ブラームス, ヨハネス(1833-1897)
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1964年ミュンヘンに生まれ、チェリビダッケに見い出され20歳台の若さでミュンヘン・フィルのコンサートマスターに就任。1988年までその地位にあった名手インゴルフ・トゥルバン。このブラームスのソナタ集は、彼の演奏活動30周年を記念して録音されたアルバムで、これまでパガニーニやタルティーニなどのイタリア物や、シュポア、ヤルナッハなどの秘曲を中心に録音してきたトゥルバンにとっては、新たな挑戦であり、独自の個性と真価が発揮するまたとない機会になっています。このライヴでトゥルバンは、曲の個性にふさわしい三挺の楽器を用意。第1番では「内省的で落ち着いた音色」、第2番では「女性的で軽い響き」、第3番では「劇的で現実的な音」と、トゥルバンが要求する音色を紡ぎ出す楽器の音色にも注目してください。(2017/02/24 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC1867 |
「あぁー、ええ曲やなぁ・・・。」ブラームスの3つのヴァイオリン・ソナタを聴くたびに、しみじみとそう思います。自然に溶け合いながら歌う、ヴァイオリンとピアノのコンビネーションの見事さや、美しくロマンティックな旋律美と、人生の酸いも甘いも知り尽くした、オヤジ作曲家ならではの渋みのバランスの絶妙さなど、どこをとっても理想的な音楽といえましょう。何度聴いても飽きがくるどころか、ますます深く楽曲の魅力に虜になるばかりです。第1番から第3番まで、それぞれ異なった個性を持つ、ロマン派ヴァイオリン・ソナタの至宝ともいうべき三幅対、どうぞお楽しみください。(2002/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554828 |
【ブラームスの心の深淵に触れるデュオアートの真骨頂を聴く。】日本音楽コンクール第1位をはじめ、その優れた和声感や表現力への評価により出光音楽賞、仙台国際音楽コンクール聴衆賞他数々の受賞歴を誇り、スイス・ロマンド管、スペイン国立管、東京フィル、新日本フィル、京響など国内外主要オーケストラとの共演、室内楽等でも幅広く好評を博す新進気鋭のヴァイオリニスト、黒川侑のデビュー・アルバム。黒川自身が「最も共感してやまないブラームスのヴァイオリン・ソナタ全3曲」を、ベルリンを主軸にワールドワイドに活躍する長年の共演パートナー、久末航とのデュオで世に問う。 黒川=久末コンビの初CDがブラームスの〈ヴァイオリン・ソナタ〉全3作!考え抜いた結果の、そして最初に実現したかったプログラミングということだろう。そのことに大いに共感する。どの曲も、ブラームスの他の作品同様に非常に完成度が高く、奥行きも深い。演奏にあたってはそれを十全に受け止め、かつ表出する力が必要となる。それを実現する意気込みと自信がまずこの選曲から伝わってくる。 CDのテスト盤を早速、譜面を見ながら聴かせてもらう。どんなディテールも聴き逃したくないという想いからだ。細部から全体に至るまで、実に行き届いた解釈とリアライゼイションが確認できる。 僕たちが知っているのは顎鬚豊かなブラームスの、あの肖像写真のみ。思わず「ブラームスおじさん」と呼びたくなりませんか。そのブラームスおじさんが心の底から「これが私の想いですよ、どうぞ聴き取ってくださいね」、そんなメッセージが伝わってくるような演奏だ。「心のうた」が聴こえてくるということ。 第1番冒頭の懐かしさと、温かさに包みこまれる主題、第2番の冒頭の遥か遠くへの目線の優しさ、第3番の遠大なる想いを告げる始まり。それぞれ46歳の、53歳の、そして55歳のブラームスが天才の直観と慎重な構想で定着したこれらの曲、その意味が、そして性格と本質とが真っ直ぐに伝わってくる。 お二人のこの成果にあらためて驚く。もちろん先の長いお二人であるけれど、今回の録音の達成度は高く、ブラームス愛好家の必聴盤になるにちがいない。 新実 徳英(作曲家)(ライナーノーツより抜粋) 僕は昔からブラームスという作曲家が言いようもなく好きで、その音楽にはどこか特別な、畏れにも似たものを感じてきました。憧れのような美しさや、足が踏み出せなくなるような哀しみを抱えながら、それが決して空想の世界に留まらずに地面にしっかりと根ざす彼の音楽…今回こうして、そのブラームスの作品の中でも特に大きな魅力を持つ3曲全てのヴァイオリン・ソナタを録音できたことは、本当に思いもしなかった喜びです。 