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New Releases - 2024年12月 発売タイトル
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【名手2人をソリストに迎えた「ドン・キホーテ」と、イベールの隠れた人気作】デンマーク出身の指揮者・ヴァイオリニストのニコライ・シェプス=ズナイダーと、彼が音楽監督を務めるリヨン国立管弦楽団による、セルバンテスの『ドン・キホーテ』を元にした音楽作品2題を収録したアルバム。リヒャルト・シュトラウスによる6作目の交響詩「ドン・キホーテ」では、ヴィオラにベルリン・フィル首席奏者アミハイ・グロス、チェロにDGレーベルに多くの録音を残すジャン・ワンという2人の名手をゲストに迎え、それぞれの細やかな技巧と豊かな表現力とを軸に、華麗なオーケストレーションも十二分に引き立てた物語性豊かな音楽を聴かせます。カップリングはイベールによるバレエ『遍歴の騎士』からの組曲。原曲は1935年に作曲された2人の語り手と合唱を要する作品ですが、その約2/3程度の要素を再構成したのがこの組曲版。サクソフォンが随所で活躍するほか、ギターも登場してスペイン風情を演出します。イベールらしい洗練されたメロディと軽快な変拍子に華やかなオーケストレーションが施され、一部は吹奏楽編曲などでも親しまれる隠れた人気作品で、ここではリヨン国立管弦楽団による作品のツボを押さえた色彩感豊かな演奏で楽しむことが出来ます。(2024/12/13 発売)
レーベル名 | :Channel Classics |
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カタログ番号 | :CCS45424 |
18世紀から19世紀にかけて、ウィーンで最も人気のある作曲家の一人として知られていたフランツ・アントン・ホフマイスターは、9作のオペラ、約70の交響曲、50近い弦楽四重奏曲をはじめ、多くの協奏曲や宗教曲、声楽作品を作曲し、音楽出版者としても活躍しました。彼は当時の音楽愛好家が好む作品をよく理解しており、自身の新しいアイデアも作品に反映、その洗練された音楽スタイルは「最も注目すべき、優れた、そして多作な作曲家」として広く評価されました。このアルバムにはホフマイスターの1780年代から1790年代の作品を収録。ホルン協奏曲での2人の熟練したソリストのための華麗なパッセージ、「狩り」交響曲で聴かれる優雅で溌剌としたな狩猟のテーマと、滑らかで心地よいオーケストラの響きが全曲にわたって展開された「ラ・プリマヴェーラ(春)」の3曲をお楽しみください。ホルン協奏曲ではバンベルク交響楽団の首席ホルン奏者を務めるクリストフ・エスと、彼が創設したジャーマン・ホルン・サウンドのメンバーでアレンジャーのシュテファン・ショットシュテットが快演を聴かせます。(2024/12/13 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555417-2 |
ヨーゼフ・ヴァイグルは、両親がエステルハージ家に仕えた音楽家。父の影響で音楽に親しみ、若くしてサリエリやグルックに認められ、オペラの作曲家として名声を博しました。彼は30曲以上のオペラ、劇場やバレエの音楽、宗教曲などを作曲しましたが、器楽作品にはほとんど関心を示さず、このオーボエ、ヴァイオリン、チェロのための6曲の三重奏曲がかろうじて知られているのみです。この曲集の自筆譜はオーストリア国立図書館に保管されていますが、作品には題名や日付がなく、1780年代半ば以降に作曲された可能性があるものの出版はされていません。三重奏曲は3部構成で、オーボエが主役を担う場面が多いものの、3つの楽器のバランスは取れており、各曲の構成はどれも工夫が凝らされています。例えば、第1番にはモーツァルト風のアダージョがおかれ、第3番にはフーガとシチリアーナ、第5番にはロ短調の変奏楽章、最後の第6番の第2楽章では精緻な二重フーガが聴かれます。ヴァイグルはこれらの三重奏曲をマリア・テレジア皇后のプライベート・コンサートのために作曲したと推測されています。(2024/12/13 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555455-2 |
リヒャルト・レスラー(Rosler、Roesler、Rosslerなど多様な表記あり)は、1880年に、リガでバルト系ドイツ人の母とチェコ出身のドイツ系ヴァイオリニストである父の間に生まれました。父の仕事の関係で幼少期にリガ、カリシュ、ジラルドフを転々とした後、リガに戻り音楽教育を受け、地元の音楽学校を卒業後、ベルリン芸術大学に進学。作曲をマックス・ブルッフ、ピアノをカール・ハインリヒ・バルトとエルンスト・ルドルフに師事し、20歳でメンデルスゾーン作曲賞を受賞。ピアノ教師として同大学に採用されました。このアルバムに収録された六重奏曲とピアノ五重奏曲は、後期ロマン主義の影響が色濃く、ブラームスをはじめ、同時代のドイツ・オーストリア音楽の影響を受けています。六重奏曲 Op.16は、ダイナミックなリズムを特徴とする曲で、第1楽章に複雑なパッサカリアが置かれています。各楽器がバランスよく役割を担いますが、ピアノが特に重要な役割を果たします。ピアノ五重奏曲 Op. 28は、第一次世界大戦中に作曲されましたが、暗い世相の影響は感じられず、協奏的な性格を持つ美しい作品です。第1楽章ではシューマンを彷彿とさせるモチーフが用いられ、第2楽章のシンコペーションや、舞曲の持つリズムを持つ第3楽章も印象的です。華やかかつ技巧的な終楽章でドラマチックな結末を迎えます。(2024/12/13 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555537-2 |
