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ブラームス, ヨハネス(1833-1897)

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    ブラームス:4手のためのピアノ作品集 7 - 交響曲第2番、第3番(ケーン/マティース)

    生オーケストラや録音の代用品としての存在、これらの連弾版の出自には、確かにそういった「実用的」な意味合いがあったことは間違いありません。それゆえ、こういった編曲は20世紀以降、過去の遺物として顧みられなくなってきましたが、近年になり再び、楽曲に新たな光を当てるものとして、積極的に演奏したり鑑賞しようという機運が盛り上がってきています。ブラームスの交響曲の中でも、柔和なイメージの強いこの2曲、硬質な音の輪郭を持つピアノによって演奏されると、かなり違った姿を見せてくれます。特に急速系楽章のコロコロと音が転がるような感覚は新鮮です。(2002/07/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554822

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    ブラームス:4手のためのピアノ作品集 8 - 交響曲第4番/悲劇的序曲(ケーン/マティース)

    壮大なオーケストラ曲が連弾用編曲になると、「媒体」が変わったという以上の質的変化が感じられるような気がします。すなわちコンサートホールいっぱいに広がっていた壮大さが、ごく普通の日常的な部屋サイズになるようになる、といったところでしょうか。音色の多彩さや、響きの強大さの違いもさることながら、指揮者を媒介とする大人数のアンサンブルが、たった二人の以心伝心によるものに変わっている、という演奏のあり方の違いが大きく影響しているのでしょう。こうして聴いてみると、あの雄大な「ブラ4」がなんだかとっても親密なものになったような、とても不思議な気分がしてきます。(2003/06/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554117

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    ブラームス:4手のためのピアノ作品集 9 - ピアノ協奏曲第1番/大学祝典序曲(ケーン/マティース)

    ピアノ協奏曲を連弾でとはこれ如何に? 2台ピアノへの編曲と違って、1台のピアノを二人で弾く連弾では、独奏パートも原曲から若干変更されることになり、そこが聴きどころとなるでしょう。第1楽章でのピアノが最も苦手とする、強奏の保続音が頻出するような場面では、ヤケクソにならざるを得ないところもありますが(それもまた一興!)、第3楽章での分厚い響きと親密なアンサンブルの融合などは、原曲とは違ったユニークな味わいです。一方「大学祝典序曲」は、原曲の愉悦的で軽快なノリと、連弾との相性が極めてよく、ピアノ書法上も自然な仕上がりのため、聴いて楽しく、弾いても楽しい音楽の典型となっています。(2003/12/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554116

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    ブラームス:4手のためのピアノ作品集 10 - 弦楽四重奏曲第1番、第2番(ケーン/マティース)

    連弾魔といっていいくらい、自作を連弾に編曲しているブラームス。録音技術がようやく産声を上げた時代の作品普及のため常道という側面もありましょうが、この演奏形態に対するブラームス自身の嗜好もあってのことでしょう。弦楽四重奏曲は4つの楽器→4本の手という1対1対応もあり、ほとんど逐語的な編曲となっていますが、妙な不自然さはないものの、やはり弦楽器とピアノという媒体の違いが、楽曲の味わいに若干の変化を与えるところが興味深いといえましょう。硬質で歯切れのよい響きは、第1番では運動性を、第2番では可憐さを、より前面に押し出してくるように感じられます。(2004/03/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557056

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    ブラームス:4手のためのピアノ作品集 11 - 弦楽四重奏曲第3番/弦楽五重奏曲第1番(ケーン/マティース)

    ブラームスのピアノ・ソナタ3曲からは、一人のピアニストによって可能な限界を超えた、重厚な響きへの指向を持っています。それゆえ、これらの曲からは、時にある種の「無理」が感じられることも事実であり、長い作曲家人生の中で、この形式が僅か作品番号5で打ち止めとなっているのも、ブラームス自身が居心地の悪さを感じていたからでしょう。そのことを考えてみると、ブラームスが、オーケストラや室内楽のための楽曲の多くをピアノ連弾用に編曲したのは、これこそが自分らしさをストレートに出すことのできた、ピアノのためのソナタだと感じていたからではないかと思えてきてしまいます。(2004/08/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554272

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    ブラームス:4手のためのピアノ作品集 12 - 弦楽五重奏曲第2番/ピアノ五重奏曲第1番(ケーン/マティース)

