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New Releases - 2020年10月 発売タイトル

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  • リュリ:歌劇「ジョルジュ・ダンダン」/歌劇「ヴェルサイユの洞窟」(アンサンブル・マルグリット・ルイーズ/ジャリ)

    【ヴェルサイユで再現される、17世紀の華麗な音絵巻】17世紀フランス宮廷で宮廷楽長として絶大な地位を誇ったリュリによる、モリエールとキノーという17世紀屈指の劇作家たちの演劇2作に添えられた音楽を中心としたアルバム。いずれも演劇として物語が進行する合間にリュリの音楽が挟まれていくという趣向で、そのための音楽部分のみを収録しています。演奏機会もそれほど多いとは言えない貴重な作品を、初演時の王室とゆかりの深いヴェルサイユ宮殿で制作されたフランス古楽器勢による新録音で聴けるのは貴重です。《ヴェルサイユの洞窟》は、宮殿内にある人工洞窟にまつわるお話で、台本はリュリと組んで多くの傑作を生んだ詩人フィリップ・キノー、《ジョルジュ・ダンダン》は成り上がりものの主人公が、頭は切れるが浮気者の若妻にさんざん振り回されるという喜劇で、台本は人気作家のモリエール。彼は初演時に自ら主人公ダンダン氏役で舞台にあがり、劇中に挿入された牧歌劇を歌う歌手たちと共演しました。《プシュケ》からの景気の良い音楽も取り混ぜて、ガエタン・ジャリ率いるマルグリット・ルイーズによる華麗極まりない演奏でお楽しみいただけます。録音も、豪華絢爛な装飾で知られるヴェルサイユ宮殿内の「十字軍の間」で行われたものです。(2020/10/09 発売)

    レーベル名:Château de Versailles Spectacles
    カタログ番号:CVS027

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    20世紀のポーランド室内楽曲集 - シマノフスキ/パツェヴィチ/パヌフニク(フーベルマン・デュオ/フーベルマン・ピアノ三重奏団)

    ポーランドの室内楽作品集。19世紀から20世紀にかけてポーランドの音楽を開花させた功労者であるシマノフスキ、彼のヴァイオリン・ソナタOp.9は活動の初期である22歳頃に書かれ、批評家をはじめ、聴衆にもすぐに受け入れられました。パヌフニクはパリやウィーンの音楽院で学び、1957年から59年にバーミンガム市交響楽団の音楽監督を務めイギリスで市民権を取得。Op.1は初期の作品で、彼の全作品中、唯一のOp番号がついたもので、ここには1977年の作曲家自身による改訂版を収録。モダニズム、ロマンチシズムだけではなくジャズの要素も感じられます。バツェヴィチは、ヴァイオリニスト、ピアニストとして活躍し、ポーランドの女性作曲家として最初に名を成した人物。ヴァイオリン・ソナタ第4番は「現代のブラームス」と評される彼女の代表作です。ポーランドのチェンストホーヴァを本拠地として活動するフーベルマン・トリオとそのメンバーによるデュオの演奏です。(2020/10/09 発売)

    レーベル名:Divine Art
    カタログ番号:DDA25206

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    青い海~メシアン、ゴートン、シマノフスキのピアノ作品集(チャドウィック)

    メシアンやシュトックハウゼンのエキスパートであるピアニスト、チャドウィック。このアルバムでは幼少時より鳥の歌声に尋常ならぬ興味を示したというメシアンの「鳥のカタログ」から3曲と、チャドウィックとも親交があるイギリスの作曲家ゴートンのモダンな作品「オンディーヌ」、難曲として知られるシマノフスキの「ピアノ・ソナタ第3番」を表現力豊かに演奏。曲間とアルバムの最後にはヴァイオリニスト、スケアヴェズとレヴィの鳥の歌を思わせる即興演奏が置かれており、印象派から近現代に連なる音楽で、光、色彩、山々や海辺などへの旅のイメージを想起させます。(2020/10/09 発売)

    レーベル名:Divine Art
    カタログ番号:DDA25209

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    J.S. バッハ:ゴルトベルクヘンソウキョク BWV 988 (J. ケフラーによる管弦楽編)(グレン・グールド・スクールのメンバー/ロイヤル・アカデミー・オブ・ミュージック・ソロイスツ・アンサンブル/ピノック)

