ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
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作曲家として音楽活動を始めたデ・サバタは、のちに指揮者としても活動を開始し、トスカニーニの後任として1953年までスカラ座で音楽監督を務めました。体調不良のため同年引退し、67年に死去するまでの14年間のうち、2回だけ指揮をとりました。一回はこの54年に録音されたヴェルディの「レクィエム」、2回目は57年の「トスカニーニ追悼コンサート」の時でした。長い沈黙のはざまの演奏とは思えないほどのエネルギーほとばしる演奏で、単に彼の集中力の強さが衰えていない証拠であるばかりでなく、歴代の名盤としても数えられています。現役時代の「ローマの噴水」では、オケを制御する巧みさをうかがわせ、静謐な音楽世界を見せています。(2006/09/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111049-50 |
ドイツ語圏で活躍したコロラトゥーラ・ソプラノは、日本でも根強い人気を持っています。初期のシュヴァルツコップはもちろん、リタ・シュトライヒ、エリカ・ケートなどが50~60年代に人気を得ました。エルナ・ベルガー(1900‐90)は彼女たちの先輩格で、大きな影響を与えた存在です。ベルガーの時代のコロラトゥーラはモーツァルトだけでなく、ベルカント・オペラや《椿姫》などの主役もドイツ語で歌いました。もちろんアリアだけでなく全曲を歌劇場で歌ったのです。ベルガーの歌に澄明さと可憐さだけでなく、懐の深さが感じられるのはそのためでしょうか。(山崎浩太郎)(2003/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110733 |
デンマーク音楽アカデミーは、デンマークのコペンハーゲンにある音楽大学。1867年に作曲家ニルス・ゲーゼによって設立された、デンマーク国内最古で最大の音楽教育機関で、現在の学生数は400人です。創設以来150年に渡り、デンマークの音楽界において中心的な役割を担い、数多くの音楽家たちがこの学校から巣立っています。この12枚組のBOXには、20世紀前半の「歴史的録音」から、このBOXのために録音された最新の音までが含まれており、作曲家だけでなく、種々の演奏家たちの足跡もたどることができます。128ページのブックレット(英語、デンマーク語)には、アルバムの解説と、現在の学長ベルテル・クラルプの包括的なエッセイが収録されています。(2018/02/23 発売)
レーベル名 | :Dacapo |
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カタログ番号 | :8.201202 |
このアルバムは、シューベルトの交響曲の中でも、最も名演とされている2曲を収録したものです。このフルトヴェングラーの演奏は、人間のあらゆる感情…悲嘆、激怒、喜び、そして慰めを曲の流れとともに洗い出し、爆発的な音楽の流れを作りだします。感情表現の見事さは、とりわけゆっくりとした楽章に顕著でまさに滔々と流れる大河を思い起こさせるかのような不滅の輝きを持つ演奏です。この堂々とした演奏を聴いていると、交響曲作家としてのシューベルトが目の前に立ち現れることでしょう。(2010/04/21 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111344 |
フルトヴェングラー自身がチャイコフスキーをあまり高く評価していなかったため、彼のレパートリーとしては伏流であるかのように見られがちですが、演奏史上に残る名演録音をいくつか残しました。とりわけこの38年の「悲愴」は、戦前のSP盤録音の中では傑出したものとして知られています。チャイコフスキーが「謎として秘すべき標題もつ交響曲」として作曲し、実質彼の「白鳥の唄」になったこの作品の持つ抒情~とりわけ第1・4楽章の絶望的なまでの哀しみを、フルトヴェングラーは余すところなくとらえ、ロマン主義の直系らしい解釈を施しています。(2003/12/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110865 |
ロマンティシズムが名残を多くとどめる、古き良き時代の演奏を好む方なら、「クライバー」と言えば偉大なる父「エーリヒ」を指すことでしょう。オーストリア=ドイツ流派の指揮者ながら、研鑚を積み、デビューしたのはプラハですから、チェコ・ボヘミアの音楽は血肉も同然。端正な輪郭を保ちながらも、自在のアゴーギク、メロディーラインに合わせた強弱、メリハリのついた拍節と、往時の流儀たっぷりの指揮ぶり。スメタナ・ドヴォルザークの作品の持つ「唄」がかくも人声のごとく美しく響くものであるのか、「新世界より」の最終楽章が、かくも溢れんエネルギーに満ちていたのか、再発見すること間違いなしです。 (2000/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110907 |
ハンス・ロスバウトのSWRアーカイヴ録音、BOXシリーズ第4弾はヨーゼフ・ハイドンの交響曲集。現代音楽の権威として知られるロスバウトですが、モーツァルトなど古典派作品における優れた演奏でも再注目されており、ロスバウトらしい「簡潔でムダのない」解釈はこのハイドンでも存分に発揮されています。一連の協奏曲では、ジャンドロンやアクセンフェルトなど、当時最高のソリストを迎え見事な演奏を繰り広げます。また、全曲中唯一のステレオ録音となる1958年ベルリン・フィルハーモニーとの「交響曲第45番」も注目です。SWR所蔵のオリジナル・テープからデジタル・リマスタリングを行っています。(2018/03/16 発売)
レーベル名 | :SWR Classic |
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カタログ番号 | :SWR19056CD |
フルトヴェングラーのバッハは「濃厚でじっくり聴かせる」ことで高く評価されています。最近の潮流である「きびきびしたテンポ、軽いバッハ」とは全く違う音楽自体を雄弁に語らせた精神性溢れる演奏。曲を高みに引き上げることではあのカール・リヒターさえも凌駕していると言えるでしょう。そして劇的なモーツァルトと、まるでメロディを愛撫するかのように優しいシューベルト。フルトヴェングラーの神髄を味わうために最適の1枚です。(2008/07/16 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111136 |