グリフィス, ハワード
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【次世代ソリストによるモーツァルトのシリーズに、ジョナタン・フルネル登場!】若手から中堅までの注目ソリストが登場するモーツァルトの協奏曲シリーズ第8弾に、2021年エリザベート王妃コンクールの覇者ジョナタン・フルネルが登場。2021年にALPHAから発売されたブラームスはコンクール直前のセッション録音だったということもあり、彼にとって待望の新録音でもあります。曲は、そのエリザベート王妃コンクールのセミ・ファイナルでも素晴らしい演奏を披露した第18番と、人気曲第21番という絶好の組み合わせ。CPOでのリース交響曲全集など古典派や初期ロマン派の解釈に秀でたハワード・グリフィス率いるモーツァルテウム管弦楽団と共に、隅々までよく歌いつつたいへん伸びやかなモーツァルトを聴かせおり、持ち前の高い表現力を存分に発揮しています。第21番でリパッティのカデンツァを弾いているのも嬉しいところ。(2024/02/23 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA1039 |
フェルディナンド・リース(1784-1837)のオペラ「盗賊の花嫁」です。この作品、序曲やバレエ音楽などはしばしば演奏される機会もあるのですが、全曲演奏というのはほとんどなく、無論録音も目にすることはありません。この作品は1828年の作品で初演時に大好評を博しました。その後は瞬く間にヨーロッパ全土に広まり、リースにとっては初めてのオペラが「予期せぬ成功」をもたらしたのです。この作品、リースが単なるベートーヴェンの友人で模倣者ではなく、稀代のメロディメーカーであり、また見せ場の多いオペラを書けることを全ての聴衆が理解したであろう記念碑的なもので、その充実した内容と輝かしいアリア、アンサンブルは、ウェーバーの歌劇と比べても全く遜色のないものです。ルート・ツィーザクを始めとした力量のある歌手たちと、名手グリフィスが引き締まった演奏です。(2013/12/18 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777655-2 |
ベートーヴェンの弟子リースの音楽は、単に師匠の模倣にとどまらず、なかなか独創性に満ちていて驚きを与えてくれます。交響曲第1番は意表を衝いた和音で始まる序奏がベートーヴェンもまっ青! 第2楽章は「葬送行進曲」で、「英雄」との比較は聴いてのお楽しみですが、師匠の第7番の第2楽章を思わせるようなところもあり、リースの曲の方が先に作曲された(1809)ことを考えると、興味深いものがあります。第2番はハ短調という調性から想像される通り「ベートーヴェン的」ですが、「運命」との直接の類似はあまり見られません。冒頭の主題がモーツァルトのピアノ協奏曲ハ短調(K491)に似ているのはご愛嬌です。j(2001/01/01 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :999716-2 |
ベートーヴェンの弟子で、その伝記作者として有名なリースですが、作品についてはほとんど知られていません。彼は生涯に交響曲を8曲(第1?7番と番号なしの1曲)作りましたが、その多くは師匠の第7から第9の間の時期に作曲され、結局シュポーアなどの交響曲とともに忘れ去られてしまいました。この2曲は、「これ、ベートーヴェンの新発見の交響曲だよ」と言われたら信じてしまいそうなくらい師匠似で、つまりなかなか立派な堂々たる交響曲です。特に第5番(作曲順で言えば2番目)は、第1楽章で「運命」のモティーフがはっきりと現れて驚かされるだけでなく、「英雄」や「田園」にそっくりな部分もあって、師の存在の大きさに苦笑させられます。一方、2年後に作曲された第3番は、転調法などに独創性が見られ、何とか師の影響から脱しようとするリースの努力がうかがえます。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :999547-2 |
リースが師ベートーヴェンの影響を強く受けながらも、堅実な作曲技法を身につけた立派な作曲家だったことは、cpoのシリーズを聴けばすぐにおわかりいただけるでしょう。第4交響曲は、ヘ長調という調性からして「田園」みたいな曲かと思うとはずれます。確かに、田園風なホルンの吹奏もありますが、もっと力強く堂々たる交響曲です。第1楽章の序奏は師匠の第4番の序奏を連想させる神秘的なものですし、第3楽章はまさに第7番のスケルツォそっくりで、笑ってしまいます。一方、第6交響曲は師匠の影響は少なく、より古典的な面が見られます。第4楽章はトルコ風の音楽で、「民衆の祭り」とでも呼びたいようなにぎやかで楽しい曲になっています。(2003/02/01 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :999836-2 |
「ミクソリディア旋法によるピアノ協奏曲」とは何とも古めかしく、仰々しいタイトルですが、その名の示すように古くは古代ギリシアに端を発する音階をもとにしながら、近代的な管弦楽法やピアノ技巧の面白さを追求した特異な作品です。そのためか、全体に荘重で格調高く、幽玄な雰囲気が漂っているのが特色ですが、第3楽章の真ん中あたりではちょっとだけ映画音楽風になったりするのもユニークです。もう一曲の「5声の協奏曲」はピリリとワサビの効いた辛口の音楽で、特に第3楽章で各楽器が見せる、目まぐるしく緊張度の高い名人芸などには、息を呑むようなものがあります。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553366 |