アドリアーノ
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軽妙洒脱な作風で知られるフランスの作曲家、ジャック・イベール(1890-1962)。このアルバムには、彼の様々な作風に彩られた音楽が並んでいます。彼の最初の交響作品である「レディング牢獄のバラード」は、原作のオスカー・ワイルドの苦悩と狂気が見事に描き出された暗い音楽です。聴衆は驚きを持ってこの作品を迎え入れたのです。しかし、次の「3つのバレエ曲」では雰囲気が一変。カラフルな世界が広がります。印象派風の「妖精の郷」、戦争の恐怖を描いた「狂人の歌」、そしてシェイクスピアの「真夏の夜の夢」の付随音楽である「エリザベス朝の組曲」は新古典主義のスタイルに拠る作品で、ギボンズ、ブル、パーセル、ブロウの旋律を基に、女声合唱とソプラノ・ソロを用いた夢のような音楽が展開されます。ハープが大活躍するのは、彼の娘がすぐれたハープ奏者だったことも関係するのかもしれません。(2015/09/23 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555568 |
(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Marco Polo |
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カタログ番号 | :8.223765 |
20世紀という時代、クラシック音楽の作曲家たちの重要な仕事に映画音楽というジャンルが加わりました。フランスを代表する作曲家オネゲルも映画音楽の名作を残した一人。誰もが知るジャン・ヴァルジャンの物語を描いた30年代の映画にオネゲルが付けた音楽は、同時代の作曲家たちの賞賛の対象となり、演奏会用組曲も作られたのです。どこまでも真摯で熱のこもった音楽は、オネゲルの名に恥じない素晴らしいものです。映画では実際に使われることのなかった音楽も含めて収録しています。マルコポーロ盤(8.223134)とは別音源です。(2005/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557486 |
スイス在住のアメリカの作曲家ストロングは、その名の通り?ストロング系ファイトによるヨーロッパ正統的(かつ誇大妄想的)な音楽を志向しています。フーケの同名作に霊感を受けて作曲された交響曲第2番は、巨大管弦楽による大河ドラマをこれでもかと1時間も繰り広げ、聴くものを圧倒します。そして弦楽合奏による「ハスラーの主題によるコラール」の渋い哀愁美ときたら! 低弦のピチカート上に展開される、中・低音域のみによる葬送行進曲風の楽想は「静かに死地へ赴く老兵の後ろ姿」とでもいいたくなるような物悲しさ、最後の最後でようやくソロ・ヴァイオリンにより導入される高音が、いやが上にも感動を高めます。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559018 |
ストロングは、アメリカの作曲家といっても作風は全くドイツ・ロマン派で、その作品からは、リストやワーグナー、ラフ、メンデルスゾーンやシューマンといった先達の木霊が響いてきます。「オンディーヌ」は、人間となって、人間の王子と結ばれたいと思うもかなわぬ、水の精の悲劇を描きますが、ドラマチックな展開とオーケストレーションの練達ぶりには魅せられます。組曲にも面白いナンバーがいくつもありますが、荘重な「パルテノンへの入場」などは、最も見事な例でしょう。オスティナート的な低弦の付点音符のリズムと、お約束的にクサさを持った主旋律の組み合わせが、なかなかオツな味わいです。(2002/12/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559078 |