モスクワ交響楽団
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マリオ・ピラティは20世紀初頭にナポリで生まれたイタリアの作曲家。幼い頃より音楽の才能を発揮、地元の音楽院で学んだ後は一時期ミラノに住むも、30歳になる前にナポリに帰国。1939年に35歳という短い生涯を終えるまでに、多数の色彩豊かな作品を残しました。バロック音楽とイタリア民謡を愛した彼は、自身の作品にもこれらの形式やイディオムを取り入れることで、独創的な作風を創り上げました。アルバムの冒頭に置かれた「前奏曲、アリアとタランテッラ」はその最たるもので、ヴィヴァルディの技巧的なヴァイオリン協奏曲を思わせるヴァイオリンの細かいパッセージと、オーケストラで朗々と奏でられる民謡風の旋律が溶け合い、素晴らしいハーモニーを紡いでいます。楽しい雰囲気を持つ「バガテル」は、ユーモラスな楽想の中に洗練されたイタリア民謡の旋律が紛れ込むピラティの代表作です。指揮者アドリアーノはピラティ作品の復興に力を注いでおり、2000年からは録音に取り組んでいます。(2020/01/31 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.574168 |
32曲もの交響曲を作曲したことで知られるイギリスの近代作曲家ブライアンですが、彼の生前には、それらはほとんど演奏されることがありませんでした。この第2番の交響曲はゲーテの「鉄の手のゲッツ・フォン・ベルリヒンゲン」に触発され書き始められましたが、後に早世した彼の最愛の娘のために捧げられました。16本のホルン、3組のティンパニ、2台のピアノ、オルガンを必要とする大規模な編成で奏される悲痛な行進曲は、まるでワーグナーのジークフリートの葬送曲を思い起こさせます。(MARCO POLOレーベルから既発売の音源です)(2007/10/17 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570506 |
ロバート・ラッセル・ベネットと言えばブロードウェイやハリウッドでは泣く子も黙るオーケストレーションの名人。そんな彼が手がけたシリアスな管弦楽曲にナクソスは注目します。題材はシリアスでも音楽は大衆的で、カラフルなサウンドは一級品の一大エンターテインメント。「エイブラハム・リンカーン」は音だけでも楽しめる(特に3は逸品)のに、この題材だから、伝記を片手に堪能しましょう。「サイツ・アンド・サウンズ」は、更にアメリカしてます、ただただお楽しみください。ノリノリの終曲11など、近現代管弦楽曲ファンなら聴かない手はありません。(2000/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559004 |
同時代に活躍したレスピーギに比べると、どうしても知名度の点で劣ってしまうのですが、独自の作品を書いたという面では、このマリピエロ(1883-1973)の存在価値はとても高いものだと思われます。ここに収録された3 つの作品のうち第1 曲目は初期のもの。30 歳のころに新古典派に目覚めた彼はそれまでに書いた作品を全て自己否定してしまった中の一つです。実はとても素晴らしいのですが・・・。それから20 年を経て、番号付きの作品を書き始めた彼の作風の変化もお楽しみいただけます。(MARCO POLO 8.223603 より移行盤)(2009/07/29 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570879 |
第1集(8.570878)、第2集ともに好評なマリピエロ(1882-1973)の交響曲集、この第3集は彼の作品の中でも最も演奏頻度の高い第6番「弦楽のための」が含まれています。フランス印象派の影響を受けていると言われる彼の作品ですが、実際に聴いてみると古典的なフォルムの中に実に多彩な表現が詰め込まれていることがわかるでしょう。彼は生涯を通じて旋律の魅力を追求したため、最後の交響曲である1969年に書かれた第11番「バグパイプ」にさえも、魅力あふれるメロディが横溢しています。(2009/09/16 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570880 |
イタリアの近代作曲家、マリピエロは番号なしの作品も含めると、全部で17曲もの交響曲を書いています。ここに収録された第7番を書いたあと、彼は少しの間番号なしの「シンフォニア」を書くことで自身の思いを整理したと言われていますが、この第7番も随分変わった佇まいの印象的な作品で、とりわけ重厚な第2楽章はレスピーギ好きにも一度は聴いていただきたいところです。シンフォニア・ペル・アンティジェニーダとは古代のテーベのpiffero吹き(木製のピッコロ)のシンフォニアの意味。複雑な構成の曲ですが、タイトル通りに笛が自由自在に歌うところが聴きものです。(2010/02/17 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570881 |
MARCO POLOの人気シリーズであった、マリピエロの交響曲シリーズの掉尾を飾るアルバムとしてリリースされた1枚です。1993年の録音ですが、演奏、録音ともに申し分ありません。イタリアの新古典派の作曲家マリピエロは、生涯に番号の付いた交響曲を11曲書きましたが、その他に初期に3曲と、中期に3曲の「番号なし」の交響曲も書いています。この「黄道十二宮の交響曲」は1951年に書かれたもので、12の部分からなる曲は、四季の移り替わる気分を描き出すことに成功しています。この当時の彼は「交響曲」という言葉自体に嫌悪感を抱いていたようで、その気持ちは1964年に第8番が書かれるまで払拭されなかったようです。その次に書かれた第9番溌剌とした気分がトランペットに中断される部分はまるでオネゲル。そして第10番はヘルマン・シェルヘンに絶賛された作品で、ギリシア神話に登場する女神にちなんで命名されたものです。(2011/02/16 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570882 |