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ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団

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    ツェンダー:シューベルト - 冬の旅(プレガルディエン/ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィル/ライマー)

    若きテノール歌手の中で強い存在感を放つユリアン・プレガルディエン。父クリストフ・プレガルディエンも優れたリート歌手であり、ユリアンも宗教曲やリートの分野で大活躍しています。彼がALPHAレーベルでの最初の録音に選んだのは歌曲集「冬の旅」。しかし、これはシューベルトが書いた曲集ではなく、後世の作曲家ハンス・ツェンダーが“まるでオペラか音楽物語のように”仕上げたオーケストラを伴う長大な歌絵巻です。この作品は彼の父クリストフも歌い、作品の特異さを広く知らしめたもの。ツェンダー自身が「創造的な変容」と語るように、シューベルト作品の極限まで切り詰めた美しさ、深さとは一線を画した“表現豊かな性格”を与えられた曲集です。第1曲目の「おやすみ」から、歌手は歌い始めるまでに積もった雪の中を延々と歩かなくてはいけません。歌は時として叫び、嘆き、オーケストラは風景をとことん描写し、聴き手は目の前に迫る恐怖と諦念と戦うことになります。プレガルディエンの清冽な歌唱は苦悩に満ちた世界を浄めるかのようです。(2018/09/28 発売)

    レーベル名:Alpha
    カタログ番号:ALPHA425

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    デュボワ:ヴァイオリン協奏曲/ヴァイオリン・ソナタ/バラード(トゥルバン/クーン/ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィル/グリュナイス)

    1837年、シャンパーニュ地方で生まれたデュボワの作品集。ランス大聖堂の教会楽長ファナールから教えを受け、その後はパリ音楽院でトマに師事、ローマ大賞を受賞します。以降、マドレーヌ寺院やサント=クロチルド教会の楽長を務めますが、トマの死に伴い、パリ音楽院院長に就任しました。しかし1905年のローマ賞でラヴェルが参加資格を失った一件から引責辞任、その後は作曲家として多くの作品を残しています。一時期は歌劇作曲家を夢見ていたとも言われますが、このアルバムに収録されているヴァイオリン作品もなかなか聞きごたえがあり、これらは音楽理論家としても影響力があったデュボワならではの堅固たる作品と言えるでしょう。アンリ・マルトーに献呈されたヴァイオリン協奏曲、イザイに献呈されたソナタはどちらもロマンティックな味わいに満ちています。
    (2018/10/05 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:777932-2

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    ドヴォルザーク:交響曲第7番、第8番(ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィル/インキネン)

    ドイツ放送フィルによるドヴォルザーク交響曲全集第6弾。前半3枚を指揮したチチョンより、第4弾からインキネンが引き継ぎ、素晴らしい演奏を披露しています。今作に収録されているのは、ドヴォルザークの交響曲の中でもとりわけ人気の高い第8番と第7番。1884年から85年に書かれた第7番は、第3楽章にチェコ民族舞曲フリアントのリズムが使われるなどスラヴ要素の濃い作品。第8番は更にボヘミアの要素が高く、とりわけ第3楽章の哀愁を帯びた旋律も一度聴いたら忘れられないほどの魅力があります。2017年からドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者と務めるインキネンは、作品のスコアを丹念に読み込み、細かい対旋律までをも際立たせることでオーケストラから明瞭な響きを引き出し、メリハリあるテンポで全曲を聴かせます。(2024/02/09 発売)

    レーベル名:SWR Classic
    カタログ番号:SWR19130CD

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    ドヴォルザーク:交響曲全集 3 - 交響曲第3番、第4番(ザールブリュッケン・ドイツ放送フィル/チチョン)

