ブリテン, ベンジャミン(1913-1976)
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2016年、スペインで開催された「アルハンブラ国際ギターコンクール」の優勝者、アンドレア・ゴンザレス・カバレロのデビューアルバム。スペインのギタリストの中で最も若い世代に属する1992年生まれの彼女は、8歳でソロ・デビューを果たし、スペイン、ロンドンをはじめとした世界各国のホール、音楽祭で演奏、国際的な賞も獲得するなど、その活躍が期待されています。彼女が優勝したアルハンブラ国際ギターコンクールは、もちろんタルレガとアルベニス作品の演奏は必須ですが、他の課題曲は幅広い時代の作品から選択されており、コンクールのための新作も準備されるなど、コンテスタントに要求される要素も大きく、勝者である彼女の才能は飛びぬけています。聴き手にとっても、ロマン派から現代曲までの多彩なプログラムはとても楽しいものです。●(2017/08/30 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573767 |
ウィーン交響楽団の首席指揮者、フィリップ・ジョルダンが2016年の初めに体調不良で3ヶ月ほど休養をとった際、代役として起用されたのが1989年生まれ、弱冠27歳の若手指揮者ラハフ・シャニでした。彼は2013年のグスタフ・マーラー指揮者コンクールで優勝し、2013/2014年のイスラエル・フィルのオープニング・コンサートでデビューします。そして2015年のウィーン・フィルのコンサートでフランツ・ヴェルザー=メストの代役を務めたことで、若きマエストロの名は全世界に轟くこととなりました。彼はもともとピアニストとしてデビューし、イスラエル・フィルとも共演を果たしていますが、その後なぜかコントラバス奏者としてイスラエル・フィルに入団するという異色の経歴の持ち主。2016年4月には日本にもやってきて、読売日本交響楽団を指揮し絶賛され、現在はウィーン交響楽団の首席客演指揮者を務めています。シャニのこのアルバムは、「動物の謝肉祭」と「青少年のための管弦楽入門」という楽しい組み合わせ。サン=サーンスではピアノもバリバリ演奏し、その才能を存分に披露しています。「動物の謝肉祭」には、TV司会者ヴィリー・ヴァイツェルによるドイツ語での新しい物語が付されています。どちらかというと「子供向け」の内容と思われがちの内容ですが、メリハリのあるオーケストラと絶妙なお話の融合は、耳の肥えたファンにこそ楽しんでいただける、聴き応えのある1枚です。(2016/12/16 発売)
レーベル名 | :Vienna Symphony Orchestra |
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カタログ番号 | :WS010 |
ハープシコードとリコーダー、そしてイギリスとデンマーク。各々の2つの要素を見事に結び合わせた好企画盤です。もともとは「ミカラ・ペトリがデンマークに住み、マハン・エスファハニがイギリスに住んでいた」ことから始まったプロジェクトでしたが、なかなか興味深い曲が並ぶ面白い1枚が出来上がったようです。ブリテンの「アルプス組曲」はもともとリコーダー三重奏のための作品ですが、リコーダーとチェンバロのために編曲。これがまた絶妙な味付けとなっています。(2015/03/25 発売)
レーベル名 | :OUR Recordings |
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カタログ番号 | :6.220611 |
特に近・現代音楽の解釈と歌唱で高い評価を得ながら、持ち前の高い感性で古楽の世界にまで鋭く切り込むアンナ・プロハスカが描く『失楽園』。楽園でのアダムとイヴ、その堕落と追放の物語、あるいはそれに触発された歌曲を収録しています。ロマン派から近代、そして20世紀に至る各時代から独自の選曲を行っており、歌詞も仏・独・英・露と4ヵ国語に及ぶもの。圧倒的な充実度で、プロハスカの企画力、歌唱力、言語力と、現在の彼女が持てる実力が余すところなく発揮された、聴き応え十分のアルバムです。(2020/04/10 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA581 |
フィッシャー=ディースカウ最後の弟子と言われるドイツの注目バリトン、ベンヤミン・アップル。これまでにALPHAレーベルから「禁断の果実」(ALPHA912)やシューベルトの『冬の旅』(ALPHA854)をリリース、大好評を博しています。このアルバムではアップルは、シューベルトの名歌曲のピアノ伴奏パートを、後世の作曲家たちがオーケストラ版に編曲した作品を歌いました。もともと親密な雰囲気を持つシューベルトの歌曲ですが、これらの編曲によって現代の巨大なホールでも遜色なく響くことになるとともに、更なる歌手の表現力も求められます。アップルは以前にもヴォルフの管弦楽伴奏版歌曲を歌い、(cpo 555380)管弦楽伴奏版の歌曲はお手の物と言えますが、今作でもこの要求に見事に応え、朗々たる歌声を響かせています。レーガーをはじめとしたさまざまな作曲家たちの個性あふれる編曲も聴きどころの一つと言えるでしょう。また歌曲の間にはオーストリアの指揮者・作曲家ヨハン・ヘルベック(1831-1877)の手による「ドイツ舞曲」のオーケストラ編曲版を収録し、シューベルトと民俗音楽のつながりを探っています。ミュンヘン放送管弦楽団を作曲家としても高く評価されるオスカー・ヨッケルが指揮するオーケストラにも注目。(2023/10/06 発売)
レーベル名 | :BR-Klassik |
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カタログ番号 | :900346 |