Home > CD & DVD > Comporsers

 CD & DVD/BD



バックス, アーノルド(1883-1953)

Search results:40 件 見つかりました。

  • 詳細

    バックス:クラリネット・ソナタ集/ピアノ三重奏曲/1楽章の三重奏曲(グールド・ピアノ・トリオ)

    バックスは、管弦楽のための作品の知名度が先行していますが、室内楽も珠玉の作品の宝庫です。本盤は、特にクラリネットが登場する作品に焦点が当てられていますが、そのいずれもが大変な傑作と申せましょう。円熟期に書かれたニ長調のソナタは、クラリネットらしい美音の特質を活かし切っており、中でも第1楽章の冒頭主題の蕩けそうなまでの美しさには脱帽です。もう1曲のホ長調のソナタも、まだ作曲者の学生時代、18才の頃の作品であるにもかかわらず、すでに恐るべき完成度を見せています。このソナタを含めた、初期作品3曲は世界初録音になりますが、全くすごいお宝が眠っていたものです!(2006/07/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557698

  • 詳細

    バックス:弦楽四重奏曲第1番、第2番(マッジーニ四重奏団)

    バックスはオーケストラ作曲家として高名ですが、その筆致は他のジャンルでも冴え渡り、室内楽曲の牙城ともいうべき弦楽四重奏曲ももちろん例外ではありません。彼ならではの旋律の美しさ、和声の色彩と陰影の豊かさはいわずもがな、いかにも室内楽曲らしい線的な書法と、大オーケストラに伍するが如くの厚みのある表現とが最良のバランスで同居しており、演奏は相当に難しいといえますが、その効果の程は満点です。もちろん両曲では基調となるムードには違いがありますが、それぞれ第1楽章ではシンフォニックな充実ぶり、第2楽章では歌いに歌う表情の豊かさ、第3楽章では活気溢れる舞曲的・あるいは民俗的な要素が特に光っています。(2002/01/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.555282

  • 詳細

    バックス:弦楽四重奏曲第3番/弦楽五重奏のための叙情的間奏曲(マッジーニ四重奏団)

    弦楽四重奏曲第3番は作曲者50歳過ぎ、脂の乗り切った頃の作品で、冒頭から異様な気合が飛び散り、全4楽章で35分を超える本格的力作ですが、アイルランドの自然が発想の源にあります。録音が非常に少ないのでナクソス価格で聴けるチャンス!更にお薦めしたいのがカップリングのチャーミングな2曲。「叙情的間奏曲」は題名通り、叙情で直球勝負、その美しさに聴き惚れてしまいます。バックスがまだ学生の頃の6は、冒頭の旋律が余りにも親しみやすくて涙モノ。これもまた、作曲者のアイルランドへの強い憧れの産物。昨今流行りのケルト風味の癒しに通じるものがあります。(2003/02/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.555953

  • 詳細

    バックス:交響曲第1番/交響詩「妖精の丘に」/交響詩「ファンドの園」(ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管/ロイド=ジョーンズ)

    20世紀前半の英国音楽界を彩ったバックス、ナクソスによる交響曲シリーズのスタートです。2曲の交響詩を作曲した頃のバックスは、ドビュッシーやラヴェルの影響が濃厚な作風をとり、風景画のような音楽を作っていましたが、1920年頃に作風が一変、交響曲第1番がその証しです。音楽の厳しさは北欧の音楽を連想させるようでもあり、大管弦楽が放つ色彩感はマーラーのようでもあり、冒頭からもわかるように時折顔を出す俗っぽさはクラシック音楽の頂点「交響曲」からは遠いようでもあり・・・。戦争、父の死、結婚の失敗などが反映されて、どこか不安定な曲想も印象的です。とにかくお試し下さい。(1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.553525

  • 詳細

    バックス:交響曲第2番/交響詩「11月の森」(ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管/ロイド=ジョーンズ)

    交響詩「11月の森」(寂しい、彼の決して明るくなかった歩みを反映するのような音詩)のように、初期はドビュッシーあたりの影響が明らかな印象派風の音楽を書いていたバックスですが、交響曲第1、2番で彼の個性を確立したのです。遠い地響きのような神秘的サウンドで始まる第2番は、大管弦楽(オルガンも使用)の色彩感を武器に、ドラマティックで北欧、特にフィンランドの音楽を想起させるような厳しい作品に仕上がりました。両端楽章におけるオーケストラの咆哮は、近現代管弦楽曲ファンなら必聴です。録音の点でも優秀盤です。(1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554093

