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New Releases - 2022年06月 発売タイトル

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    エリザベス朝時代のオルガン音楽~グスタフ・レオンハルト初期秘蔵音源復刻~

    【巨匠レオンハルト幻の初期音源がCD化!巧まざる若き才人の技量が十全に】古楽器演奏の歴史に大きな貢献を果たした鍵盤楽器奏者グスタフ・レオンハルト(1928-2012)。2022年1月に歿後10年を迎えたこの 巨匠は早くからレコード録音にも取り組み、半世紀に及ぶ録音歴を通じて膨大な量の音源を残しています。初期録音も多くは DHMやTeldec/Warner、Vanguard ClassicsなどのレーベルからCD化され、深い味わいに満ちた後年の演奏にも通じる作品解釈の確かさ、入念な選曲からうかがわれる音楽学的慧眼で世界中の人々を驚かせてきました。しかし今回、彼の高弟の一人でもあるチェ ンバロ奏者スキップ・センペのレーベルParadizoで復刻されたこの1962年のオルガン録音は、これまでのどの復刻企画にも収録がなく、今回がCD初発売となります。また11曲の収録作品のうちおよそ8曲が、その後再録音されることがなかったレパートリー。プログラムは17世紀の重要写本『フィッツウィリアム・ヴァージナル・ブック』の収録作を中心に、ルネサンス~初期バロックの英国鍵盤曲を厳選(一部は当時編纂が進められていた現代譜『ムジカ・ブリタニカ』を使用)。早くからヨーロッパの古楽器演奏に敏感な反応を見せたボストンの古楽関係者たちの尽力で、同市Cambridge Recordsが制作したレコードの一つであり、演奏にはレオンハルトの母国オランダのズヴォレ聖ミヒャエル教会に残る貴重なシュニットガー・オルガンが使われています。残念ながらマスター・テープが失われており、状態の良いLPレコードからの復刻となっておりますが、その不利を全く感じさせない音質。ごく自然な佇まいで各曲の魅力を引き出してゆく若きレオンハルトの名演が、教会内陣の気配までよく伝えるエンジニアリングで収録されており、Paradizoの丁寧なレストア作業とマスタリングでその機微に触れることができる喜びは計り知れません。当時の古楽復興事情や師の思い出を伝えるセンペの長大なライナーノート(英・仏語)も興味深く貴重な内容です。(2022/06/24 発売)

    レーベル名:Paradizo
    カタログ番号:PA0019

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    ブーランジェ/ショーソン/オネゲル/R. シュトラウス:ソプラノのための作品集(ゲーマン)

    ハノーファーでチリ出身の家族に生まれ、近年ドイツの歌劇場で活躍が目覚ましいソプラノ、ヨゼフィーネ・ゲーマンのデビュー・アルバムは、女性の力とその復権をコンセプトとしたアルバムになっています。きっかけはゲーマンが目にした美術館のポストカードで、 そこに描かれていたフリーダ・カーロやポーラ・モーダーソン=ベッカーらの自画像を通して、さまざまな女性の自己表現のあり方に気付きました。ゲーマンはこのアルバムを4つの展示室を持つ美術館に例え、聖書における処女性を表現した「Vierge」、神秘的な歌声で人を惑わす「水の精」、主人公となった女性たち、シェイクスピアのオフィーリアのイメージ...と順にめぐってゆきます。アルバムの最後は神戸に生まれヨーロッパを拠点に活動する吉田文の作品で締めくくられています。(2022/06/24 発売)

    レーベル名:Solo Musica
    カタログ番号:SM380

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    エーベルル:弦楽四重奏曲集 Op. 13, Nos. 1-3 (カザル四重奏団)

    アルバム「ベートーヴェンの世界 1799-1851」(SM283)の録音を進める際、モーツァルトの弟子であったアントン・エーベルルの作品に出会ったというカザル四重奏団のメンバーたち。このアルバムではその作品を取り上げ、当時ベートーヴェンを上回る評価を得るも、絶頂期に病によって不意に人生に幕を降ろしたエーベルルの真価を探っていきます。この3曲の四重奏曲は1801年に書かれたもので、ウィーン古典派の様式に基づきながら、初期ロマン派への移行を感じさせる革新的な作品です。カザル四重奏団はグラミー賞に3度ノミネートされたほか、ECHO KLASSIK、DIAPASON d'Orをはじめとした音楽誌で数々の賞を受賞した古典派作品を得意とする弦楽四重奏団です。(2022/06/24 発売)

