~日本パデレフスキ協会公式CD~
2018年11月11日、ポーランドは独立回復100周年を迎えます。これを記念しナクソス・ジャパンでは日本パデレフスキ協会の協力のもと、ポーランドを独立に導いたパトリオットであり、世界的なピアニストとしても活躍したイグナツィ・ヤン・パデレフスキの作曲家としての功績を称えるアルバムを企画いたしました。
2019年は日本・ポーランド国交樹立100周年のアニヴァーサリー・イヤーとなり、ここに収録された曲もショパンの系譜を受け継ぐ作品として、今までに以上に演奏される機会が増えるでしょう。
ピアニストとして世界的な名声を獲得、圧倒的な人気とカリスマ性で新生ポーランドを独立に導き、初代首相となったパデレフスキ。ショパン演奏を分かりやすく解説した楽譜「パデレフスキ版」の編集者、愛らしいピアノ曲「メヌエット」の作曲者としても知られます。
ショパン生誕から50年後、1860年(マーラーと同年)に生まれたパデレフスキの作風は、ロマンの香りを湛えた詩情豊かなもの。当アルバムに収録された2曲の「ミセラニア」の可憐な美しさは一度聴いたら忘れられません。一方、3楽章構成の「ピアノ・ソナタ」はドラマティックな進行と憂愁漂う曲想とが印象的な本格的作品で、演奏には高度な技術が求められます。
日本を代表するピアニストであり日本パデレフスキ協会会長でもある横山幸雄と、将来を嘱望される2人の若手、黒木雪音、藤田真央が演奏しているのも大きな魅力です。
横山幸雄(Tr.1, 3-8)/黒木雪音(Tr.10-12)/藤田真央(Tr.2, 9, 13)