Home > CD & DVD > Comporsers

 CD & DVD/BD



リルケ, ライナー・マリア(1875-1926)

Search results:82 件 見つかりました。

  • 詳細

    ヒンデミット:マリアの生涯(バンゼ/ヘルムヒェン)

    独特の深い声質を持ち、現代から古典までを歌いこなすドイツのソプラノ、ユリアーネ・バンゼ。一連のロマン派作品の歌唱や宗教曲での強い存在感を放つ彼女の歌は、一度耳にしたら忘れることはできないほどの印象を残します。今アルバムでバンゼが取り組んだのは、ヒンデミットが1923年に作曲した歌曲集「マリアの生涯」。リルケの詩による15曲で構成された詩集は、聖母マリアの誕生から死までが忠実に綴られており、ヒンデミットはこの詩にワーグナーの妖艶さとドビュッシーの繊細さを兼ね備えた曲をつけました。当時のヒンデミットの作風はかなり前衛的で、ピアノ伴奏も歌も演奏が困難だったため、後の1948年にヒンデミット自身が曲を改訂。こちらの方が耳なじみが良いため、演奏される機会が多いのですが、かの名手グレン・グールドは初稿版をより高く評価しており、このバンゼの演奏も初稿版で歌われています。(2018/06/29 発売)

    レーベル名:Alpha
    カタログ番号:ALPHA398

  • 詳細

    フェルステル/ゴルトマルク/ロット/ディーペンブロック/ワルター/シェーンベルク/R. シュトラウス:歌曲集(マーラーと同時代の作品)

    2014年、“イフラヴァ”で開催された「グスタフ・マーラー音楽祭」のライヴ録音。カールスバート国際コンクールの受賞者たちが、マーラー生誕の地であるイフラヴァの教会で歌うコンサートを収録。彼と同時代の作曲家たちによるあまり知られていない歌曲を収録しています。1曲目の「フェルステル:スターバト・マーテル」のみ合唱で、他は全て独唱曲。一口にマーラーと同世代と言っても、その作風は様々。民謡風の簡素な作品があれば、ロマンティックで重厚な作品もあり、作曲家の個性を存分に楽しむことができます。ライバルと称されるハンス・ロットの愛らしい歌曲やフェルステルの個性的な歌曲が聴きもの。(2019/04/26 発売)

    レーベル名:ArcoDiva
    カタログ番号:UP0164-2

  • 詳細

    フュルステンタール:声楽作品集(フィンガーロス/ムイジ)

    1920年、ウィーンのユダヤ人家庭に生まれたフュルステンタール。若い頃の彼は、後に夫人となるフランソワの家の週末パーティで、しばしば美しいテノールで愛の歌を歌ったというほど、歌に魅了されていました。しかし、ナチス勢力が拡大するに伴い、フュルステンタールの家族は愛するウィーンの生活を棄て、イギリスを経由してアメリカに亡命する決意をします。しかし、彼と母は難を逃れたものの、父親はナチスに捉えられ、強制収容所で命を落としてしまいました。その後、会計士として生活の糧を得て、ユダヤ人の女性と一度は結婚するものの上手く行かず、結局は35年間離れていた恋人のフランソワと結ばれ、作曲への衝動も再燃し、若い頃の情熱をもう一度譜面に書き移すことになったのです。そしてこのアルバムのリリースを待たずして、2016年11月に波乱万丈の96年の生涯を閉じました。ロマンティックな歌曲には、止まっていた35年間の思いが満ち溢れています。(2017/03/24 発売)

    レーベル名:Toccata Classics
    カタログ番号:TOCC0354

  • 詳細

    ブラームス/R. シュトラウス/フュルステンタール/シューベルト/シューマン:バリトンのための作品集(フィンガーロス)

    2018年は誰もが知っているクリスマス・ソング「きよしこの夜」が初演されてから200年目にあたる年です。この歌のドイツ語のタイトルは「Stille Nacht」であり、ピアニスト、ムイジはこの言葉「Stille=静かな」と「Nacht=夜」をモティーフにしたアルバムを想起、バリトン歌手であるフィンガーロスとともに、ユニークなアルバムを作り上げました。これは単なるクリスマス・アルバムではなく「夜」の新しい形の表現であり、愛に満ちた美しい作品を散りばめられた感動的な1枚です。もちろん最後には「きよしこの夜」でアルバムが締めくくられています。(2017/12/22 発売)

    レーベル名:Oehms Classics
    カタログ番号:OC1879

  • 詳細

    フランス6人組の歌曲とピアノ曲(ハインツェン/ミード)

    20世紀前半のフランスで活躍した作曲家たちの集団「フランス6人組」。サティを中心に『新青年』を結成した若き作曲家たちの中から、詩人コクトーが選んだオーリック、デュレ、オネゲル、ミヨー、プーランク、タイユフェールの6人は、第一次世界大戦後のフランスにおいて、ドビュッシーの後継者として音楽界を主導する役割を担いました。このアルバムでは6人の名前をアルファベット順に並べ、サティも加えた各々のピアノ曲と連作歌曲を収録。彼らの美的アイデアと個性、そして生涯にわたる友情のつながりが垣間見えるユニークな1枚です。美しい歌声を披露するのは、スイス出身、宗教曲を得意とするソプラノ歌手フランツィスカ・ハインツェン。長年共演を務めるピアニスト、ベンジャミン・リードと息の合った演奏を聴かせます。(2021/03/19 発売)

    レーベル名:Solo Musica
    カタログ番号:SM357

  • 詳細

    ベートーヴェン/フォーレ/ツェムリンスキー/ブリテン/バーバー/アイスラー/ヴァイル:歌曲集(アレン)