共演ピアニストの久末航さんとは、同じ財団から受けていた奨学金の関係で出会って以来既に何度も共演を重ねているのですが、彼の美しく、どこまでも明晰なピアノと共にこの特別な3つのソナタに取り組むことができたのは、僕にとって替えがたい経験でした。 たそがれや人生の秋にも喩えられるようなブラームスの音楽に関わっている時、感動と迷いを行き来するような、他にはない捉えがたい気持ちがすることがあります。もしこのCDが、お聴きくださった方にとって少しでもそんなブラームスの世界に触れられるものになったとしたら、それほど嬉しいことはありません。 黒川 侑 この度は、黒川侑さんとのブラームス:ヴァイオリン・ソナタ全集がアールアンフィニ・レーベルよりリリースされる運びとなり、心より嬉しく光栄に思います。 ブラームスの書き上げた3つのヴァイオリン・ソナタは、それぞれが全く異なる性格をもちつつも、一つの豊かな情景を共有しています。皆さまにはこのCDを通して、情熱的でかつ優しく心に語りかけるようなブラームスの珠玉の作品たちを、臨場感溢れる響きと共に楽しんでいただければ幸いです。 「ヴァイオリン・ソナタ」とはいえ、ピアノパートも音楽的に対等な重要性を担っており、それがブラームスの音楽の密度をぐんと高めている理由の一つだと言えるでしょう。今回のアルバムでは、黒川さんのヴァイオリンによって奏でられる、芳醇でコクのある旋律に寄り添いながら、それを温かく包み込むようなピアノの響きを求めて録音に臨みました。特に、光を感じさせつつもどこか儚げな情感の漂う「雨の歌」、ほとばしるような熱情を内に秘めるドラマティックな第3番では、ヴァイオリンとピアノの間で交わされる濃密な響きの対話が聴きどころです。 最後の一音まで歌心溢れる音色で弾き切ってくれた黒川さん、音への強いこだわりをもって収録に臨んでくださったプロデューサーや調律師の方々、そしてこのCDを手に取ってくださった皆さまに、心から感謝申し上げます。 久末 航(2023/07/19 発売)
レーベル名 | :ART_INFINI |
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カタログ番号 | :MECO-1077 |
ブラームスの3曲のヴァイオリン・ソナタは多くのヴァイオリン奏者たちが一度は演奏したいと願う記念碑的な存在です。このアルバムでヴァイオリンを演奏しているのはエルミラ・ダルヴァロヴァ。4歳からヴァイオリンを始め、ジョーゼフ・ギンゴールド、ヘンリク・シェリングに教えを受け、メトロポリタン歌劇場管弦楽団のコンサート・ミストレスに就任。カルロス・クライバーを始めとした大指揮者たちと共演を重ねた彼女は、グラミー賞にもノミネート経験があり、2011年に設立された国際コンクール「グローバル・ミュージック・アワード」で2017年、2018年で金賞を獲得した名手です。これまでにゲーリー・カーとのボッテジーニや、フランコ・アルファーノの室内楽作品集、新しいところではブルネッティ:タンゴのアルバムなどで高い評価を受けており、現代音楽にも積極的に取り組んでいますが、今回はヴァイオリニストの原点に立ち返り、ブラームスのソナタを真摯に演奏。豊かな経験と音楽性が反映された素晴らしい演奏を聴かせています。(2019/04/26 発売)
レーベル名 | :Solo Musica |
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カタログ番号 | :SM295 |
ウィーン在住の前田朋子、宿願のブラームス・ソナタ全集!ドイツでの小学生時代にブラームスのヴァイオリン・ソナタ第1番を聴き、「人生の憧れの曲」と感じた前田は、その憧れの強さと恐れとのため、ブラームスがこの曲を作曲したのと同じ年になるまで演奏会で取り組むのを待ったそうです。以来、折に触れて弾き込んできた作品を録音するにあたっては、前作モーツァルトと同じく一人二役での録音を決意。技術的にも音楽的にも要求が極めて高かったと思われますが、ここにその成果を披露します。クララ・シューマンと死の床にあったその子フェリックスを想ってブラームスが書いた第1番では、録音の半年前に亡くした親友を想い、第2番では同曲で何度となく共演したバドゥラ=スコダへの敬愛と思慕を込めています。オーストリアの街並みよりはアルプスの大自然が似合うと語る峻厳かつ雄大な第3番も含め、随所から強い感情が伝わる演奏が誕生しました。 ※ ブックレットには前田朋子自身による日本語解説が掲載されております。(2024/02/23 発売)
レーベル名 | :Gramola Records |
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カタログ番号 | :Gramola99312 |
