クライスラー, フリッツ(1875-1962)
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(2009/09/16 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.578003-04 |
1900年頃のヨーロッパにおける文化の中心は「fin-de-siecle=世紀末」のウィーンと、「Belle Epoque=良き時代」のパリでした。パリのセーヌ川沿岸のサロンでは、毎夜、中産階級(ブルジョワジー)の人々が絵画と文学についての討論を行いながら、美しい音楽に耳を傾けたのです。作曲家たちは耳当たりの良い小品を作り、時に応じて演奏家たちが状況に合わせて編曲を行うことで、その場の雰囲気にふさわしい作品へと練り上げていったのでした。このアルバムでは、それらの曲を演奏することで、当時のサロンを再現しています。思い入れたっぷりの旋律を奏でるヴァイオリンの調べをお楽しみください。(2019/11/15 発売)
レーベル名 | :Gramola Records |
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カタログ番号 | :Gramola98951 |
【なんと!コパチンスカヤが歌う「月に憑かれたピエロ」登場!】異才のヴァイオリニストとして不動の地位を築いたといえるパトリツィア・コパチンスカヤ。彼女がヴァイオリンではなく歌でソロをとり、派手なピエロの衣装を着てベルリン・フィルハーモニーほか欧米各国で公演した「月に憑かれたピエロ」が、遂にCDで登場します。このシェーンベルクの問題作は、5人の奏者による室内アンサンブルと、「語るように歌う」シュプレヒゲザング(あるいはシュプレヒシュティンメ)と呼ばれるソロのために書かれおり、現在はソプラノ歌手がソリストを務めることが多く、演奏至難なことで知られています。コパチンスカヤのアプローチは、歌うことよりも演劇的にダイナミックな表情を付けて語ることに主眼が置かれており、これは、この作品を委嘱し初演したアルベルティーネ・ツェーメが歌手ではなく女優であったことを踏まえると、彼女なりに原点を追求した形と言えるかもしれません。時に叫び声に近い激しい表現を加えながらも、コパチンスカヤが持つ音楽的な下地がその芸術性をしっかりと支えており、彼女の、そして作品の新たな魅力を堪能することの出来る素晴らしい出来栄えとなっています。そのほかの作品では、コパチンスカヤはいつも通りヴァイオリンで参加しており、シェーンベルクが「私的演奏協会」のために編曲したのち、「ピエロ」に近い編成で再編曲した版の「皇帝円舞曲」などを収録しています。(2021/04/09 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA722 |
名ヴィオラ奏者タベア・ツィマーマンのMYRIOSレーベルにおける6枚目のアルバムは19世紀の作曲家たちの、現在ではほぼ忘れられてしまった作品を集めた1枚です。冒頭のハンス・ジットは、今では名前も知られていませんが、ボヘミア出身のヴァイオリニスト、作曲家で、グリーグの「ノルウェー舞曲集」の管弦楽版を作った人で、当時は大変な人気を博していました。野心的な作風でなかったためか、時代の波にのまれてしまいましたが、こうして改めて聴いてみると本当に良い曲です。他の作品も、どれもロマンティックで美しいもの。タベアに改めて命を吹き込まれたこれらの作品、長く愛されていくことでしょう。(2015/04/22 発売)
レーベル名 | :Myrios Classics |
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カタログ番号 | :MYR014 |
2020年の始めから世界を襲った新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)。ヴァイオリニストのエレナ・ユリオステと、ピアニスト・作曲家であるトム・ポスターは彼らの創造的なエネルギーをこの「THE JUKEBOX ALBUM」に投影しました。当初は、抑圧された毎日の憂さを晴らすために"ジュークボックス"というレトロな言葉にインスパイアされた短い映像を作成するのが目的でしたが、いつしか大きなプロジェクトになり、世界中のリスナーの想像力を刺激するべく小道具や追加の楽曲が追加され、誰もが楽しめるアルバムに仕上がりました。そしてこのアルバムはロイヤル・フィルハーモニック協会の「インスピレーション賞」を受賞、英国を中心に大きな話題となっています。(2021/10/29 発売)
レーベル名 | :Orchid Classics |
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カタログ番号 | :ORC100173 |
「永遠の少女のような美声」を持ったエリーザベト・シューマン。美声のみならず、苦労をみじんも感じさせないコロラトゥーラなどの技巧や弱声の絹糸のような伸びやかさ、それらを駆使した歌唱は、今なおドイツリート・オペラ・オペレッタの領域における至高の財産といえるでしょう。とりわけこのCDに収録されている多数のオペレッタでは、彼女もリラックスした状態でのびのびと歌い上げており、その軽やかさと洒脱さ、そして愛らしさと、彼女の魅力を余すことなくとらえています。トラック最後の「わが夢の都ウィーン」は数ある録音のうち、もっともコケティッシュで味わいのある歌唱と言っても過言ではないでしょう。(2007/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111100 |
1992年生まれのヴァイオリニスト、アルブレヒト・メンツェルのデビュー盤です。彼は4歳でヴァイオリンを始め、13歳でドレスデンの音楽祭にソロ・デビュー。その後ウィーン音楽院でジュリアン・ラクリンとボリス・クシュニールに師事します。多くの国際コンクールに入賞を果たし、2011年のメンデルスゾーン音楽祭ではクルト・マズアの指揮でライプツィヒ交響楽団とともにヴァイオリン協奏曲を演奏、聴衆を魅了しました。このデビュー盤では、シューマンの晩年に書かれた2つのヴァイオリン・ソナタと、パガニーニを凌ぐ名手であったエルンストの2つの作品を演奏。シューマンでは抑制された表情の中に潜む情熱を描き出し、またエルンストでは華麗な技巧と溢れる歌心を表出。確かに「すごい才能だ」と思わせるだけの迫力を備えた若手の出現に胸躍ります。伴奏はこちらも名手アミール・カッツ。"熟考"の言葉がふさわしい1枚です。(2015/01/28 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC764 |
18世紀の終わりから19世紀にかけて、ヴァイオリンの演奏技法は格段に進歩しました。もちろんタルティーニ、ロカテッリ、そしてパガニーニといった巨匠たちの存在なしには、この進歩はなかったでしょう。このアルバムではそんな彼らの技巧的な作品をチョイスして収録しました。夢の中で演奏法を悪魔から示唆されたというタルティーニの「悪魔のトリル」、パガニーニの「魔女たちの踊り」といったタイトルからもわかる通り、「これらの作品は人間には到底演奏できない」と思わせるだけの技巧が全編に駆使されています。もちろんファンフォーニの演奏は「悪魔を凌駕するほどの」完成度を持っています。また、パガニーニの「祈りのソナタ」は通常演奏される版ではなく、一切の省略なしの完全版での演奏です。そしてこの曲をパガニーニ自身が使用した楽器で演奏するという夢のような企画。もちろんこの版での演奏は世界初録音となります。(2016/04/27 発売)
レーベル名 | :Dynamic |
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カタログ番号 | :CDS7749 |