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New Releases - 2024年05月 発売タイトル

Search results:55 件 見つかりました。

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    ラファエル前派時代のチェロ作品集(ブラッドバリー)

    19世紀イギリスで興った芸術運動「ラファエル前派」の時代に生まれ、20世紀前半に活躍した英国のチェリスト、ベアトリス・ハリスン (1892-1965)と彼女を取り巻く作曲家たちへのオマージュ・アルバム。ディーリアス、エルガー作品を得意としたハリスンは、1924年5月19日、自宅の庭でナイチンゲールの歌と合わせた演奏がBBCラジオによってライヴ放送され100万人以上のリスナーを魅了したことで広く知られるようになりました。その放送100年を記念して製作されたこのアルバムでは、ハリスンが学んだフーゴ・ベッカーの作品と、フランクフルトの教師イヴァン・クノルの作品、そしてクノルの元で学んだThe Frankfurt Gangと呼ばれる作曲家たちの作品を紹介しています。アルバムには世界初録音の10曲が含まれており、その中にはハリスンのお気に入りだったクィルター編曲の「L'Amour de moy」など未出版作品や、彼女のアーカイヴに残されていた未発見の作品も含まれるほか、ハリスン生誕100年記念の演奏会で、ジュリアン・ロイド・ウェバーが披露したスコットの「Pastoral and Reel」もされています。イングリッシュ・ナショナル・オペラ、ロンドン・シンフォニエッタ、ロンドン交響楽団、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団などと共演経験のあるチェリスト、エイドリアン・ブラッドバリーの演奏で。(2024/05/17 発売)

    レーベル名:SOMM Recordings
    カタログ番号:SOMMCD0685

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    ドッジソン:合唱作品集(太陽のカンティクル)(ソノーロ/ビックネル/ヒギンズ/フェリス)

    「不思議の国のアリス」の作者、ルイス・キャロル(本名チャールズ・ラトウィッジ・ドッジソン)の遠縁にあたる作曲家スティーブン・ドッジソン。生誕100周年を記念して製作されたこのアルバムには、全て世界初録音となる合唱作品が収録されています。どの作品も彼の言葉に対する繊細な感覚が生かされており、フルートと合唱による「メアリー・コールリッジの4つの詩」や、彼の晩年の合唱作品の一つ「太陽のカンティクル」、そのほか彼の初期の作品を英国の室内合唱団ソノーロが巧みなアンサンブルで聴かせます。(2024/05/17 発売)

    レーベル名:SOMM Recordings
    カタログ番号:SOMMCD0686

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    ヘンデル/ラフマニノフ/オーウズ:ピアノ作品集(サーラム)

    2022年に開催されたアレクシス・グレゴリー・ヴァンドーム賞国際ピアノ・コンクールの優勝者、コルクマズ・ジャン・サーラムのリサイタル・アルバム。1999年アンカラに生まれ、7歳から地元で音楽教育を受けたサーラムは、クリーヴランド音楽大学に留学、アントニオ・ポンパ=バルディとセルゲイ・ババヤンに師事した後、ジュリアード音楽院で学士号を取得。アメリカ、ヨーロッパの各地でリサイタルを行うとともに、多数の音楽祭に出演し好評を博しています。このアルバムではヘンデル、ラフマニノフの作品と、トルコの現代作曲家オーユズの作品を演奏。「音楽の中に安らぎを見つける」というサーラムの想いが反映された1枚です。(2024/05/17 発売)

    レーベル名:Sono Luminus
    カタログ番号:DSL-92272

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    エギルソン/パールソン:Skjálfti (サウンド・トラック)(エギルソン/パールソン/ヒルヴ/ヨンスドッティル)

    2021年にアイスランドで製作された映画「Skjalfti 振動」。ある母親が発作に襲われたのち抑圧された記憶が蘇り、自身の過去と真の人間関係を探っていくという謎めいたストーリーに、エギルソンとパールソンがつけたサウンドトラックを独立させ、更に発展させ収録したアルバム。ソプラノとチェロのアコースティックな音色を包み込むエレクトロニクスの響きが幻想的な雰囲気を作り出しています。(2024/05/17 発売)

    レーベル名:Sono Luminus
    カタログ番号:SLE-70032

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    クーラ:独唱のための歌曲全集 1 (ラッティラ/コズロフスキ)