    レーベル名:Solo Musica
    カタログ番号:SM391

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    J.S. バッハ:オルガン作品集(橋野沙綾)

    コンサートピアニスト、オルガニスト、チェンバロ奏者として、多様なレパートリーを持つ橋野沙綾がJ.S.バッハのオルガン作品を演奏した1枚。「さまざまな手法による18のライプツィヒ・コラール集」からのコラール前奏曲をはじめとした名作が選ばれています。この録音はドイツのオルガン製作者ルーカス・フィッシャーが製作した18ストップを持つオルガンを使用、柔らかい音色が特徴です。橋野沙綾は札幌出身、東京藝術大学で学びジュネーヴ音楽院で更なる研鑽を積んだ鍵盤奏者。現在ジュネーヴのサン=ジェルマン教会のオルガニストを務める他、スイス・ロマンド管弦楽団、ジュネーヴ室内管弦楽団など名だたるオーケストラと共演、またトランペット奏者の神代修とアルバム「gentle stream」を発表するなど、幅広い活動を行っています。(2022/06/24 発売)

    レーベル名:Solo Musica
    カタログ番号:SM395

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    ユオン:シルエット第2集/ヴィオラ・ソナタ集第1番、第2番/トリオ・ミニアチュール(ヴェンドリース/ピカイゼン/デイヴィッド)

    1872年、スイス人の両親のもとにモスクワで生まれたパウル・ユオン。モスクワ音楽院では作曲と音楽理論をアントン・アレンスキーおよびセルゲイ・タネーエフに師事し、その後ベルリンに留学。ヴォルデマール・バルギールのもとで研鑽を積みました。同郷のラフマニノフから「ロシアのブラームス」と呼ばれるほど初期の作品からはドイツ・ロマン派の影響が感じられますが、少しずつ複雑なリズムや旋法を用いた作風に移行、作品は難解になっていきます。このアルバムにはヴィオラを伴う作品を収録。渋く深い音色を生かしたこれらの作品からは、確かにブラームス風の響きも感じられますが、作曲年代に20年以上の隔たりがある2つのヴィオラ・ソナタからは、ユオンの作風の変遷が窺えます。ヴィオラを弾くヴェンドリエスはコロラド交響楽団の首席奏者を務めたほか、1986年から1995年までオーロラ四重奏団のメンバーとして、ニューヨーク、ロンドン、東京でリサイタルを行ったことがあるヴェテラン奏者。現在は教育者として後進の指導に熱心にあたっています。(2022/06/24 発売)

    レーベル名:Toccata Classics
    カタログ番号:TOCC0389

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    シェルプ:室内楽作品集 2 (レティ/コック=バシリウ/モレッティ/クナーク/ジダーノフ/イシャイ)

    20世紀ドイツの知られざる作曲家の一人、ヨーゼフ・シェルプ。シェルプはもともと「リストの弟子」として活躍した才能あるピアニストであり、フライブルク音楽院の教師としても活躍、第二次世界大戦中には作曲家としての名声も勝ち得ていましたが、1942年に爆撃によってそれまで書いた作品のほとんどが消失してしまいました。しかし戦後に不屈の精神で立ち直り、ヒンデミットを思わせる新古典的な作品や、バルトーク風の力強い曲を次々発表、82歳で亡くなるまでその創作意欲が衰えることはなく、150近くの作品を書き上げています。今回収録された世界初録音となる4つの室内楽曲は、作曲家の息子アルベルトが、未録音の父の作品を集め編集したもの。どの曲からもフランス印象派の影響が感じられるとともに、シェルプの巧みな対位法が生かされており、作品からは自由なエネルギーと楽しい雰囲気が溢れています。(2022/06/24 発売)

    レーベル名:Toccata Classics
    カタログ番号:TOCC0548

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    ノヴァーク:管弦楽作品集 1 (ヴェヴェルカ/ライノホヴァー/シンゼロヴァー/ズナメナーチュコヴァー/アンサンブル・オペラ・ディヴェルサ/タルドノヴァー)