  • 詳細

    バックス:交響曲第3番/管弦楽のための自然詩「幸福の森」(ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管/ロイド=ジョーンズ)

    なんと神秘的・幻想的なムードに満ちた曲なのでしょうか! バックスの交響曲第3番は大編成のオーケストラを用いながらも、それをいたずらに咆哮させることよりも、最大でも八分の力に止め、霧がかかったような夢幻の響きの世界を現出させています。口ずさみたくなるようなメロディーにはあまりお目にかからないので、最初は少しとっつきにkさがあるかもしれませんが、身を浸していくうちにいつのまにか虜になってしまうような、不思議な魅力に溢れた音楽です。特に全曲が静かに幕を閉じていくエピローグの部分の美しさはため息の出るほどで、この曲の筆が執られた北部スコットランドの光景が眼前に浮かんでくるかのようです。(2000/04/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.553608

  • 詳細

    バックス:交響曲第4番/自然交響詩「ニンフォレプト」/(ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管/ロイド=ジョーンズ)

    壮大さと渋味が不思議に同居する交響曲第4番は、三管編成にハープ、チェレスタ、さらにオルガン!を加えた巨大なオーケストラによって、作曲者の海への憧憬を描き出す作品で、特に両端楽章のクライマックスにおける物量いいような美しさも、随所から聴き取ることができます。併録の2作品も同様に、大オーケストラを駆使した絢爛たる絵巻物で、例えば「ニンフォレプト」に聴く夜明けの描写など、ラヴェルの「ダフニスとクロエ」の同趣向の部分に、決して引けを取りません。大編成オーケストラファンは必聴!(2002/06/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.555343

  • 詳細

    バックス:交響曲第5番(ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管/ロイド=ジョーンズ)

    当盤を一度通して聴いただけでは、時折ブラスの咆哮に耳を奪われるものの、全体的には何だかさっぱりわからないかもしれません。でもそこで止めないで下さい!反復鑑賞するうちに複雑なテクスチャーが徐々にわかってきて、気がついてみると作品の虜になる。バックスの「第5番」はそんなタイプ、北方の表現に拘る作曲者の真骨頂と言える個性作です。この曲を献呈されたシベリウスの同番号の交響曲が好きな貴方なら特に、バックスも聴きましょう!4は「第5番」の前年に書かれた音詩で似た雰囲気、組合せの相性は最高です。演奏の出来栄えが、これまた出色です。(2000/08/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554509

  • 詳細

    バックス:交響曲第6番/交響詩「黄昏に」(ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管/ロイド=ジョーンズ)

    バックスの交響曲第6番は、そのインパクトのある勇壮な第1楽章の開始部分から、聴くものの耳を釘付けにします。その後の展開も素晴らしく、力強さと繊細さを兼ね備えたオーケストレーションの見事さは、充実を極めているとさえいえるでしょう。その後も、第2楽章中ほどでの民族色豊かな響きや、緩急緩の独特の構成をとる第3楽章での圧倒的クライマックスなどと、次から次へと豊かな楽想があらわれ、その無尽蔵さには驚かされます。併録の2つの小品は特にリリカルな表現に優れ、「黄昏に」での蕩けるように甘美な表現など、まさにオーケストラによる一編の詩といった感があります。(2003/05/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557144

  • 詳細

    バックス:交響曲第7番/交響詩「ティンタジェル城」(ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管/ロイド=ジョーンズ)

    ティンタジェルとは、ブックレット表紙の絵にあるように、海辺の切り立った崖の上にあるお城の名前ですが、この何とも雄大な風景と、この城に関連するともいわれるアーサー王伝説、トリスタン伝説といった壮大なストーリーは、バックスのイマジネーションに火をつけたようです。15分弱のほどよい長さに、卓越したオーケストレーションの手腕が発揮され、例を見ないほどドラマチックな展開が詰め込まれています。バックス作品の入門編としても最適といえましょう。一方、彼の最後の交響曲である第7番は、円熟、豊麗の極みというべき充実振りです。終楽章が変奏曲の形式によっていることも注目されます。(2004/01/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557145