フィーヴェク, マティアス
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作曲家アグリコラ(1720-1774)の名前は、現在ほとんど忘れられてしまっていますが、フリードリヒ・グラウンと同世代の作曲家であり、当時はとても人気のある人でした。史実に残っていることとしては、1763年2月にプロイセン王国とオーストリアの間で結ばれた「七年戦争」の講和条約…フベロトゥスブルク条約のあとに、それまでオペラ上演が禁じられていたベルリン国立歌劇場の再開公演で、グラウンの「メーロベ」を指揮したことでしょうか。グラウンから大きな影響を受けていたアグリコラの心の中は察する他ありませんが、結局、音楽界の中心は彼に移ることはなくそのまま埋もれてしまいました。このクリスマスのための音楽は、静かで敬虔な雰囲気を有した荘厳なもの。バッハのクリスマス・オラトリオに先立つ祝典的な雰囲気を持った隠れた名作です。(2014/11/26 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777921-2 |
バロック後期のドイツで活躍した作曲家エルンスト・ヴィルヘルム・ヴォルフのクリスマスのためのカンタータ集。幼い頃からチェンバロ演奏に秀でていた彼は、アイゼナハとゴータのギムナジウムで当時名を馳せていたカール・フィリップ・エマヌエル・バッハとカール・ハインリヒ・グラウンの音楽に初めて触れたことで作曲家として開眼。とりわけC.P.E.バッハの作品に魅了され大きな影響を受けました。バッハもヴォルフの作品を高く評価し、以降二人はよい関係を結んでいます。イェーナ大学在学中に数多くの作品を作曲、大学卒業後はワイマールの宮廷音楽家になり、1772年にはカペルマイスターに昇進しました。この4曲のカンタータは、バロック期から古典派への橋渡しを担うにふさわしい端正な作風によるもので、J.S.バッハ以降のプロテスタント教会音楽の質の高さを証明するものと言えるでしょう。前作となるヴォルフの受難オラトリオ(777999)で見事な解釈を披露したミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズとケルン・アカデミーが、独唱者たちとともにクリスマスを迎える喜びを高らかに歌い上げます。(2022/10/28 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555524-2 |
ゲオルク・ゲベルのクリスマス・カンタータ、第2集です。こちらはクリスマスの直後の日曜日、および元旦に歌われるための2曲のカンタータが収録されています。cpoからは第1集(777610-2)の他、いくつかの作品がリリースされていて好評を博していますが、この初録音のカンタータもファンにとっては嬉しい贈り物となることでしょう。 ( 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777611-2 |
1 ( 発売)
レーベル名 | :同時代の作曲家と比較しても、類を見ないほどの巧みな対位法を使い、また当時としては新しいメロディとハーモニーを用いた壮大な作品です。最先端の作風を愛しつつも、44歳という年齢で亡くなってしまったこの作曲家、もう少し長生きしていれば、また違った音楽を書いていたに違いありません。 |
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カタログ番号 | :2011.12.14 |
ゲオルク・ゲベルは、同名のオルガニストを父に持ち、若き頃から才能を嘱望されていた音楽家でした。しかし死後はほとんど忘れられてしまいました。幸い、彼が書いた多くの作品はチューリンゲン州のルードルシュタットに保存されており、これから少しずつ音にされていくものと思われます。複雑な対位法、そして調和のとれた作風は、同時代の作曲家とは一線を画したものであり、当時どれほど称賛されたかがよくわかることでしょう。cpoレーベルからは、ヨハネ受難曲(999894-2)と、クリスマス&新年オラトリオ(999993-2)がリリースされており、とりわけ「ヨハネ受難曲」のほのぼのとした明るい雰囲気は、当時の受難曲のまた違った面を垣間見せてくれると、高く評価されています。(2010/12/15 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777610-2 |
バッハのクリスマス・オラトリオBWV248がカンタータ6曲の連作であるように、クリスマスにちなんだテレマンのカンタータ5作をつなぎ合わせることによって「クリスマス・オラトリオ」を構成するという試みです。発案者はライニッシェ・カントライとダス・クライネ・コンツェルトの指揮者ヘルマン・マックス。ドイツ・バロック音楽の大ベテランならではの楽しいアルバムです。声楽陣は各パート1人、器楽は弦が3/3/2/1/1という室内楽に近い編成で、木管のあたたかな彩りとトランペットの華やいだ響きがクリスマス気分を盛り立てます。(2024/01/26 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555605-2 |
昨年、マグデブルクで行われた「テレマン音楽祭」において最も注目された公演の一つが、この「ルカ受難曲」でした。テレマン(1681-1767)は生涯に46曲程度の「受難曲」を書き、そのうちルカ伝を使用したものは11曲あります。晩年の曲は初期の作品の転用も多く、内容的にも若干不満が残るものもあるのですが、この1748年版は、7番目に書かれたもので、バロックから初期の古典派へと移り変わる音楽手法と、壮大で劇的な内容を持つ偉大なる作品です。ヘルマン・マックスとおなじみの独唱者たちによるテレマン・ファン必涎のアルバムです。(2011/05/25 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777601-2 |
1618 年、神聖ローマ皇帝から三度目の自由都市の特権を与えられていたハンブルクは帝国陸軍からの保護を受けることができず、自ら防衛体制を組織しなくてはいけませんでした。市民による自警団は57 人の隊長により保持され、人々は彼らに対して祝祭の宴会を設ける形でその感謝の意を表したといいます。この時のために書かれたオラトリオは、テレマンの全作品の中でも重要な位置を占めているものです。(2008/10/08 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777176-2 |
1768年から1788年に亡くなるまで、ハンブルクの5つの主要教会の音楽監督を務めたカール・フィリップ・エマヌエル・バッハの宗教合唱作品集。このアルバムにはマニフィカトとクリスマス・カンタータを中心とした4作品を収録。マニフィカトは1749年にベルリンで作曲された後1779年にハンブルクで改訂されたもので、改訂の際に3本のトランペット、2本のホルン、ティンパニが加えられ、祝祭的な輝きが増しています。トラック10にはその第4曲の合唱「Et misericordia」をオリジナルのベルリン版で収録、比較を楽しむことが出来ます。華麗なクリスマス・カンタータは1775年の作曲。彼はこの作品をとても気に入り、何度も演奏しています。最後に置かれた合唱「Spiega、 Ammonia fortunata」はヨーゼフ・マルティン・クラウスが仕えたことで知られるスウェーデンのグスタフ3世がハンブルクを訪問した際の祝祭的な作品。C. P. E. バッハはこれを作曲するために12時間しか時間がなかったと自伝に記していますが、にわかには信じがたいほどの完成度の高い作品です。(2023/12/22 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555349-2 |