ヨハン・ローゼンミュラーはライプツィヒで音楽家として活動していましたが、1655年に不祥事によりヴェネツィアに逃亡。そこで彼はサン・マルコ大聖堂やピエタ慈善院で働き、結果的にイタリアの音楽スタイルを取り入れた新しい教会音楽を生み出しました。彼の作品にはドイツの厳格な対位法とイタリアの情感豊かな表現が融合されており、独唱アリアからアンサンブル、二重合唱を用いた豊かな音のコントラストが特徴的です。彼のラテン語の詩篇や教会音楽の多くはドイツに保存されており、これらはドイツの庇護者のために書かれたと考えられています。特に「Laetatus sum」と「Dixit Dominus」は平和と力を象徴するテーマを持ち、ハノーファー公ヨハン・フリードリヒとの関係からカトリック宮廷での演奏を意図していた可能性もあります。彼の作品の革新性と表現力は当時から称賛され、今日でも彼の作品は聴衆に強い影響を与え続けています。(2024/12/13 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555657-2 |
パウル・イグナツ・リヒテナウアーは、バッハやヘンデルと同時代の作曲家。主にオスナブリュック大聖堂でオルガニストおよび楽長を務めたことで名を馳せました。彼は1741年にアウクスブルクで印刷された6曲のミサ曲作品2を残しており、これらは演奏が比較的容易であることから、南ドイツやその他のカトリック地域の教会の礼拝で用いられました。各々のミサ曲の名前は曲集の目次に記されており、B.V.M.とはBeatae Virginis Mariaの略語で、これらは聖母マリアの祝日に関連するミサ曲です。またミサ曲第5番の「S. Antonii」はパドヴァのアントニウスではなく、修道院制度の創始者とされる「大修道院長聖アントニウス」を指しています。どれも祝祭的で豊かな音色が特徴で、イタリアの影響が感じられるとともに、後期バロック様式の壮麗さを持ちます。対位法を巡らせた楽曲の中で重要な言葉を歌うソロ・パートにはコロラトゥーラを用いて際立たせるなどの工夫が施され、聞き映えのするものとなっています。(2024/12/13 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555696-2 |
1899年から10年間の初期作品を収めた第1集(777702)に続くこの第2巻では、1912年にオペラ《はるかなる響き》が初演された後の栄光の時代に焦点を当てます。1914年の「あるドラマへの前奏曲」や1916年に作曲された「室内交響曲」は、19世紀末から20世紀初頭にかけてドイツを席巻したユーゲントシュティールから生まれた傑作。これらの作品は当時の舞台プロジェクトから派生したもので、多彩な響きを駆使した管弦楽法と半音階的な旋律や和声が用いられ、非常に聴きごたえがあります。一方で、1931年の「大オーケストラのための4つの小品」は、もともと「映画のための4つのスケッチ」としてピアノのために書かれた作品。新作オペラ《メムノン》のための習作として構想されましたが、結局このオペラは完成をみることがありませんでした。(2024/12/13 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777703-2 |
マックス・レーガーのピアノ曲といえば、フーガや変奏曲などの複雑な作品が知られていますが、彼の創造性は折々に書かれた小品からも窺えます。たとえば、初期に書かれたシューマン風の即興曲やテレサ・カレーニョに捧げられた「6つの小品」などはサロン風ですが、晩年の「暖炉のそばの夢」は自己告白的な要素が強く、シェーンベルクにも影響を与えたとされるなど、多様なスタイルを持っています。また、「私の日記」に含まれる「ユーモレスク」は全て白鍵で演奏できるように書かれており、これはザクセン=マイニンゲンのマリー・エリザベート王女のお気に入りとなりました。「マリアの子守歌」は彼の作品の中でも最も有名な曲の一つで、ここでは作曲家自身によるピアノ独奏版を収録。他、アルバムでは世界初録音を含む全24曲を聴くことができます。ルイジ・パロンビは、ミラノ音楽院でピアノと作曲の学位を取得したピアニストです。エンニオ・モリコーネやニコラ・ピオヴァーニとの共演経験があり、これまでにダイナミックレーベルからデューク・エリントン(CDS-7743)やストラヴィンスキー(CDS-7947)などの凝った選曲によるCDをリリースしました。これらの作品はどれも高く評価されています。(2024/12/13 発売)
レーベル名 | :Dynamic |
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カタログ番号 | :CDS8037 |
ルネサンス後期からバロック時代を通じて北イタリアの音楽界に多大な影響を及ぼしたボローニャ楽派、その拠点サン・ペトローニオ大聖堂に響いていた音楽を、その場所で演奏したアルバムです。作品はボローニャ楽派初期の巨匠で同聖堂の楽長を務めたコロンナによるもの。この大聖堂の構造と結びついたスタイルで書かれています。4人のソリスト、合唱、通奏低音から成るグループを2組用意して内陣両側の2階部分に向かい合うように配置し、2階中央奥にオーケストラを置いて、音楽が1階の聴衆に降り注ぐように演奏させて、あたかも天上の奏楽を体験するかのような効果を狙っています。ソリストと合唱の音量差によるコントラストに加え、左右から音楽が呼び交わす様は実に壮麗。「O magnum divini amoris opus おお、偉大なる神の司教の恩恵」は、ボローニャ で5世紀に司教を務めていた聖ペトロニウスに捧げた聖霊降臨祭のためのモテット。ペトロニウスは後に列聖されてボローニャ市の守護聖人となり、この大聖堂の名前も彼にちなんでいます。 (2024/12/13 発売)
レーベル名 | :Dynamic |
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カタログ番号 | :CDS8044 |