    酒宴での諍いのあげくわずか34歳の若さで命を落としたフィンランドの若き作曲家トイヴォ・クーラ。彼はシベリウスに作曲を学ぶかたわらパリに留学、1907年、24歳で発表したヴァイオリン・ソナタが注目を浴びた後は、数多くの歌曲とピアノ曲を発表。その将来を嘱望されていたために、彼の早すぎた死はフィンランド音楽界にとって計り知れない損失となってしまいました。そんなクーラの独唱のための歌曲全集は全2集が予定されており、第1集には、陽気で素朴な味わいを持つ「南オストロボニアの12の民謡」など民謡素材を用いた曲や、16歳の時の作品「Ut min vag i varlden gar」などの27曲が収録されています。彼の歌曲はフィンランド語の独特な抑揚、アクセントに合わせ書かれおり、シベリウス・アカデミーで学んだソプラノ歌手イェンニ・ラッティラは言葉の持つ美しさを最大に生かし、全てを表現力豊かに歌い上げています。(2024/05/17 発売)

    レーベル名:Toccata Classics
    カタログ番号:TOCC0719

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    ガードナー:オルガン作品全集 1 (ウィンペニー)

    イギリスの作曲家ジョン・ガードナーのオルガン作品集。10代から作品を発表するも、第二次世界大戦の終結を新たな出発点とみなし作品番号を1から付け直し、以降数多くの作品を発表しました。ルネサンス、バロック、ジャズを愛した彼の作品には基本的に調性感があり、 高い完成度を持つことで知られます。このアルバムには彼のオルガン作品を収録。英国の伝統的な讃歌を用いた作品や変奏曲などの興味深い作品に加え、ブルックナーの主題を用い、見事な対位法を駆使して書かれたフーガも聴くことができます。アルバムには原曲となったブルックナーの短い「ペルク前奏曲」も収録。ガードナーが素朴な原曲をどのように発展させたかも知ることができます。NAXOSをはじめ、数々のレーベルへの録音で知られるトム・ウィンペニーの演奏で。(2024/05/17 発売)

    レーベル名:Toccata Classics
    カタログ番号:TOCC0724

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    クヴァラス:器楽、室内楽と歌曲集 1 (ケニアリー/バーカン/グリーン)

    メルボルンを拠点に活躍するリンダ・クヴァラスの作品を系統的にリリースするシリーズの第1集。彼女は現在、メルボルン大学の音楽院でオーストラリアの音楽とジェンダー問題を研究、発表した著書ではいくつかの出版賞を受賞しています。また、若い頃にはパンクとニュー・ウェイヴに傾倒したという彼女らしい、ジャンルの融合を目指した作品も高く評価されています。このアルバムにはフランツ・リストとフランス印象派の作品から影響を受けたピアノ曲や、新型コロナウィルス感染症におけるパンデミックが人々に与えた影響を追求したというサクソフォンとピアノのための「夜の小品集」、彼女の研究対象でもある女性問題にまつわる歌曲集の全4作品を収録。シリーズを通じてピアニストのコーディ・グリーンの選曲でクヴァラス作品の紹介をしていきます。(2024/05/17 発売)

    レーベル名:Toccata Classics
    カタログ番号:TOCC0729

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    ガルシア・アラルコン:歌劇「シチリアの恋」(レイテ/フローレス/フェルニーク/コンタルド/ベッロット/カペラ・メディテラネア/ガルシア・アラルコン)