    最晩年の作ながらも、精力的で雄大な響きが持ち味の弦楽五重奏曲、青年期の作らしいほのかな感傷味が魅力のピアノ四重奏曲、両曲とも連弾編曲は原曲との相性もよく、当シリーズの中でもツボのハマり度は最も良好な部類といえましょう。部厚い響きと、コロコロと転がるような軽やかなパッセージを、親密なアンサンブルのうちに両立させることのできる、連弾ならではの持ち味が遺憾なく発揮されています。両曲とも終楽章はお得意のハンガリー風ですが、このノリのよさは爽快です。また晩年の作らしい哀愁が滲み出ている五重奏曲の第2楽章も、ピアノでポツリポツリと弾かれると、原曲とは別の魅力が聴こえてくるようです。(2004/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554412

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    ブラームス:4手のためのピアノ作品集 13 - 弦楽六重奏曲第1番、第2番(ケーン/マティース)

    膨大なブラームスの4手のためのピアノ作品を紹介する当シリーズ、今回は弦楽六重奏曲2曲の登場です。演奏者の負担が増えたとしても、ある程度多くの声部があって、シンフォニックな響きを志向するような作品のほうが、一般にピアノ編曲に向いていること、そしてブラームスの全室内楽曲中で最も有名な楽章、すなわち「主題と変奏」として親しまれている、哀愁漂う第1番の第2楽章を含んでいることもあり、シリーズのハイライトの一つと申せましょう。編曲によって弦のしなやかな響きが、粒立ちのよい硬質な響きに置き換わるわけですが、そのことによって原曲にはなかった、鮮やかな立体感が浮かび上がってくるのが、聴きどころとなっています。(2005/04/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554817

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    ブラームス:4手のためのピアノ作品集 14 - ピアノ四重奏曲第2番/5つのワルツ(ケーン/マティース)

    自らの主要作品を徹底的に自らの手で、連弾、2台ピアノに編曲しまくったブラームス、今回の標的はピアノ四重奏曲第2番です。明るく柔和で、弦のしなやかさ存分に発揮された作品だけに、その弦をピアノに置き換えてしまうのは・・・という心配は杞憂に終わります。特に、緩除楽章での歌い込みが思いのほかに聴かせてくれるのは、嬉しいところといえましょう。また異稿、別ヴァージョンマニアの方々に注目していただきたいのは、ワルツ集です。当盤収録のピアノ2台版の他にも、ピアノ独奏版(8.553426)、さらには連弾版(8.553139)が存在していますが、特に2台版と連弾版とのビミョーな差を味わいつくしてみるというのも一興です。(2005/07/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554821

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    ブラームス:4手のためのピアノ作品集 15 - 交響曲第3番、第4番(ケーン/マティース)

    多くの自作オーケストラ曲、室内楽曲を、1台4手、あるいは2台4手用にピアノ編曲したブラームス、おかげで等シリーズも独奏曲集をはるかに上回る枚数に到達していますが、交響曲第3、4番はついに2回目の登場です。当盤は2台ピアノによる演奏ですが、絶対的なダイナミックレンジや音色の多彩さでは、もちろん原曲に及ばないものの、なかなかスケール感に富んでおり、十分に音楽的で雄大な味わいが楽しめます。編曲技法も巧みで、楽曲の細部の面白さを拾い上げると同時に、微妙なピアノ的な楽想への書き換えも見られ、興味は尽きません。同じ奏者達による連弾版(8.554117、8.554822)との聞き比べもぜひどうぞ。(2006/05/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557685

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    ブラームス:4手のためのピアノ作品集 16 - シューマン:ピアノ四重奏曲/ヨアヒム:ハムレット序曲(ケーン/マティース)

    当シリーズで、ブラームスの莫大な自作品の編曲を紹介してきましたが、今回はついに他人の作の編曲です。名曲として名高いシューマンのピアノ四重奏曲ですが、原曲が持ち合わせているシンフォニックな感覚が、強調されたようにも響きます。第3楽章の哀感、第4楽章の対位法的書法を駆使したエネルギッシュな展開など、媒体が代わっても、魅力はしっかり翻訳されています。親友・ヨアヒムの序曲は、原曲とともに録音の機会は稀ですが、実は結構素敵な佳曲です。シューベルトのレンドラーは独奏曲を4手曲に、4手曲を独奏曲にと入れ替えたものですが、このような編曲が行われた動機の多くは、編曲者の私的な楽しみにあったのでしょう。(2006/09/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.555848