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BBC交響楽団

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    ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 (バックハウス/BBC響/ボールト)(1932)

    ドイツの古典的な作品を重厚に弾くピアニストというイメージが強いバックハウスですが、若い頃は卓越した技巧家として通用しており、ショパンの練習曲全集などの録音もしています。このCDに収録されている作品は、ブラームスの作品のなかでも異色の、技巧的華やかさを前面に打ち出したものが中心で、なかでも「パガニーニ変奏曲」は、リストの高弟タウジヒに献呈された難曲です。バックハウスは、協奏曲共々、技巧的な問題を問題なくクリアーし、堅固な演奏を披露しています。なお「パガニーニ変奏曲」においては第1巻のコーダをカットし、第2巻へつなげるという変更が行われています。(2003/07/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110699

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    ブラームス:ピアノ協奏曲第2番/シューマン:子供の情景(シュナーベル/BBC響/ボールト)(1935, 1947)

    アルトゥール・シュナーベル(1882~1951)は、20世紀前半の全盛期にはドイツのベルリンを本拠にして、実演や録音に大活躍したピアニストです。ユダヤ人であったため33年にドイツを離れ、以後はアメリカのニューヨークとイギリスのロンドンを拠点に活動しました。ベートーヴェン弾きとして有名ですが、シューベルトやシューマン、ブラームスなどロマン派作品の演奏録音でも、その華美を排した、木質の響きで高い評価を得ていました。このCDに収められた2曲は、第二次世界大戦をはさんだ35年と47年に、ロンドンを訪れた際に録音されたものです。(山崎浩太郎)(2001/12/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110665

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    ブラームス:ピアノ協奏曲第1番/ショパン:バラード第3番/リスト:メフィスト・ワルツ第1番(カッチェン/ケンペ)(1958-1967)

    (2011/11/16 発売)

    レーベル名:ICA Classics
    カタログ番号:ICAC5048

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    フルーリー:管弦楽作品集 3 (BBC響/マン)

    スイスの作曲家リヒャルト・フルーリー。音楽一家に生まれ、地元の音楽院でフェリックス・ワインガルトナーに指揮、ウィーンではヨーゼフ・マルクスに作曲を学びました。やがてゾロトゥルン市のオーケストラを30年間指揮するとともに、作曲家としても活動。後期ロマン派の作風を踏襲する雄大な作品を数多く遺しています。このアルバムには1920年代の交響曲第1番と50年代の交響曲第4番を収録しています。抒情的で壮大な第1番はブルックナーを彷彿させ、またハリウッド映画の音楽のようなゴージャスな響きを味わえる第4番は、彼が幼少期に訪れたリヒテンシュタインでの思い出からインスパイアされたという作品です。ポール・マンが指揮するBBC交響楽団が作品の持ち味を存分に生かした演奏を聴かせます。(2023/03/24 発売)

    レーベル名:Toccata Classics
    カタログ番号:TOCC0643

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    フルトヴェングラー:交響曲第2番(BBC響/ヴァルター)

    (1987/10/01 発売)

    レーベル名:Marco Polo
    カタログ番号:8.223436

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    プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番、第3番/ピアノ・ソナタ第7番(グッドイヤー/BBC響/リットン)

    2024年のBBCプロムス・デビューを目前に控えたカナダ人ピアニスト、スチュワート・グッドイヤーの最新アルバムは、アンドルー・リットン指揮のBBC交響楽団とのプロコフィエフのピアノ協奏曲第2番&第3番、そしてピアノ・ソナタ第7番という意欲的な選曲です。コロナ禍のパンデミックの頃から企画を温めてきたというこのアルバムで、彼はプロコフィエフの音楽に内在する若々しいダイナミズムと活力を引き出しています。(2024/09/13 発売)

    レーベル名:Orchid Classics
    カタログ番号:ORC100335

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    ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」/序曲集(ウィーン・フィル/ワルター)(1930-1938)

    直観主義者にしてロマン主義指揮者の最後の一人であるワルター。過度の緊張や誇張を避け、同時に機械的な拍節打ちも遠ざけ、自然な流れと音楽を唄わせることに心を砕いた彼の演奏は、つねに生命の脈動を感じさせるものでした。このCDに収められた「田園」こそ、ベートーヴェンが歌い上げた自然の中に置かれた人間の魂の喜びを、もっとも高らかに歌い上げた録音に数えることが出来るでしょう。祭り上げられた巨人ではなく、鋭敏な感受性を持った一人間として楽聖の等身大の姿を描いた音楽、それこそワルターが意図したところかもしれません。(2006/03/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.111032

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    ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」/ブラームス:悲劇的序曲(BBC響/トスカニーニ)(1937-1938)

    トスカニーニとBBCの数少ない競演の第二弾は、ベートーヴェン作品の中では珍しく、各楽章に標題が付された「田園」。曲の持つ、描写的音楽としてのドラマツルギー的要素と、交響曲としての古典的構成要素のバランスが秀逸なトスカニーニは、ベートーヴェン自身の述べた「絵画というよりも感情の表現に重きを置いた。」という意図を体現することに成功しています。とりわけ第3楽章からフィナーレにいたる一連の流れは、過剰な感情表出を抑えつつも、絶妙なクライマックスを構築。彼のもっとも脂の乗り切っていた時期の音源として、歴史的に意義深い録音としても重要な位置を占めるでしょう。(2004/05/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110877

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    ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番/ブリス:ピアノ協奏曲(ソロモン/BBC響/リヴァプール・フィル/ボールト)(1943-1944)

    ピアノ音楽の解釈において、現代につながるアプローチ上に位置するソロモン、しかしその演奏はいわゆる「原典主義」という理屈が陥りやすい、無味乾燥な演奏とは一線を画するものでした。奇をてらわない、楽譜に忠実な演奏でありながら、ベートーヴェンの第2楽章のラルゴの品格ある美しさは、ゆがみのない、最上の解釈の一つといえるでしょう。第1楽章で彼があえてクララ・シューマンによるカデンツァを選択したのも、彼なりの古典的アプローチの表明とみることも出来ます。また珍しいブリスのピアノ協奏曲は、現代的音響の中にも、擬古典的側面を色濃くうかがわせる作品で、ソロモンの十八番であった曲の一つです。(2002/07/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110682

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    ボッケリーニ/ハイドン/エルガー:チェロ協奏曲集(カザルス/ロンドン響/ロナルド/BBC響/ボールト)(1938,1945)

    チェロという楽器の特性を前面に出し、その技巧と旋律美の融合を図り、華麗なる独奏者として立たせたのは、おそらくボッケリーニが最初でしょう。近年この9番のオリジナル版も演奏されるようになりましたが、グリュッツマッハーの優れた編曲がこの作品を流布する助けになったのは否めません。カザルスは技巧を惜しみなく披露しながら、持ち前の旋律線を浮き上がらせる力量を持って、この録音を名盤として残しました。ハイドンの協奏曲は第3楽章が欠落していますが、SP盤では発売されなかったテイクです。(2005/12/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110305