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New Releases - 2019年07月 発売タイトル

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    サンマルティーニ:チェンバロ・ソナタ集(ヘーゲル)

    イタリアの音楽一家に生まれ(父、兄も音楽家)、生涯のほとんどをミラノで過ごし、いくつかの教会でオルガニストを務めたジョヴァンニ・バティスタ・サンマルティーニ。多くの宗教作品を書く一方で、演奏会のための交響曲を作曲、交響曲作曲家の先駆者としても讃えられています。その作品が他の国で人気を博したため、グルックを始めとした多くの生徒が彼のもとを訪れ教えを受けたことで、彼の名声は一層高まることとなりました。当時としては長寿に恵まれ、数多くの作品を残しましたが、鍵盤(オルガン、もしくはチェンバロ)のための作品は比較的少なく、40曲ほどが残存しています。作曲年代の違いもあり、前期と後期では様式がかなり違いますが、このアルバムに収録されているのは後期の作品であり、当時のバロック様式から古典様式へと推移するギャラント様式(複雑な対位法を用いることなく、旋律と伴奏がわかりやすく示される)で書かれた楽しいものです。演奏しているヘーガーは現在ミラノ音楽院で後進の指導にあたりながら、ソリスト、アンサンブル奏者として多面的な活動をしています。このアルバムの曲順は作曲年代ではなく、ヘーガーが最もふさわしいと考える順番で演奏されています。(2019/07/26 発売)

    レーベル名:Dynamic
    カタログ番号:CDS7841

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    マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」(ヴルガリドゥ/オジー/ヴィッラーリ/チェッコーニ/ツィリオ/フィオレンティーノ・マッジオ・ムジカーレ合唱団&管弦楽団/ガッリ)

    美しい「間奏曲」で知られる歌劇《カヴァレリア・ルスティカーナ》。イタリア南部のシチリア島のある村での2組の男女の愛のもつれから起きる凄惨な(実際にあった事件が元になった)物語が、重厚な音楽と迫力ある歌唱で描かれた、20世紀初頭に流行した「ヴェリズモ(人々の生々しい生活や、暴力的場面を描写するなど、直接的な感情表現に重きを置くリアリズム運動)・オペラの代表作として知られています。サントゥッツァを歌うブルガリドゥの堂々とした歌唱を始め、粒ぞろいの歌手たちの熱唱が繰り広げられる中、トゥリッドゥ役のヴィラーリの情熱的な声が物語全体を引き締めています。2007年、弱冠27歳で第53回プッチーニ・フェスティヴァルの《トスカ》を指揮し注目を浴びた、指揮者ガッリが紡ぎ出すフィレンツェ五月音楽祭管弦楽団の美しい音も聴きどころ。(2019/07/26 発売)

    レーベル名:Dynamic
    カタログ番号:CDS7843

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    シューマン:6つの間奏曲/ピアノ・ソナタ第1番(メランドリ)

    1832年に作曲された「間奏曲」Op.4で、以前ジャン・パウルの文学に触発され作曲した「蝶々」Op.2と同じ手法を取ることを試みたシューマン。「蝶々」では夢想家のヴァルトと情熱家のヴルトという対照的な2人の兄弟の性格を音で表現しようしましたが、今作では更にそれを発展させ、刻々と移り変わる気分や、数多くの引用を用いたシューマンの夢見がちな性格が良く表れた作品が完成しました。そして、2人の対照的な性格を音楽で表すという考え方はシューマンを強く魅了し、架空の団体「ダヴィッド同盟」に登場する「フロレスタン」と「オイゼビウス」が生まれました。明るく積極的なフロレスタン、冷静で内省的なオイゼビウスと異なる性格を持つ2人ですが、どちらもシューマン自身の内面を表しているとされています。同じ年に着想されたピアノ・ソナタOp.11の初版には「フロレスタンとオイゼビウスによるピアノ・ソナタ、クララに捧ぐ」と記されており、この頃のシューマンのあらゆる趣向が盛り込まれた意欲的な作品として愛奏されています。この録音ではシューマンが活躍していた時代のピアノを用い、19世紀初頭の雰囲気を伝えます。 (2019/07/26 発売)

    レーベル名:Dynamic
    カタログ番号:CDS7842