    【ピノックが”振る”、「ゴルトベルク変奏曲」室内オーケストラ版】今や「ピノックのオケ」の感があるロンドンのロイヤル・アカデミー・オブ・ミュージック・ソロイスツ・アンサンブルとの最新盤は、従来のマーラーやブルックナーの交響曲など大編成作品を「凝縮して切り詰める」路線とは逆に、バッハの鍵盤作品を室内オケに「肉付けして拡張した」もの。編曲者のユゼフ・コフレル(1896-1944)はストルィー(当時はオーストラリア=ハンガリー帝国領、現在はウクライナ領)に生まれ、ウィーンでワインガルトナーらに学び、後にポーランドで十二音技法の先駆的作曲家として活動しましたが、1941年にナチスに捉えられ、1944年に家族と共にホロコーストの犠牲となったとみられています。この編曲はヘルマン・シェルヘンの遺品の中から1994年になって発見されました。チェンバロ奏者としてバッハの原曲を録音しているピノックは、この編曲にコフレルからバッハに対する心からの敬意と愛情を感じたと言います。目指したのは、バロック風ではなく編曲当時の中欧の様式での演奏。合宿とウィグモア・ホールでのコンサートを経て臨んだ若き演奏家たちは、生き生きしたリズムに乗って明晰な対位法の綾を織りあげています。編曲当時の中欧にはナチスの軍靴が響き、コフレルにも悲劇的な運命が訪れるのですが、その予感を感じさせない晴朗な響きは実に楽しい聴きものであり、それと知って聞けば不思議な感慨を残すことでしょう。(2020/10/09 発売)

    レーベル名:Linn Records
    カタログ番号:CKD609

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    ハンマーシュミット:ああ、イエスは死なん(ヴォクス・ルミニス/クレマティス/ムニエ)

    【シュッツ後のドイツで一世を風靡したハンマーシュミットの真価を問う】ボヘミア生まれながらフライベルクで学び、ツィッタウでオルガニストとして活躍したドイツ・ザクセン地方の作曲家ハンマーシュミット。作曲家としての名声は絶大で、ドイツ三十年戦争の頃から室内楽や声楽など数多くの作品集が出版され、ポスト=シュッツ世代のドイツ中部で最も成功した作曲家のひとりでした。本人の歿後、音楽の世間的な好みが大きく変わった18世紀にもハンマーシュミットの教会音楽はドイツ各地で根強く愛され、そのことについての後続世代の音楽家たちの驚嘆の声も残っています。その作風はシュッツがヴェネツィアからドイツに持ち込んだコンチェルタート様式を継承したもので、各声部、クワイアが金管楽器と共に掛け合い、たいへん華やかです。シュッツ、ケルル、フックスなどドイツ語圏の17世紀作品の解釈できわめて高い評価を博してきた少数精鋭の古楽声楽集団ヴォクス・ルミニスは、作品の真価を問う素晴らしい演奏を披露、当時の名声をありありと思い起こさせてくれます。弦楽パートにはステファニー・ド・ファイー率いるクレマチスが参加。ヴォクス・ルミニスの先行盤となるバッハの先祖たちの作品集(RIC401・国内仕様NYCX-10068)と同じく、17世紀ドイツでは必ずしも広まっていなかったチェロを使わず、ヴィオローネ(コントラバスの前身)とドゥルツィアン(ルネサンス・ファゴット)だけが鍵盤と通奏低音を支える編成も効果的で、青年バッハにつながる17世紀ザクセンの音楽を生々しく追憶させる演奏内容になっています。(2020/10/09 発売)

    レーベル名:Ricercar
    カタログ番号:RIC418

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    偉大なる映画音楽集 2 (フィルハーモニア・プロムナード管/サザーランド)

    スコットランド生まれのアレンジャー兼指揮者イアン・サザーランド&フィルハーモニック・プロムナード管弦楽団による、楽しい映画音楽集の第2集。美しくドラマティックなオーケストラ・サウンドが、聴き手をハリウッドの黄金時代へと誘います。映画音楽の分野でも有名なコルンゴルトや、クルト・ワイル、ガーシュウィンやポーターから、ジョン・ウィリアムズにモーリス・ジャール、そしてモリコーネの作品までを網羅。『新スタートレック』や『007は二度死ぬ』から、モーツァルトの「ピアノ協奏曲第21番」が印象的に使われた『みじかくも美しく燃え』などの名画からセレクトされています。もちろんイギリスのレーベルらしく、シェイクスピアの『リチャード三世』と『ヘンリー五世』のウォルトン作曲のエキサイティングなテーマも収録。(2020/10/09 発売)

