ウォス, アシュリー
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2曲の対照的なイギリスのピアノ五重奏曲を、アシュリー・ウェイスとティペット弦楽四重奏団の素晴らしい演奏でお楽しみください。バックスの作品は、1914年から15年にかけての彼の円熟期に書かれたもの。批評家エドウィン・エヴァンスに捧げられています。初演時にピアノを演奏したのは、おなじみハリエット・コーエン(彼のパートナー)。彼女がバックスに与えたモティベーションは測りしれないほどの大きさであったことを実感せざるを得ない作品です。一方、ブリッジの五重奏は、1904年から05年に書かれた最も初期の曲です。彼自身は出来上がりに不満があり、1912年に大幅な改訂を加えています。有名な「コベット賞」(イギリスの金満家が設立した若き作曲家のための賞)に応募するための試行錯誤が窺われますが、それはそれで若き情熱の発露と言えるのではないでしょうか。(2011/01/12 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572474 |
アイルランドの近代作曲家バックスは伝説と自然、そしてロマンスをこよなく愛し、幻想的で神秘的な作品を多く残しました。彼の書いた音楽は例えようもなくロマンティックな雰囲気に満ちたものばかりで、彼が愛したアイルランドの風景と若いころに訪問したロシアの雰囲気が反映された魅力的な作品が揃っています。ここに収録された2台ピアノのための作品集はとりわけ音の絡み合いが官能的で、曲の至るところに名ピアニスト、ハリエット・コーエンの面影が彷彿されることでしょう。(2007/11/14 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570413 |
イギリスの近代作曲家、アーノルド・バックス(1883-1953)はモダニズム全盛の時代にあっても、自らを「恥じることなきロマン主義者」と呼んでいました。彼の音楽は幅広いメロディーをもち、巧みで豊かなオーケストレーションが施されています。とりわけ彼のピアノ作品は、戦争中に秘密の愛を育んだピアニスト、ハリエット・コーエンのために書かれたものが多く、底に秘めた情熱の焔は永遠に青白く燃えています。「冬の伝説」は彼が愛した北国の風景が描かれています。海と松林、暗い空、そして力強い自然が音で描かれています。サセックスの5月の副題が付いた「朝の歌」は当時のエリザベス王女21歳の誕生日を祝うための作品です。1933年には「サガ断章」が書かれます。これは、アメリカに演奏旅行に出かけるコーエンが、バックスに「新しい曲を演奏したいので作って欲しい」と頼み、彼はそれに応え、自作のピアノ四重奏曲を小さな管弦楽とピアノのあために編曲しました。当時の暗い世情を反映するかのような不吉さが全編を覆う濃い作品です。(2011/06/15 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572597 |
最近、秘かに人気が高まっているイギリスのピアニスト、アシュリー・ウォス。このアルバムは現在の彼の「自伝的」な思いをつづった興味深い1枚となってます。イギリスの中堅ピアニストの中でも最も活躍の幅の広い彼、レパートリーもフランクやリスト、ベートーヴェンなど多岐にわたりますが、彼自身の原点にはJ.S.バッハがあり、またバッハからインスピレーションを受けた作品群からは、多くの示唆を受け取ることができると語ります。このアルバムに収録された作品はどれもウォス自身の体験や思い出と密接に結びついていて、このピアニストの方向性を探るためにも最適な構成になっています。磨き抜かれた音楽性と卓越した技巧については言うまでもありません。(2013/09/25 発売)
レーベル名 | :Orchid Classics |
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カタログ番号 | :ORC100033 |
フランクの「前奏曲、コラールとフーガ」と「前奏曲、アリアと終曲」の2曲は、彼の有名なヴァイオリン・ソナタなどと並び、19世紀フランス器楽音楽の中でも不滅の金字塔の地位を得ています。オルガンのような壮麗な響きを生み出す高度なピアニズム(フランクは優れたオルガン奏者でした)、ワーグナーに影響を受けた半音階的和声が、彼独特の渋みに溶け込んで生まれた音楽は、極めて個性的かつ魅力的なもので、今なお多くのピアニストを魅了し続けています。また「牧歌」と「大奇想曲」は滅多に演奏されない習作的色合いも強い曲ですが、一部にアルカンやリストの初期作品を思わせる分厚いピアノ書法が登場するのには注目されます。(2000/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554484 |
ロマン派風だったり、印象派風だったりと、折衷的な作風とも評されるブリッジですが、これらの模範的としか言いようのない、ピアノ小曲の数々に耳を傾けると、むしろ「いいとこ取り」という表現がぴったりと思われてきます。前述のように、用いられている語法は多彩ですが、幻想的でメルヘンチックな雰囲気はいずれの曲にも共通していて、多くの曲につけられているタイトルは、曲想にピッタリとマッチしています。演奏効果抜群なのに、過剰な技巧の駆使もなく、アマチュア演奏家にとっても喜ばれる存在といえましょう。もっと多くの音楽家、音楽愛好家に愛されて欲しい、素敵な楽曲の目白押しです。(2006/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557842 |
ブリテンの師であった、ブリッジのピアノ曲集第2集です。ブリッジは第一次大戦頃から無調的、先鋭的な書法を追求するようになりました。その大戦で若くして戦死した友人の作曲家、アーネスト・ファーラーへの追悼として書かれたピアノ・ソナタは、高度なピアノ技法と辛口の和声に彩られており、何とも物憂い雰囲気に包まれていますが、まさに聴き応え十分の大作といえましょう。左手のための3つの即興曲は、第一次大戦で右手を失ったピアニスト、ダグラス・フォックスのために書かれた作品で、静謐な第1、2曲と、打って変わったように快活で技巧的な第3曲が好対照をみせる、美しい小品集です。(2007/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557921 |