    モラヴィア出身の作曲家ヤン・ノヴァークの作品集。1947年から48年までアメリカでマルティヌーの下で学び、1950年代から映画音楽やアニメの音楽などを数多く書き上げ人気を博しましたが、チェコの共産主義体制に反発し、1968年にデンマークに移り、イタリアを経てドイツに移住。亡くなるまでドナウ川南岸のバイエルン州ノイウルムで過ごしました。またヤヌス・ノヴァークのペンネームで詩人としても活躍、ラテン語による詩が知られています。このアルバムには、アメリカでマルティヌーに学んだ経験をもとに書き上げた「ピアノと弦楽オーケストラのための協奏曲」、マルティヌーの「オーボエ協奏曲」の3年前に仕上げられた「オーボエと室内オーケストラのための協奏曲」、モラヴィア民謡の素材が多く盛り込まれた「Concentus biiugis」の3作品が収録されています。(2022/06/24 発売)

    レーベル名:Toccata Classics
    カタログ番号:TOCC0551

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    ルオフ:オルガン作品全集 3 (レヘトラ/トゥオミサロ/アコスタ/コムライネン/ユロネン/コントリ=グスタフソン)

    1957年シュトゥットガルト生まれのアクセル・ルオッフは、国立シュトゥットガルト大学で教授や学部長を務め、オルガン音楽へ大きな貢献を果たしている重要な作曲家の一人です。聖書のドラマティックな場面のいくつかを、自由奔放なエネルギーで表現するルオッフですが、このオルガン作品集の第3集では、オルガンは室内楽のデュオ・パートナーとしての役割を担っており、どれもがシンフォニックなスケールを持つ室内楽として作曲されています。この5作の力強いデュオ作品の間には、重厚なコラール前奏曲が置かれており、フィンランドの名奏者ヤン・レヘトラが見事な演奏を聴かせます。(2022/06/24 発売)

    レーベル名:Toccata Classics
    カタログ番号:TOCC0610

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    J.S. バッハ:管弦楽組曲第1番 - 第4番(アンサンブル・マスク/フォルタン)

    【俊英オリヴィエ・フォルタンと名手たちが解き明かす、管弦楽組曲が生まれたときの姿】カナダ出身のチェンバロ奏者オリヴィエ・フォルタンほか、世界各地の有名古楽器アンサンブルで活躍する名手たちが集ったアンサンブル・マスク。来日公演で日本での知名度も上がっている彼らは、それぞれの高い技術と音楽性、そして極小編成での親密なコミュニケーションを生かし、作品本来の姿を明らかにするパフォーマンスで定評があります。ここでもバッハの名曲、管弦楽組曲を各パート1人の編成で収録していますが、それだけではなく、現在知られている形の原型とされる、弦楽とオーボエを中心とした編成を再現してみせました。中でも特徴的なのは通常フルートの独奏が入る組曲第2番で、調を全音下げてイ短調としたうえでオーボエが独奏を受け持ちます。フルートの重要レパートリーとなっている「バディネリ」も、もちろんオーボエが演奏。さらに、通常トランペットとティンパニが入る華麗な第3番は弦楽器のみ、同じく第4番では3本のオーボエが加わります。いずれも、バッハが本来構想したであろう形であることも興味深いですが、通常と全く違う響きが味わえることにまず興味を惹かれるアルバムと言えそうです。(2022/06/17 発売)

    レーベル名:Alpha
    カタログ番号:ALPHA832

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    ホヴァネス:ピアノ作品集 2 (ポンピーリ)

    アルメニア系アメリカの作曲家アラン・ホヴァネス。20世紀アメリカを代表する作曲家の一人であり、ヨーロッパの前衛芸術を避け、アルメニアやインド、東洋の音楽要素を採り入れた作品を数多く残しました。このピアノ作品集第2集には、詩人・神秘家であるフランシスコ・ベーコンに捧げられた「ヘルメスの星」を始め、ギリシャ系アメリカ人ピアニストに捧げられた、コーカサス地方オセチン(オセチア)の民謡をモティーフにした舞曲「オセチアの旋律による幻想曲」、複雑な音型でありながら魅惑的な旋律に満たされたピアノ・ソナタ「アークトゥルス(夜空に輝く星「うしかい座α」)への旅」、彼が好んだ日本の題材を用いた「小町」、アルバムの最後に置かれた「ギリシャ・ラプソディ」など、民謡などのさまざまな素材を練り上げ、新しいものへと昇華させたホヴァネスならではの作品が収録されています。第1集(CDS-7701)に引き続き、ホヴァネス作品の良き理解者として知られるピアニスト、アレッサンドラ・ポンピーリは、世界初録音を含む彼の神秘的な音楽をじっくりと聴かせます。(2022/06/17 発売)

    レーベル名:Dynamic
    カタログ番号:CDS7946