アドリアーノ
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アーサー・ブリスは第1次世界大戦後のイギリスで活躍した「恐るべき子どもたち」の一人。初期の作風はかなり先鋭的でしたが、中期以降は保守的な作風に転向。バレエ音楽や劇音楽、そして映画音楽の分野で目の覚めるような作品を数多く書いています。彼は1935年から映画音楽の作曲をはじめ、最初に手掛けた「来たるべき世界」の音楽で大成功をおさめ、当時の聴衆に「映画音楽の重要性」というものをはっきり認識させたと言います。このアルバムに収録された「コロンブスの冒険」と「2つの世界の男たち」は1940年代の作品、「27人の漂流者」は1950年代の作品で、エキゾチックなメロディと刺激的なリズムに彩られた快活な曲が並びます。「コロンブスの冒険」はあまりにも映画の脚本が不条理なせいか、現在ではフィルム自体を見ることはできません。しかし、ここに付けられたブリスの音楽があまりにも見事だったことから、1990年に指揮者アドリアーノが自筆スコアも研究しつつ、新たな組曲として再構築したものです。「2つの世界の男たち」はヨーロッパで音楽を学んだアフリカ人作曲家・ピアニスト、キセンガの物語。「バラザ」は映画の冒頭、キセンガが弾く自作の協奏曲として作曲されたもの。ブリスはこれらの曲にアフリカ的な要素を組み込むため、本物の東アフリカの音楽をいくつか聴き、異国的な雰囲気を取り入れるのに成功しました。(2010/01/27 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572226 |
当盤に収録されているのは、レスピーギの若き日の興味深いオーケストラ作品です。クライマックスにオルガンを投入する「交響的変奏曲」、欲張りに色々な要素を詰め込んだ「前奏曲、コラールとフーガ」(フランクの有名な同名曲とは大分雰囲気が違いますが)あたりでは、20代になったばかりの若者らしい、企画先行的な未熟さも感じないことはありません。ところが「ブルレスカ」、「謝肉祭序曲」と20代後半から30代の作となってくると、華やか、かつ細密なオーケストレーションが、自然体で展開されるようになってきて、確かに「ローマ三部作」の作曲者の作品だということを、感じさせてくれるようになっていると申せましょう。*Marco Polo 8.223348の再発売盤(2005/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557820 |