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New Releases - 2021年09月 発売タイトル

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    ヴォイルシュ:オルガン作品全集(フォルスバッハ)

    1860年、オーストリア領シレジア(現在はチェコ共和国オパヴァ)のトロッパウで生まれたフェリックス・ヴォイルシュ。ドレスデンとハンブルクで学び、オルガン奏者として活躍しながら、独学で作曲を学び、7曲の交響曲をはじめ、歌劇や室内楽、声楽曲など多岐にわたる作品を残しました。20世紀初頭に頭角を現したストラヴィンスキーやシェーンベルク、ヒンデミットらの作品を高く評価していたというヴォイルシュですが、彼自身はブラームスと、バッハを含むバロックやルネサンスの作品から影響を受けており、音楽の革新にはあまり熱心ではなかったようで、亡くなるまで後期ロマン派の精神に則った調性感のある作品を書き続けました。このオルガン作品集は、そんな彼の美点がもっとも生かされており、バッハをルーツとする精緻な対位法と、レーガーを思わせる複雑な和声、そしてブラームス由来の仄暗くロマンティックな雰囲気が満ちる神秘的で美しい音楽が収録されています。華やかな祝祭前奏曲にはじまり、伝統的なコラール旋律が網の目のように張り巡らされた対位法の中から浮かびあがる「10のコラール前奏曲」、そしておなじみの「怒りの日」の旋律が様々な姿に変容していくパッサカリア、どれも圧巻の音色を誇ります。(2021/09/10 発売)

    レーベル名:Toccata Classics
    カタログ番号:TOCC0120

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    イェンゼン:ピアノ作品集 2 (エリクセン)

    ドイツの作曲家アドルフ・イェンゼンは、フランツ・リストに注目された才能あるピアニスト。同時に音楽教師としてロシアからドイツで活躍、作曲家としてはシューマンの後継者と目されるなど、多彩な活動をしたことで知られます。100曲を超える歌曲と、サロン風の甘い雰囲気を持つ何曲かのピアノ曲が有名ですが、このシリーズでは甘いだけではない、イェンゼンの様々なピアノ曲を楽しむことができます。この第2集に収録されている「ピアノ・ソナタ嬰ヘ短調」もシューマンを思わせる本格的な作品であり、イェンゼンが単なるサロン音楽の作曲家ではないことを物語っています。多彩な曲調を持ち、華麗な技巧が駆使された「謝肉祭の情景」第2巻も聴きごたえのある作品です。演奏するエールリング・ラグナル・エリクセンは最近までスタヴァンゲル大学の舞台芸術学部、ピアノ科の教授を務めており、TOCCATA CLASSICSからは3枚のアルバムをリリースした他、NAXOSレーベルからはグリーグ、シンディング歌曲集の伴奏を務め、2000年にはグリーグ賞を受賞した北欧音楽のオーソリティです。(2021/09/10 発売)

    レーベル名:Toccata Classics
    カタログ番号:TOCC0274

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    センター:器楽と室内楽作品集 2 - 弦楽四重奏曲全集(フェイェシュ四重奏団)

    スコットランド北東部のアバディーンに生まれた作曲家ロナルド・センター。ピアノをジュリアン・ロセッティ、オルガンをウィラン・スウェインソンに学びました。1943年にハントリーに移住、一生をこの地で過ごします。1944年以降、声楽家の妻モリソンのために数多くの作品を書く他、ピアニストとしても活躍、彼の作品はBBCで「スコットランドの現代作曲家」シリーズとして放送され高い評価を得ました。しばしば「スコットランドのバルトーク」と評される彼の作品は、確かにエネルギッシュですが、バルトークだけでなく、ブゾーニ、ドビュッシーら同時代の他の作曲家からも影響を受けているようです。このアルバムに収録された3曲の弦楽四重奏曲は、円熟期の作品であり、不協和音を多用しながらも、聴きやすさも備えています。ゆったりとした旋律で始まる第1番は、スコットランド民謡をルーツに持つ躍動的な第2楽章がとりわけ魅力的。やはりゆったりとした旋律で始まる第2番もいたるところにスコットランド民謡の影響がみられます。7つの楽章で構成された第3番は無調と調性の間を揺れ動きながら、強烈な音楽を織り上げていきます。第2番と第3番は世界初録音です。スコットランドを拠点とするフェイェシュ四重奏団の演奏で。(2021/09/10 発売)

    レーベル名:Toccata Classics
    カタログ番号:TOCC0533

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    リャードフ:合唱作品全集(ロシア音楽院室内合唱団/ニキフォルチン)

    交響詩「魔法にかけられた湖」や「キキモラ」など、ロシア民話に由来する重厚なオーケストラ作品や、ショパンの伝統を受け継ぐロマンティックなピアノ作品で知られるリャードフ。彼はまた数多くの合唱作品も遺しています。その多くは、宗教的作品、民謡編曲、オリジナル曲の3つに分類されますが、どれも精緻な職人技に支えられた美しさを備えています。このアルバムに収録されている作品の多くはロシア民謡によるものですが、素朴な旋律が、低音を生かした見事なアカペラ合唱作品に仕上がっています。そしてアルバムには、ハルモニウムの4手連弾を伴奏とする「アヴェ・マリス・ステラ」や2台ピアノ8手連弾を伴う「スラヴァ(栄光の意)」など珍しい形態で書かれた作品も含まれており、リャードフの創意工夫が窺えます。ロシア音楽院室内合唱団は、2016年にイヴァン・ニキフォルチンによって設立されたアンサンブル。ロシア音楽ア院室内管弦楽団とともに、20世紀と21世紀に書かれたロシア音楽をレパートリーの中心に据え、幅広く活動しています。(2021/09/10 発売)

    レーベル名:Toccata Classics
    カタログ番号:TOCC0614