ハノーヴァー放送フィルハーモニー管弦楽団
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最近、人気急上昇のノルウェーの作曲家、シンディング(1856-1941)のヴァイオリンと管弦楽のための作品全集です。自国で絶大なる人気を得たグリーグとは違い、ドイツに留学し、後期ロマン派の影響を強く受け、その作品にも濃厚なロマンの香りが漂う彼の作品は、どちらかというと、ノルウェー以外の国・・・とりわけドイツでの評価が高く(彼自身も生涯のほとんどをドイツで過ごした)、今では却って中途半端さだけが目立ってしまう人ですが、勇壮で流麗な交響曲や、ヴァイオリン曲などが紹介されるに従って、曲の持つ美しさに気が付いた人が多いのかもしれません。若きヴァイオリニスト、ビエロフの情緒豊かな演奏でじっくりお聴きください。(2011/08/10 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777114-2 |
シンディングを「春のささやき」だけのお気楽作曲家と考えてはいけません。彼は留学先のライプツィヒで、ワーグナーやリスト等の当時のドイツの新しい音楽に心酔し、4曲の交響曲をはじめとする大作を数多く残しています。その分、グリーグのような民族的な要素には乏しく、かえってポピュラーになりそこなったとも言えます。第1番は自分もドイツ・ロマン派の一翼を担おうとする若々しい気概に溢れた曲で、シンディングの名を有名にした作品です。ヴァインガルトナーによって初演された第2番は、「ラインの黄金」の引用が見られるなど、よりワーグナー的ですが、第2楽章の弦の高音に北欧の空気を感じます。(2001/12/01 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :999502-2 |
ドレーゼケはワーグナーに心酔していた作曲家です。彼の代表作の交響曲第3番には、ワーグナーやリストの影響が顕著に見られますが、同時にブルックナーやブラームス風な要素も含まれています。「悲劇的交響曲」の題名からも明らかなように、「私は苛酷な運命に敢然と立ち向かうノダ」といった感じのえらくリキの入った交響曲で、けっこう疲れますが、最後は諦念に達したかのように静かに終わります。とにかく埋もれたままにするのは絶対惜しい力作であることに違いありません。葬送行進曲は、アフリカの植民地戦争で命を落としたドイツ兵士たちの思い出に捧げられた曲で、こちらもいかにも「悲劇的」な音楽です。(2000/06/01 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :999581-2 |
日本人演奏家の活躍が目覚しいナクソスに、また一人名手が登場します。日本とドイツで学び、小沢征爾との数々の共演などで既に大活躍の世界的バリトン歌手、小松英典です。伴奏のスペシャリスト、ガーベンの盤石のサポートを得て歌うはマーラーの管弦楽付き歌曲集。若き日の作曲者による青春の叫び「さすらう若人の歌」、悲痛な「亡き子をしのぶ歌」、この世の物とは思えない美を呈示する12などの「リュッケルトの歌」。大管弦楽が爆発するイメージの強い作曲家ですが、ここには比較的静かで精妙な、内面を切々と吐露する音楽があります。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554164 |