    【バロック期の作品を厳選、精彩に富んだ全く新しいオペラとして組み直したアラルコンの新境地】オペラや宗教曲などバロック期の声楽作品、とりわけイタリアやスペインの17世紀音楽に抜群の適性を示してきた古楽指揮者レオナルド・ガルシア・アラルコンが新たに臨んだのは、17~18世紀の作曲家たちが残した知られざる声楽曲を再構成して一編のオペラに仕立て上げるという新作パスティッチョの試み。スペインやオスマン帝国など大国に翻弄されてきた南イタリアやマルタに手稿譜などで残る楽曲を入念に並べ直し、昔日のシチリアを舞台に繰り広げられる起伏豊かな恋と裏切りの物語を織り上げます。アリアや重唱などがレチタティーヴォを交えて進行する展開は、さながら17世紀に実際に書かれた2幕物のオペラのような自然さ。地中海のパッションを感じさせるスペインやナポリ王国の作曲家たちの音楽は、アラルコンと深い信頼で結ばれたフローレス、レイテ、コタルドら名古楽歌手たちの美声と敏腕古楽器奏者たちによって、鮮明かつ生々しい息吹で蘇ります。器楽陣もアルゼンチン・タンゴと古楽の融合を実現した異才キート・ガート(撥弦&打楽器)、アラルコンとの共演も多い多芸なバロック・ヴァイオリン奏者ド・ファイーらをはじめ強者揃い。ダイナミズムにも細やかさにも事欠かないアラルコン随一のバロック解釈をじっくりお楽しみください。(2024/05/10 発売)

    レーベル名:Alpha
    カタログ番号:ALPHA1037

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    フローラン・シュミット:サロメの悲劇(オリジナル版)/悲歌(フランクフルト放送響/アルティノグル)

    【アルティノグルとフランクフルト放送響の名手たちが色彩豊かに描き上げる『サロメの悲劇』】コンサートのみならずオペラでも世界的に高い評価を得ているアラン・アルティノグル(アルティノグリュ)と、彼が2021年から首席指揮者を務めるフランクフルト放送交響楽団とのアルバム第2弾。フローラン・シュミットの人気曲『サロメの悲劇』は、1907年に黙劇の付随音楽として小管弦楽のために書かれ、その後バレエ・リュスの依頼を受け大編成の管弦楽によるバレエ音楽として1913年に改作上演されました。1907年版は管楽器10パート(Fl&Picc、Cl、Ob、Eh、Fg、Tp、2Hr、2Tb)と打楽器3名、弦五部とハープという編成で、小さなオーケストラ・ピットに対応する人数で演奏することも可能ですが、今回の演奏では弦楽器だけでも30人以上を導入しており、大編成版に劣らないシンフォニックな解釈で聴き応え十分。高い演奏技術で知られるフランクフルト放送響の妙技を通じ、作品の持つ美しさと躍動、そして大きなクライマックスを十二分に楽しむことが出来ます。チェロとピアノのために1899年から1903年の間に書かれた「悲歌」は、30歳前後の感性で瑞々しく書かれた美しい小品ですが、ここでは管弦楽に熟練した1911年に作曲者自ら編曲した版で聴くことが出来ます。(2024/05/10 発売)

    レーベル名:Alpha
    カタログ番号:ALPHA941

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    J.S. バッハ:パルティータ第1番 - 第6番(ヘルムヒェン)

    【現代ピアノの名手が、作品への誠実さを貫き辿り着いた楽器での充実解釈】ドイツの最前線を代表するピアニストの一人マルティン・ヘルムヒェン。これまでも協奏曲の録音でフィリップ・ヘレヴェッヘ(メンデルスゾーン/Pentatone)やアンドルー・パロット(ベートーヴェン/ALPHA)など古楽器畑出身の指揮者たちと共演していますが、今回バッハ作品の録音に初めて臨むにあたって選んだ楽器は、タンジェント・ピアノ。18世紀中盤以降ドイツ西部を中心に普及した、打鍵時にタンジェント(タンゲンテ)と呼ばれる小片が弦を打つ構造の鍵盤楽器です。チェンバロと違い打鍵のニュアンスを音に反映できる点はバッハも好んだクラヴィコードに似ており、普及した時代こそバッハの活躍期より遅く分布地域もやや異なるものの「チェンバロでも現代ピアノでも辿り着き得ないバッハ作品の一面に触れられる」と語るヘルムヒェン(詳細はライナーノートの本人コメント〔独・英・仏語〕を参照)。現代ピアノを通じての彼ならではの誠実な解釈姿勢そのままに、バッハの想定していた音作りの真意に迫る機微豊かな演奏の魅力を、ヘルムヒェンの録音の多くを手掛けガーディナーのバッハ教会カンタータ録音群(SDG)などでも実績のあるトーンマイスター、ゼバスティアン・シュタインの丁寧な仕事が隅々まで隈なく伝えます。(2024/05/10 発売)

    レーベル名:Alpha
    カタログ番号:ALPHA994