オンスロウ, ジョルジュ(1784-1853)
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イングランドの貴族を父に持つも(父方の祖父が伯爵だった)、諸事情で…父親が当時禁じられていた同性愛の疑惑を受けたため亡命していた…フランスに生まれたオンスロウ(1784-1853)。基礎教育はロンドンで受け、クラーマーやドゥシェクから音楽を学びます。その後パリにもどり、1792年にはメユールのオペラを観て強い影響を受けました。作曲はパリで高名であったライハに師事、ここで数多くの室内楽作品を作曲し名を揚げます。ここに収録された3つのチェロ・ソナタは1820年に完成され、翌年パリで出版されたもの。よくベートーヴェンのソナタと比較されるほどの高い完成度を持ち、古典的な形式の中に魅力的な音が仕込まれています。優美さと力強さを兼ね備え、モダンな風貌も持つ精巧な作品です。(2013/03/20 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572830 |
このアルバムはオンスロウ(1784?-1853)のピアノ三重奏曲全集の締めくくりとなります。オンスロウはフランスの作曲家とされていますが、作品は当時のドイツ風の味わいを持つため、メンデルスゾーンやシューマンが高く評価していました。古典派とロマン派の過渡的な様式を持ち、端正さと劇的な表現力をバランス良く持ち合わせています。曲によっては、驚くほど半音階的なメロディが見られたり、となかなか興味深い作品が多く存在します。第7 番の三重奏曲 Op.20 は1822 年に作曲されましたが、とても技巧的であり、またロマンティックな第1 楽章のアレグロ・エネルジーコを聴いてみると、当時の彼が完全に自由な作風と形式を得たことが分かるのではないでしょうか。(2011/08/10 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777232-2 |
イングランドの貴族を父に持つフランスの作曲家オンスロウ。古典派とロマン派の過渡期に活躍し、シューマンやメンデルスゾーンに認められ「フランスのベートーヴェン」と呼ばれドイツでも人気を博しました(狩猟時の事故で聴力を失ったことも、その呼び名の由来の一つでしょうか)。多くの作品を残していますがとりわけ室内楽に名作が多く、ここに収録されているピアノ三重奏曲も才知にたけたもので、特にOp.27はオーベルニュの民謡を取り入れた華やかなピアノ・パートがとても魅力的な作品です。(2007/11/14 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777230-2 |
オーケストラの中でも「地味な存在」と見做されてしまう楽器「ヴィオラ」。ソロ楽器として扱われることはほとんどなく、また響きもヴァイオリンとチェロの中間を担う役割であり、どうしても埋没してしまいがちです。20世紀になってヒンデミットを筆頭に、バルトーク、ウォルトンたちがヴィオラのための作品を書いたことでようやく注目を浴びるようになりました。しかし、19世紀にヴィオラのための名作がなかったわけではありません。15歳のメンデルスゾーンが書いた美しい「ヴィオラ・ソナタ」をはじめ、オンスロウのエレガントなチェロ・ソナタ(ヴィオラ用に編曲)、シンプルで落ち着いた旋律が魅力のカリヴォダの「夜想曲」。これら3曲はヴィオラの持つ音色の特性を活かした素晴らしい作品です。演奏しているのは、オーストラリアと日本の血をひくヴィオラ奏者戸川ひより。2014年に開催されたブラームス国際コンクールに入賞した逸材です。(2018/01/26 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573730 |