    シカゴで生まれ、最初はピアニストとしての勉強を始めたトーマス。しかしニューヨークのマンハッタン音楽学校で学んでいた時に、声楽の才能を見出され、歌手としてデビュー。ウィリアム・クリスティやルネ・ヤーコプス、ガリ・ベルティーニ、シモーネ・ヤングなど錚々たる指揮者たちと共演、古楽系から現代曲までを歌いこなすテノールへと成長したのでした。そんな彼、このアルバムでは、アメリカ人である彼の「心の憧れの地」であるヨーロッパの作曲家たちによる歌曲を連綿と歌います。ただし、選ばれている作品はどれも、何かしらの「憧れ」を秘めているものばかり。フォーレやツェムリンスキー、ブリテンにおけるイタリア、バーバーの古きものに対する郷愁、ベートーヴェンは「恋する人への憧れ」など、様々な想いが交錯する珠玉の1枚です。(2014/06/25 発売)

    レーベル名:Capriccio
    カタログ番号:C5194

  • 詳細

    ペヤチェヴィチ:歌曲集(ダンツ/ガルベン)

    衝撃的な管弦楽曲(777418-2)、そして美しい室内楽作品(777419-2)。この2枚のCDが発売されたことで、クラシック好きの好奇心にまた新たな光を灯したクロアチアの知られざる女性作曲家、ドーラ・ペヤチェヴィチ。今作は彼女の歌曲を取り上げています。37年と言う長くはない生涯に数多くの作品を残したペヤチェヴィチですが、歌曲は作品番号のついた歌曲集を含む14作品、計33曲を書いています。用いられた詩は慎重に準備され、Op.13の「なぜ?」は彼女自身の詩情あふれるテキストが使われています。この1枚でほぼ歌曲の全容を知ることができ、彼女がいかに伝統という束縛から解放され、自分自身のスタイルを構築していったかがわかるようになっています。もっと長く生きていたなら・・・。そう思わずにはいられない才能です。(2012/07/11 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:777422-2

  • 詳細

    ペヤチェヴィチ:ピアノ協奏曲 ト短調/序曲/管弦楽伴奏歌曲集(ダンツ/トリンドル/フランクフルト・ブランデンブルク州立管/グリフィス)

    クロアチアの女性作曲家ドーラ・ペヤチェヴィチ(1885-1923)。最近、少しずつ認知度が高まり、cpoレーベルをはじめとした何枚かのアルバムが相次いでリリースされています。今回のアルバムでは、彼女の作品の中でも比較的良く知られている「ピアノ協奏曲」を中心に、「序曲」と管弦楽伴奏付きの歌曲を聴くことができます。彼女が28歳の時に書いた最初の管弦楽曲であるピアノ協奏曲は、ロマンティックな独奏楽器のための協奏曲の伝統に則りながらも、精緻な管弦楽法が用いられたドラマティックな作品で、力強いモティーフが魅力的な作品となっています。彼女の作品には、極めて高い意志力が感じられ、またとても表情豊かな旋律が息づいています。また彼女の最後の管弦楽作品である「序曲 ニ短調」は熟成された作風を持つ個性豊かな作品です。更に再評価が進むことを願ってやみません。(2015/05/27 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:777916-2

  • 詳細

    ベルク/R.シュトラウス/シェーンベルク:歌曲集(ボーグ/ラクナー)

    日本にも度々来日し、コケティッシュな魅力で聴衆を魅了するソプラノ、マヤ・ボーグ。このアルバムは昨年、バート・イシュルで開催されたレハール祭のライヴ録音です。「憧れの歌」と題されたこのプログラムでは、ベルク、シェーンベルク、リヒャルト・シュトラウスの退廃的、かつ官能的な歌曲をしなやかに歌い上げる彼女の声と、複雑な和声を的確に弾き分け、歌をサポートするピアノのラクナーによる絶妙なハーモニー、そして世紀末特有の芳醇な音色を存分に楽しめます。(2016/06/29 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:777976-2

  • 詳細

    ベルク/マーラー:声楽と管弦楽作品集(ハンニガン/ステファニ/カメラータRCO/フェルベーク)

    【小編成と無観客、パンデミックの時代ならではのライヴで聴く、ウィーン世紀末】主にオランダで指揮者、編曲者として活躍しているロルフ・フェルベークと、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の団員で組織される室内アンサンブル、カメラータRCOによるベルクとマーラー。ベルクの『初期の7つの歌』では、ピアニストとして活躍したレインベルト・デ・レーウがオリジナルのピアノ譜から編曲した版(作曲者自身による管弦楽版も参考にしていると思われます)、『4つの歌曲』はオランダ放送フィルの打楽器奏者であり、デ=メイ「指輪物語」の管弦楽編曲などでも知られるヘンク・デ・フリーヘルによる版を使用。マーラーの交響曲第4番は、シェーンベルクの弟子であったエルヴィン・シュタインが「私的演奏協会」のために編曲したもの。ソリストを務めるのは後期ロマン派、新ウィーン楽派から同時代音楽までのスペシャリストであるバーバラ・ハンニガンと、オランダの若きバリトン、ラウル・ステファニ。2020年からの世界的パンデミックの中で、様々な管弦楽作品を小編成のカメラータRCOのために編曲してきたというフェルベークとアンサンブルの意思疎通は非常に親密なもので、ハンニガンらも奥行きのある表情でこの秀演をさらに表現豊かなものにしています。このアルバムはロッテルダムのデ・ドゥーレンにて収録されたストリーミング用無観客公演の様子を収めたもの。今の時代ならではのライヴ・パフォーマンスと言えるでしょう。(2022/10/28 発売)

    レーベル名:Alpha
    カタログ番号:ALPHA872