタエンコは冒頭の金管の咆哮を含め、抒情的な第3楽章、賑やかな終楽章など曲全体をたっぷりと鳴らしています。余白に収録された2つの「小管弦楽のための組曲」は、もともとピアノ連弾曲をオーケストラ用に編曲したもの。どちらも様々な舞曲が取り混ぜられており、キタエンコは各々の曲の性格を強調し、短いながらも聴き応えたっぷりに仕上げています。(2018/04/27 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC1888 |