ウィーン・フィルハーモニーの奏者たちが使用していることでお馴染みのウィンナホルン(ウィーン式ホルン)は、通常用いられるフレンチホルンとは若干構造が違い、その音色も独特な響きを持っています。このアルバムはウィーン・フィルのホルン奏者、ヴォルフガンク・ヴラダーの演奏で、その柔らかく美しい音色を存分に堪能していただけるブラームス(1833-1897)の「ホルン三重奏曲」を中心に、名手クスマノヴァ=ヴラダーが演奏する2曲のヴァイオリン・ソナタを収録。ブラームス自身の言葉「私は音楽を通して話す」を具現化した素晴らしい演奏です。(2016/12/21 発売)
レーベル名 | :Paladino Music |
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カタログ番号 | :PMR0078 |
録音が普及する前の時代、オーケストラや歌劇などの大編成の作品を楽しむには、演奏会に出かけていくか、小編成に編曲された楽譜を元に、自身、もしくは親しい人々と共に「実際に演奏する」他、方法はありませんでした。そこで各出版社は作曲家や編曲家たちに「編曲版」を依頼。これらは飛ぶように売れ、人々は思い思いに音楽を楽しんだのです。シューマンやブラームスも自身の作品を数多く編曲していますが、需要に供給が追い付かなかったため、信頼する友人や家族にも自作の編曲を依頼、数多くの作品が世に出回ることになりました。パウル・クレンゲルは名チェリスト、ユリウス・クレンゲルの兄であり、ピアニスト、作曲家としても高名だった上、ブラームスと親しかった出版社ジムロックの「お抱えアレンジャー」。ブラームス自身もクレンゲルの編曲の出来ばえを高く評価しており、この2作品も絶妙にピアノ独奏へと置き換えられています。(2017/10/27 発売)
レーベル名 | :Grand Piano |
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カタログ番号 | :GP749 |
1877年に交響曲第2番を書き上げたブラームス。劇的で緊張感に満ちた交響曲第1番とは対照的な田園的な性格を持つ第2交響曲の流れを受け、その翌年に作曲されたのがこの「ヴァイオリン協奏曲」でした。やはり優雅で美しい旋律に満ちたこの作品は、サラサーテが演奏するブルッフの協奏曲を聴いて感銘を受けたのが直接の作曲の動機とされていますが、実際には同じ調性を持つベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲の影響が強く、重厚なオーケストラ・パートと美しく情熱的な旋律のヴァイオリン・パートが絡み合う素晴らしい仕上りのため、ベートーヴェン、メンデルスゾーンと並ぶ「3大ヴァイオリン協奏曲」の一つと称えられています。二重協奏曲は1887年の作品。ブラームスの最後の管弦楽曲でもあるこの曲は、バロック期の“合奏協奏曲”を思わせる、各々の独奏楽器の対話と、オーケストラの掛け合いが見事な力作です。ヴァイオリン協奏曲でソロを務めるのは、これまでにもNAXOSからリリースした数々のアルバムでおなじみの女性ヴァイオリニスト、ティアンワ・ヤン。多くの名演が存在する名曲ですが、彼女は物怖じすることなく果敢に演奏。自身の音楽を朗々と歌い上げています。二重協奏曲で同じくチェロの独奏を務めるシュヴァーベは良く響く音色でブラームスの哀愁に満ちた旋律を高らかに歌い上げ、ティアンワ・ヤンとの素晴らしい共演を披露しています。交響曲にも匹敵する重要なオーケストラ・パートをまとめ上げているのは名指揮者アントニ・ヴィト。若き独奏者に負けない情熱でブラームスの音楽に対峙しています。ベルリン=ダーレムの「イエス・キリスト教会」で行われた録音にも注目です。輸入盤国内仕様:日本語解説付き(片桐卓也)(2019/05/31 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573772 |
近代ヴァイオリン奏法の頂点を極めたのは言うまでもなくハイフェッツですが、同様にチェロに潜む可能性を、楽器としても、音楽表現の媒体としても、史上かつてない領域まで探り、演奏で示したのはフォイアマンでした。両者ともその実力を認め合い、共演も多数行いましたが、二人の音楽的な相性がいかに良かったかは、このブラームスのドッペル協奏曲が何よりの証左となるでしょう。スコットランド幻想曲はRCA盤より14年前の録音で、ハイフェッツが演奏会から一時遠ざかっていた期間に収録されたものです。(2001/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110940 |