ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
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フルトヴェングラーと言えばブラームスというイメージがありますが10 種類以上ある第1 番の録音に比べ、第2 番の全曲録音は現在確認されているだけでも3 種類しかありません。その上商用録音はこの1948 年のロンドン・フィルハーモニーとのものだけです(他はライヴ)。マーストンの復刻はいつものごとく丁寧な仕事で、マニアの方も必ずやご満足いただけることでしょう。(2008/10/08 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111000 |
どちらかというと「辛気臭い」と言われがちなブラームスの名曲「ドイツ・レクイエム」の隠れたる名演です。グリュンマーの楚々とした歌声、フィッシャー=ディースカウの張りのある低音。そして何よりケンペらしいゆったりとしたテンポと重厚な管弦楽の響き。完全無比と崇められるクレンペラー盤に比べても何の遜色もないほどの出来なのに、モノラルのせいか、なぜかあまりCD化されることもなかった演奏(一時期疑似ステレオ盤が出回りました)です。この機会にじっくりとその真価をお確かめください。(2009/12/16 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111342 |
フルトヴェングラーの「英雄」と言えばあまりに有名な「ウラニア盤」がありますが、それに続いて録音されたSP盤のCD復刻です。「ウラニア盤」よりも遅め、52年11月26/27日にスタジオ録音されたEMI盤よりもほんのわずか早めのテンポを取っています。この録音は第2楽章の冒頭部分4分39秒まで(SP盤1枚に相当する分)が49年2月の収録に差し替えられていますが、これは47年時の収録が4分53秒かかっており、そのため当時のオートチェンジャー付きのSPプレーヤーの作動に支障をきたしたため、時間が短くなるように再録音したと言われています。このCD復刻に際しても、他の復刻版と同様に該当部分は49年のものが充当されています。(2006/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110995 |
「ワーグナー楽派の指揮」には、前世紀のロマンティックな感情過多、あるいは力技の解釈、そんなイメージがつきまといがちではないでしょうか。そんな先入観を見事に打ち破るのがこのCDです。メカニカルな正確さとスピードを金科玉条とする近年のオケと指揮者には不可能であろう、細部の入念な仕上げ、各主題の際立たせかたの妙技は嘆息ものです。ハンス・リヒターやアントン・ザイドルらの影に隠れがちなプフィッツナーですが、この「エロイカ」はまごうことなき、録音至上、最上位に位置する傑作です。(2000/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110910 |
戦前の交響曲の録音の中で、必ずやトップクラスの評価を得るのが、フルトヴェングラーの「第5」’37年盤です。’38年盤のように原盤の欠落もなく(ちなみにその欠落はこの’37年盤で補われています。)、また演奏自体も融通無碍のオケが彼の指揮にぴたりと付き従っていく、非常に緊張感の高い優れたものです。自作の交響的協奏曲の美しいアダージョは、フルトヴェングラーのメロディーメーカーとしての才をうかがわせる叙情的な作品。ワーグナーの「聖金曜日…」の原盤第3枚目は米RCA盤と同じく、Matrix2746-2Aを使用しています。(2004/12/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110879 |
歌劇《パレストリーナ》の作曲で知られるハンス・プフィッツナー(1869~1949)は、母国ドイツでは教育者としても、また指揮者としても知られた存在でした。両大戦間のワイマール共和国時代には、ベルリン音楽アカデミーで教鞭をとっていましたが、その時期に録音されたのが、このCDに聴けるベートーヴェンの交響曲2曲です。第1番はベルリン・フィル、第6番《田園》はベルリン国立歌劇場管弦楽団と、当時のベルリンを代表するふたつのオーケストラを使い分けているのが魅力です。(2000/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110927 |
神童メニューインはわずか8歳にして、古今東西で最も知られているメンデルスゾーンの「ホ短調」協奏曲を弾き、22歳で初録音をしました。生涯4回の録音を残しましたが、このCDに収録されているのは2回目のものです。エネスコ指揮の1回目の録音に比較的高い評価がなされていますが、このフルトヴェングラーとBPOという重鎮オケと若いメニューインとの組み合わせも名高く、特に第3楽章での熱のこもり方が聞き逃せないでしょう。同じくメンデルスゾーンの、珍しい「ニ短調」も取り上げられていますが、これは同じ神童の佳作へのオマージュかもしれません。ブルッフの第1番は天かけるヴァイオリンともいうべき好演で、ミュンシュとの唯一残された録音です。(2005/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110991 |
モーツァルトの歌劇の全曲録音は、1930年代の半ばから盛んになりました。グラインドボーン音楽祭で録音された「ダ・ポンテ三部作」とともにその一角をなすのが、この《魔笛》です。イギリスの指揮者サー・トーマス・ビーチャム(1879~1961)がHMVの名プロデューサー、ウォルター・レッグとともにベルリンに赴いて録音されました。モーツァルトのスーブレット役として大活躍したイルマ・バイルケ(1904~?)など、第三帝国時代のドイツを代表する歌手たちが参加しています。合唱には無名時代のシュヴァルツコップも加わっているそうです。(山崎浩太郎)(2001/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110127-28 |