シェーンベルク, アルノルト(1874-1951)
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【ベンヤミン・アップルが問いかける、禁断の果実とは?】フィッシャー=ディースカウ最後の弟子と言われるドイツのバリトン、ベンヤミン・アップルのALPHAレーベル第2弾。エデンの園でアダムとエバ(イヴ)が食べた禁断の果実をモチーフとした、民謡からロマン派、近代、現代、そしてミュージカルのナンバーまでを収め、その解釈の多様性を巡りながら、現代の禁断の果実とはなにか、蛇は今もどこかに潜んでいないかと、問いかける内容となっています。長くパートナーを務めるジェームズ・ベイリューとの息もぴったり。曲間にはアップルが語る『創世記』からの語句が短く添えられ、彼の美声と幅広い表現力を様々な角度から堪能することの出来るアルバムです。(2023/06/23 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA912 |
「二つの世界の間で」と題されたこのアルバムは、男性/女性の作曲家、ロマン派と現代、さまざまな国と言語に属する作品を対照的に並べることで、音楽における既存の序列から解放されたアプローチを提案しています。アルバム・タイトルはフランスの作曲家ベッツィ・ジョラスの歌曲集『Plupart du temps I』の1曲目から採られていて、シュルレアリスム的なこの作品がシューベルトやヴォルフらのリートと強烈な対照をなし、聴き手の感性をゆさぶります。(2022/05/20 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC496 |
幻想曲といえばなんでもあり、作曲家が自由にファンタジーを繰り広げる場ですが、まさに当盤に登場の4曲は四者四様といえましょう。ただ、ヴァイオリンはもとより、ときにはピアノパートにも、極めて高度な技巧が必要とされるという一点では共通しています。シューベルト作品では晩年期特有の幽玄さを、パガニーニ・オタクであったエルンスト作品での究極的アラベスクを、シェーンベルク作品では特殊奏法も徹底活用した激しい響きを、ワックスマン作品では肩の凝らない極上のエンタテイメントをと、期待の若手フランク・ファンが華麗な四変化を聴かせてくれます。(2004/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557121 |
ボルティモアの名門音楽院の吹奏楽団が、その幅広いレパートリーを見事にこなして届けてくれる一枚です。グリンカの序曲はオーケストラのレパとしてお馴染み。シェーンベルクの「主題と変奏」は作曲者が亡くなる8年前の作品で、無調を採用していません。作曲者自身の管弦楽編曲版もある隠れた名作は、もとは吹奏楽による演奏を想定していたのです。バード作品は、暖かい音色を生かした楽想に心が和みます。ウールフェンデンとホルシンガーの作品は、吹奏楽ならではの色彩感を存分に体感させてくれます。最後は膨大なスーザのマーチの中でも日本人によく知られた「雷神」。スーザ自身のライヴ演奏に倣い、オーケストレーションに手を加えた演奏です。(2007/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570403 |
1900年前後のウィーン。クリムトが活躍し、アールヌーヴォー建築や新芸術がもてはやされはじめた当時、音楽はまだ後期ロマン派の潮流のただなかにあり、調性崩壊ぎりぎりの滴り落ちるかのような響きをかもし出す半音階的和声に支えられた美しい旋律を持っていました。このアルバムでは、その時代に活躍した作曲家たちの作品を収録。アルバムの中核をなすのは《田舎の結婚式》で知られるゴルトマルクで、時折ジャズ風の味わいを持つ「組曲」などの多彩な音楽を、名手イルンベルガーとシナイスキが見事な解釈によって聴かせます。シェーンベルクやコルンゴルト作品も、まさしく世紀末の雰囲気を纏った上品な味わいです。(2019/11/15 発売)
レーベル名 | :Gramola Records |
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カタログ番号 | :Gramola98833 |
日本での「死の都」上演など、最近俄然注目を集めている作曲家コルンゴルト。彼がいかに早熟の天才であったかについては、既にご存知の方も多いことでしょう。実際にこうして13歳を迎える前の作品を耳にすると、その恐るべき才能には身震いしないわけにはいきません。冒頭の響きから、既に後年に書かれたヴァイオリン協奏曲と同質の香りが馥郁と匂い立つのですから。このピアノ三重奏曲は初演時に、ピアノをあのブルーノ・ワルターが演奏したことでも知られています。この時、ワルターはこの少年に惜しみない賛辞を送り、やがてコルンゴルトがアメリカに亡命する際にも、いろいろと尽力したというほど、少年の才能に惚れ込んだのにも頷けます。シェーンベルクの「浄められた夜」はシュトイアーマンによるピアノ三重奏曲版を収録。ピアノに多くの役割が持たされており、本来の弦楽六重奏版とはまた違った魅力を放っています。(2014/03/26 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572758 |
チェコ・フィルのコンサートマスター、ボフミール・コトゥメル(ヴァイオリン)、フランチシェク・ホスト(チェロ)をはじめトップメンバーによる六重奏団。お国もののマルティヌーでの自然な表現はもちろんのこと、コルンゴルトやシェーンベルクといった後期ロマン派の伝統を継承する作品でも、濃厚なハーモニーを聴かせます。とりわけ「浄められた夜」の後半部、ゆったりと歌うヴァイオリンを支えるチェロとヴィオラのバランスが精妙。温かい響きが耳に残ります。(2019/09/20 発売)
レーベル名 | :ArcoDiva |
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カタログ番号 | :UP0019-2 |
シェーンベルクの本領が、十二音音楽であることは論を待たないところですが、かなりの数に上る「編曲」の分野でも、ユニークな仕事振りが光ります。その中でも特に人気の高いものの一つが、ブラームスのピアノ四重奏曲第1番によるものです。編曲者によれば、「ブラームスが生きていたならばしたであろう様な」流儀の編曲ということですが、弦、管、打のすべてのパートが、大量の音符を撒き散らしていく終楽章など、むしろその大胆さに驚かされます。独奏パートに超絶技巧を取り入れ、オーケストレーションを極彩色に染め上げた、モンのチェロ協奏曲もまた、オドロキの一品です。Koch Internationalからの再発売盤です。(2007/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557524 |
人気急上昇、ロバート・クラフトによる精緻なシェーンベルク(1874-1951)の声楽作品集。Op.8はかろうじて調性感を保っているものの、それ以降の作品はまさに夢幻の響き。ストラヴィンスキーの弟子として知られシェーンベルクとも親交のあったクラフトは、すでに多くのシェーンベルク作品の録音がありますが、この新録はまさに目の覚めるような素晴らしさ。極彩色からモノトーンまで響きの多彩さが味わえることでしょう。(2008/01/16 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557525 |