グリフィス, ハワード
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世界中のオーケストラと聴衆から愛されているブラームス(1833-1897)の4つの交響曲。もちろん、このフランクフルト・ブランデンブルク州立管弦楽団でもこれらの曲は重要なレパートリーです。名指揮者ハワード・グリフィスはこのオーケストラを大変高く評価しており、今回のブラームスの録音にあたっては、ドイツのロマン主義の源流を辿りつつ、この曲を新たな観点から演奏することを試みたのだそうです。グリフィスは19世紀の指揮者フリッツ・シュタインバッハ(1855-1916)の生涯を紐解き、彼がいかにブラームス作品を愛し、演奏したかを理解し、彼の解釈を検討し再構築することで、新鮮でエネルギッシュな演奏ができたと言います。様々な解釈が存在する現在において、この演奏はどのように受け入れられるのでしょうか。(2015/06/24 発売)
レーベル名 | :Klanglogo |
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カタログ番号 | :KL1513 |
イギリス、ヘイスティングスに生まれ、ロンドンの王立音楽院で学び、1981年からスイスに住む指揮者ハワード・グリフィス。彼は2007/8年からブランデンブルク州立管弦楽団の音楽総監督を務めていて、2013年には第3回目の契約更新(任期は2018年まで)をするなど、その活躍が更に期待されています。彼の演奏は堅実でありながらも、常に柔軟であることで知られています。また多くのポップス・アーティストのコラボレーションや、クロスオーヴァー・プロジェクトを開催したり、若手の演奏家を支援したりとその活動は多岐に渡ります。もちろん、このブラームス(1833-1897)のような正統派の作品は文句なしの素晴らしさで、スコアを徹底的に研究し練り上げた上で導き出される「これまでにない斬新なテンポ設定」は、既に発売された第1番、第2番の演奏とともに、優れた解釈として評価されるべきものです。(2016/05/25 発売)
レーベル名 | :Klanglogo |
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カタログ番号 | :KL1514 |
現在ではピアノ製作者としてのみ知られているプレイエルですが、存命中は作曲家としてハイドンに次ぐ名声を得ていました。その豊かなメロディといい、均整のとれた構成といい、すべて一級品で、当時の聴衆が彼を正しく評価していたことがわかります。交響曲ニ長調の第4楽章がモーツァルトの第39番に似ていたり(プレイエルの方が先)、交響曲第6番の第2楽章がハイドンのセレナードに似ていたり(これはハイドンの方が先)といった思わぬ発見もあって、楽しみは尽きません。協奏交響曲は当時大流行したジャンルですが、ピアノが使われている例は珍しく、ヴァイオリンとピアノが華麗な名人芸を惜し気もなく披露しています。(2002/06/01 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :999759-2 |
ベートーヴェンの比較的珍しい作品を3曲収録。ヴァイオリン協奏曲をベートーヴェン自身がクレメンティの勧めに従って編曲した「ピアノ協奏曲」には、ヴァイオリン協奏曲の時にはなかった長大なカデンツァが付されていることで知られます。「騎士のバレエ」は作品番号なしの小さな曲集。恐らく20歳頃に書かれた作品であろうと推測されており、どの曲も単純ながら、楽しさと明るさに満ちています。「ウェリントンの勝利」は1813年6月21日、スペインにおけるビトリアの戦いで初代ウェリントン侯爵アーサー・ウェルズリー率いるイギリス軍が、フランス軍に勝利したことを受け、ベートーヴェンがウェリントン侯を讃えるために作った曲。本来は当時開発された児童楽器「パンハルモニコン」のために書かれましたが、後に大編成の管弦楽のために編曲。実演では大砲が用いられるなど、チャイコフスキーの「1812年」にも匹敵する迫力を持つ作品です。ピアノ協奏曲では、若手ピアニスト、フアンチが流麗な演奏を披露、グリフィスも新鮮でエネルギッシュなアプローチで作品を構築しています。(2018/03/16 発売)
レーベル名 | :Klanglogo |
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カタログ番号 | :KL1521 |
(2007/11/14 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570573-74 |
(2008/09/10 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572098-99 |
クロアチアの女性作曲家ドーラ・ペヤチェヴィチ(1885-1923)。最近、少しずつ認知度が高まり、cpoレーベルをはじめとした何枚かのアルバムが相次いでリリースされています。今回のアルバムでは、彼女の作品の中でも比較的良く知られている「ピアノ協奏曲」を中心に、「序曲」と管弦楽伴奏付きの歌曲を聴くことができます。彼女が28歳の時に書いた最初の管弦楽曲であるピアノ協奏曲は、ロマンティックな独奏楽器のための協奏曲の伝統に則りながらも、精緻な管弦楽法が用いられたドラマティックな作品で、力強いモティーフが魅力的な作品となっています。彼女の作品には、極めて高い意志力が感じられ、またとても表情豊かな旋律が息づいています。また彼女の最後の管弦楽作品である「序曲 ニ短調」は熟成された作風を持つ個性豊かな作品です。更に再評価が進むことを願ってやみません。(2015/05/27 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777916-2 |
ドイツ生まれのホフマイスター(1754-1812)は作曲家としても高名でしたが、現在では「音楽出版者」としての功績の方が高く評価されているようです。確かに彼のおかげでハイドンやモーツァルト、ベートーヴェン、クレメンティらの作品が世に出版され、知名度を獲得したことは間違いありません。しかし彼自身は作曲活動をやめるつもりはなく、1790年代にはフルーティストの友人とツアーを行ったりと、活発な創作活動を行っていたことでも知られています。彼は交響曲をおよそ50曲書いていますが、そのほとんどは1790年代に作曲されたものであり、特に、このアルバムに収録されているニ長調の交響曲は聴衆から熱烈に支持されたと言われています。また彼の最も成功した舞台作品「イタカ島の王子」の序曲も、全曲を聴いてみたくなるほどの魅力を秘めたものです。(2015/10/28 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777895-2 |
NAXOSでも多くの盤をリリースしていますが、20世紀イギリスからは多数の良質な弦楽合奏曲が生み出されています。ホルストもその例外ではなく、当盤には彼の弦楽合奏曲、もしくは弦楽のウエイトが高い楽曲が集められています。中でも最も有名なのは、彼が勤務していた女学校の合奏団のために書いた「セントポール組曲」でしょう。民謡を主体とした親しみやすい楽想で、終楽章では「グリーン・スリーヴス」が対旋律として導入されていたりします。その他、作品の出来映えのよさに比して、存在すらよく知られていない「秘曲系」がてんこ盛り。大オーケストラが絢爛豪華に鳴り響く「惑星」とはまた違った、ホルストの魅力を存分にお楽しみ下さい。(2007/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570339 |