バルビエ, ジュール(1825-1901)
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20世紀前半、ドイツ系の「歌姫」といえば二人を指しました。一人はロッテ・レーマン、ひとりはエリーザベト・シューマン。奇しくも同じ年に生まれた二人は、キャリアも同じように積み、オペラとリートの世界においてそれぞれの個性を発揮した金字塔を打ち立てました。成熟した女性の趣のレーマンに対し、シューマンの声は常に「フレッシュ」と形容されるもので、高い声は愛らしく軽やかにさえずり、低い声は淑やかに愛を語りかける声という特長を備えていました。このCDに収録されているのは、彼女のキャリアの最も早い頃のもので、エジソン社及びポリドール社の録音すべてが納められています。音質的にも、原盤のニュアンスを損なうことなく向上されています。(2006/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111098 |
アメリカを拠点に活躍するソプラノ歌手、デボラ・スターンバーグが歌う3つの「鳥」をテーマにした歌曲集。すべて彼女のために作曲されたもので、このプロジェクトの発端は、エリック・キッチンが自作の「オルニーの鳥の詩」を彼女に渡したことでした。この歌曲集に魅せられた彼女はすぐさま演奏の機会を持つとともに、シンプソンとティボドーにも「鳥」を主題にした歌曲集の作曲を依頼、出来上がった歌曲には、作曲家ごとの異なった技法によってさまざまな鳥の声や姿が映し出されており、スターンバーグはこれらを美しい声と巧みなテクニックを駆使して歌いあげています。(2020/02/21 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.579064 |
美しいバロックの街、レッチェに生まれたティート・スキーパは、生地の南イタリア的美質をそのまま声に宿したような、天下の美声テノールでした。南国の楽園的陶酔感が溢れる歌で、オペラはもちろん、カンツォーネ、映画音楽、流行歌など、あらゆる分野で絶大な人気を博しました。元々作曲家を目指していたスキーパは、どのようなタイプの歌でも彼の優美さを最大限に発揮できるだけの知性もあり、そこがまた彼を偉大にしているところでもあります。このCDには1922年から24年までの30代前半の全盛期の歌がたっぷり楽しめます。スキーパの自作自演、ギター弾き語りもあるという芸達者ぶり!(2005/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110332 |
【ザイシクの快挙! 初演150周年に寄せ、最初のカルメン役歌手が見た地平に迫る】2025年に初演150周年を迎えるフランス・オペラの最高峰、ビゼーの《カルメン》。その初演歌手セレスティーヌ・ガリ=マリエ(1837-1905)は、日本でも大正期以来「君よ知るや南の国」で知られてきたトマの傑作歌劇《ミニョン》(1866)初演時の表題役も歌っていた大物メゾ・ソプラノでした。他にもオッフェンバックや若きマスネなど、第二帝政~第三共和政期を代表するフランスの歌劇作曲家たちが続々と新作初演を任せたガリ=マリエに敬意を表し、その活動歴を彩った作品からのアリアを集め彼女の在りし日の輝きを蘇らせたのは、フランス・バロックの名解釈者として最前線の指揮者たちから絶大な信望を集めるエヴァ・ザイシク! 歌詞と旋律線を明瞭に伝える衒いない歌声をしなやかに操り、カルメンと同じく何者にも縛られず運命に立ち向かう女主人公たちを活き活きと描き出します(アルバム表題はカルメンのハバネラ「恋は野の鳥 L’amour est un oiseau rebelle」に由来)。ポワズやデフェスら生前の人気に比して滅多に作品が録音されない重要歌劇作曲家たち、またパルディルやマッセなど静々と再評価されつつある名匠たちの「これぞ舞台音楽」ともいうべき芸術性に触れられるのも嬉しいところ。ボルドー歌劇場でのドビュッシー《ペレアスとメリザンド》全曲録音(ALPHA752/国内仕様盤NYCX-10240)で好評を博したピエール・デュムソーも、リール管弦楽団を絶妙のドライブ感で率いてザイシクの歌を丁寧に彩り、各作品の魅力を十全に伝えてくれます。(2025/04/11 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA1128 |
メトを拠点に活躍、来日経験もある中国出身のバス歌手、ハオ・ジャン・ティアンのリサイタル盤。オペラならお任せの指揮者ラハバリの伴奏を得て、ヴェルディを中心にイタリア、ロシア、フランスと幅広いオペラからアリアを選曲しているのが特徴で、歌手自身が「自分の人生であり血である」としてチョイスしたものです。何と言っても堂々として張りのあるバスの声が印象的。ヴェルディの諸アリアではバスならではの威厳ある役柄を表現しますが、バスの魅力はそれだけにとどまりません。時にユーモラスに、時に優しく語りかける。様々なキャラクターの演じ分けをお楽しみください。(2006/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557442 |
若く優れた歌手には、その時期ならではの新鮮な魅力がたっぷりです。ここに集う5人は皆若いながらも既に大劇場で主役を歌っている実力者ばかり。メトでオクタヴィアンを歌い絶賛されたクリスティーネ・ジェプソン。小澤征爾音楽塾でドン・ジョヴァンニを歌ったマリウス・キーチェン。コロラトゥーラも鮮やかな美声バス、ヴァレリアン・ルミンスキ。ヴェルディで目覚ましい評価をあげているインドラ・トーマス。そして既にメトでスターの仲間入りをしているマシュー・ポレンザーニ、瑞々しいハイCを軽く出した上にそのままピアニッシモに減衰してしまう超人技は一聴の価値あり!(2004/12/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557309 |
1世紀前の大プリマドンナ、ネリー・メルバ(1861-1931)。既にNaxosは、彼女のヨーロッパ録音をことごとく復刻しました。そして今度はアメリカ録音の企画をスタート!1907年、メルバはニューヨークのマンハッタン・オペラに招かれ、この時ヴィクターに録音を残しました。このCDに含まれているのは全て1907年3月の録音。45歳のメルバはまさにキャリアの絶頂期、しっとりと白く美しい手でハートを柔らかく撫でられるような魅力は、これらの録音に完璧に収まっています。特に貴重なのが、メルバ自身がピアノを弾きながら歌うトスティ。リラックスして、和音を崩し気味に弾きながらの歌は、まるでプリマドンナが自分だけのため歌ってくれているよう!マーストンの復刻も大変素晴らしい出来です。(2005/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110334 |