    ニューヨーク・タイムズで「天才的な指揮者」として紹介され、現在世界中で活躍している指揮者カレル・マーク・チチョン。彼によるドヴォルザーク交響曲の最新巻は、普段あまり耳にする機会のない第3番と第4番の組み合わせです。結婚を間近に控えた1873年に書かれた第3番は、当時心酔していたワーグナーのメロディが引用されていることで知られる明るく堂々とした交響曲。その翌年に書かれた第4番もやはりワーグナーの雰囲気が感じられる部分が多く、若きドヴォルザークの足跡が見事に刻まれた力作です。そんなドヴォルザークの若さ溢れるエキサイティングな精神を、チチョンはは鋭い洞察力を活かし、精細に満ちた色彩的な作品として描き出しています。(2016/10/28 発売)

    レーベル名:SWR Classic
    カタログ番号:SWR19009CD

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    ドヴォルザーク:交響曲全集 4 - 第2番/劇的序曲/歌劇「アルミダ」序曲(ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィル/インキネン)

    ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団(旧ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団)によるドヴォルザーク:交響曲全集第4集。これまではカレル・マーク・チチョンの指揮で第1番、第3番、第4番、第5番が収録されていますが、今回の第2番は、2020年のバイロイト音楽祭でワーグナーの「ニーベルングの指環」を指揮することが決まり、注目を集めるインキネンが演奏。ドヴォルザーク24歳の時に書かれたこの交響曲は、古典的な4楽章で構成されており、随所にベートーヴェンら先人の影響が感じられるものの、全体に瑞々しい旋律が溢れる魅力的な作品です。奇をてらうことのない正攻法なアプローチを信条とするインキネンの演奏は、すみずみまで入念に目が行き届いており、とりわけ躍動的なリズムによる第1楽章と、民謡風の郷愁溢れるメロディが美しい第2楽章との表情の描き分けが見事です。収録されている2つの序曲はドヴォルザークらしい重厚さを持つ作品です。(2019/10/18 発売)

    レーベル名:SWR Classic
    カタログ番号:SWR19083CD

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    ドヴォルザーク:交響曲全集 2 - 交響曲第5番/序曲「自然の中で」(ザールブリュッケン・ドイツ放送フィル/チチョン)

    ジムロック社の策略で、最初第3番として1888年に出版されたというこの交響曲第5番。作曲が完成していたのは、それよりも以前の1875年で、そろそろ彼自身の個性が曲に現れてきたころの充実した作風を持っています。ブラームスとの関連を指摘される「第6番」よりも、更に牧歌的な雰囲気に満たされたこの曲は、いかにも楽しげな第1楽章で幕を開けます。一転重苦しい雰囲気に包まれた第2楽章、その2楽章の雰囲気を引き継ぎながらも溌剌とした第3楽章を経て、荘厳な序奏(イ短調)を持つ終楽章へとなだれ込みます。ここがまさにドヴォルザーク(1841-1904)の真骨頂です。この曲を指揮するのは、イギリスの指揮者カレル・マーク・チコン(シチョン)。情熱的なテンペラメントが全ての聴き手を魅了しています。彼はロンドン王立音楽院で学び、シノーポリとゲルギエフのアシスタントを経て、2011年9月にザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者に就任、現在に至っています。ドヴォルザークの音楽の素晴らしさを再認識させるシリーズです。(2015/11/25 発売)

    レーベル名:SWR Classic
    カタログ番号:CD93.344

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    ドヴォルザーク:チェロ協奏曲/ピアノ三重奏曲第4番「ドゥムキー」(クリンゲル/バティアシュヴィリ /チェルニャフスカ/ガウデンツ)

    才能溢れる若手チェリスト、セバスティアン・クリンガー。こちらはOEHMSへの3枚目のソロ・アルバムとなります(アンサンブルとしてはジョリヴェの作品集もリリースされています…OC875)。今作では、ドヴォルザーク(1841-1904)の2つの作品、チェロ奏者なら誰もが憧れる「チェロ協奏曲」と民俗色の強いピアノ三重奏曲「ドゥムキー」の組み合わせです。悠々たるチェロ協奏曲での独奏も素晴らしいものですが、何より、個性の強いことで知られるヴァイオリニスト、バティアシュヴィリと、ピアノのチェルニャスカとを相手に、がっぷり組んだ「ドゥムキー」での火花が散るような演奏が聴きものです。何度も聴いてみたくなるような鮮烈なドヴォルザークです。(2015/09/23 発売)