    レーベル名:SOMM Recordings
    カタログ番号:ARIADNE5009

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    プロコフィエフ:ヴァイオリンとピアノのための作品集(プロコフィエフ作品の編曲集)(カルニッツ/チャプリーナ)

    プロコフィエフのメロディは歌うような資質をもつことから、昔からヴァイオリニストたちがこぞって彼の作品を編曲、演奏してきました。このアルバムには、プロコフィエフのピアノ作品から編曲したピアノとヴァイオリンのための37作品が収録されています。この中にはミルシテインやハイフェッツなど偉大なヴァイオリニストたちによる優れた編曲作品も含まれており、とりわけハイフェッツの「3つのオレンジへの恋」のアレンジは、コンサートのアンコール・ピースとしてもよく知られています。また、初録音となるプーシキンの詩劇「ボリス・ゴドノフ」や、クレオパトラを描いた「エジプトの夜」のアレンジは貴重です。(2020/10/09 発売)

    レーベル名:Toccata Classics
    カタログ番号:TOCC0135

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    ミアロヴィチ:ピアノ作品集(ルーベンスタイン)

    1920年代から30年代にパリで活動した芸術家の一群、“エコール・ド・パリ”の一員だったルーマニア出身のミアロヴィチのピアノ作品集。1898年ブカレストで生まれ、1919年から亡くなる1985年までをパリで過ごし、エネスクに見出されダンディらに師事しました。彼の妻で、近代フランス作品で高い評価を得たピアニストのモニク・アースは、ミアロヴィチの作品を数多く初演し、ここに収録されている重要な作品「リチェルカーリOp.46」も彼女に献呈されました。このアルバムでは、ベルリン在住のアメリカ人ピアニストのルーベンシュタインが、フランス風の洒脱な風情と東欧の伝統音楽、新古典主義の明晰な対位法などがブレンドされたミアロヴィチのピアノ曲を情熱的に演奏しています。(2020/10/09 発売)

    レーベル名:Toccata Classics
    カタログ番号:TOCC0376

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    ルオフ:オルガン作品全集 1 (レヘトラ)

    1957年にシュトゥットガルトで生まれ、国立シュトゥットガルト大学で教授や学部長を務めたルオッフは、メシアン以降、オルガン音楽へ大きな貢献を果たしている重要な作曲家の一人。日本政府の奨学金で東京藝術大学に留学して学んだ経歴を持っています。彼の音楽はフランスの大聖堂の伝統を受け継ぐラングレー、デュプレやギユーと、ドイツのレーガーなどの音楽で使われた対位法や理論を融合させたような作風です。宗教的なものに刺激を受け、聖書の物語を現代のシンフォニック・オルガンの資質を存分に活かして作曲しており、 旧約聖書の中で最もドラマティックな場面のいくつかを、自由奔放なエネルギーで表現しています。フィンランド出身のレヘトラが、フィンランドの重要な建築としても有名なトゥルク大聖堂のオルガンを演奏しています。(2020/10/09 発売)

    レーベル名:Toccata Classics
    カタログ番号:TOCC0567

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    セントパリ:チューバ協奏曲/3つの舞曲/ラプソディ(セントパリ/セペシ/ジュール・シンフォニック・バンド/マロシ)

    ハンガリー出身の作曲家で演奏家のセントパリの3つの協奏的作品を収録したアルバム。超絶技巧を要する《テューバ協奏曲》では、作曲家自身がソリストとして登場。《ラプソディ》は、クラリネット、サクソフォンとスモーキーな音色が楽しいハンガリーの民族楽器、タロガトーのための作品です。タロガトーとはオーボエに似た外観を持つリード楽器で、サクソフォンに通じる野性的な音色を持っています。そして《3つの舞曲》では、セントパリがバス・サクソルン(テューバに似たアドルフ・サックス考案の金管楽器)を担当。3作品に共通するのはバルトークにも影響を与えた民俗音楽の伝統と、吹奏楽特有の強い打音的な響きであり、ここに、圧巻のソロ・パフォーマンスが加わります。(2020/10/09 発売)

    レーベル名:Toccata Classics
    カタログ番号:TOCC0568