    レーベル名:Oehms Classics
    カタログ番号:OC1828

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    バルトーク:ディヴェルティメント/弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽(ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィル/インキネン)

    バルトークがパウル・ザッハー率いるバーゼル室内管弦楽団のために書いた2つの名作と、彼のピアノ曲をパーカッション・アンサンブルに編曲した3作品を収録した1枚。「弦楽のためのディヴェルティメント」は1939年に作曲された古典的な形式を持つ作品。当時の不穏な空気はほとんど感じられない明快な音楽はバルトークの真骨頂を示すものです。また「弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽」は1936年にバーゼル室内管弦楽団によって初演された時から大成功を収め、批評家たちから傑作と賞賛されました。指揮は、日本フィル・ハーモニーとドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団(ザールブリュッケン・カイザースラウテルンドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団)で首席指揮者を務めるピエタリ・インキネン。オペラをはじめ様々なレパートリーを持ち、これまでにもドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団とはドヴォルザークやプロコフィエフの交響曲を録音し高く評価された彼は、このバルトークでも極めて力強く、魅力ある演奏を聴かせます。また、オーケストラのメンバーと、ドイツ在住の打楽器奏者太田有香を含むゲストたちによって演奏された3曲のピアノ作品は、打楽器を愛し、作品に多用したバルトークを想定したパーカッション・アンサンブルによる編曲版。これが原曲と言われば信じてしまうほどの仕上がりが楽しめます。(2022/09/09 発売)

    レーベル名:SWR Classic
    カタログ番号:SWR19110CD

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    ブラームス:交響曲第1番(ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィル/スクロヴァチェフスキ)

    ブルックナー、ベートーヴェンとはまた違う孤高の世界を見せてくれるスクロヴァのブラームス。以前にもハレ管、読響など他のオーケストラとの演奏が話題になっていて、「できることなら、手兵ザールブリュッケンとのブラームスを聴いてみたい!」と思っていた方も多いのではないでしょうか?この演奏は、期待に違わぬ素晴らしいもので、快適なテンポ、重厚な音色はもちろんのこと、とことん丁寧に奏される内声部にもおどろかされます。もちろん要所要所では、絶妙なアゴーギクがつけられています。第4楽章で輝かしいテーマを導くコラールの荘厳さにも圧倒されること間違いありません。艶やかな弦の音色はいぶし銀の如く。まさに満を持してのブラームスです。(2011/10/12 発売)

    レーベル名:Oehms Classics
    カタログ番号:OC408

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    ブラームス:交響曲第4番(ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィル/スクロヴァチェフスキ)

    「ミスターS」スクロヴァチェフスキによるブラームス(1833-1897)交響曲ツィクルス、ここに完結。この交響曲第4番はブラームスの円熟期の作品であり、複雑な管弦楽技法が用いられている上に、終楽章はバロック時代の変奏曲形式である"シャコンヌ"が使われるなど、指揮者にとっても力の見せ所が盛りだくさんの、充実の極みと言った感のある最高作品と言っても過言ではありません。この4番、ツィクルスの締めくくりとなりますが、実際は2011年の2月から3月にかけて全曲が一気に録音されているため、第1番から第3番と比較しても音楽の流れが滞ることは一切ありません。音色、テンポ、解釈全てにおいて理想的なブラームスです。特に終楽章は圧巻の一言です。スクロヴァチェフスキ。まだまだ進化し続けてます。(2013/08/21 発売)

    レーベル名:Oehms Classics
    カタログ番号:OC410