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Channel Classics: アルバム一覧

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    ブーレのステップで~宮廷舞踏と18世紀ヨーロッパ諸国の様式(カメラータ・エアソン)

    【デンマーク発、気鋭古楽集団が意外な角度から見せるバロック諸様式】コペンハーゲンを拠点に2010年から活動を続けてきた古楽器アンサンブルのカメラータ・エアソンが、フランス様式とイタリア様式という二大潮流だけでは語りつくせないバロック後期のヨーロッパ音楽世界を概観。東はオスマン帝国領のあったバルカン半島から西はスペインまで、南はイタリア半島から北はデンマークやスウェーデンまで……と欧州各地にルーツを持つ、あるいはそれらの土地にインスパイアされた楽曲を丁寧に集め、組曲形式と協奏曲形式の間を行き来しながら至高のガット弦サウンドを堪能させてくれます。時に舞曲のリズムをはっきり際立たせた彫琢の深い音楽作りも聴かせながら、しなやかなカンタービレの味わいは古楽器ならではの音運びの魅力が存分に生かされ、何筋ものメロディラインが音を重ねてゆく心地良さがCHANNEL CLASSICSならではの克明なエンジニアリングで伝えられる快感は格別。アンサンブルのメンバーはデンマークに限らずスウェーデン、ノルウェー、アイスランドなど北欧諸国や英国で研鑽・活動歴を重ねてきた実力派たちで、北欧のグループだけにスウェーデン宮廷の俊才ルーマンやテレマンの北欧向け音楽まで視野に入れているのも頼もしいところ。夏には清涼感、冬には季節との親和性を楽しめそうな極上バロック・アルバムと言ってよいでしょう。(2023/08/25 発売)

    レーベル名:Channel Classics
    カタログ番号:CCS45823

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    プライス:弦楽四重奏曲第2番/ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12番/ギデンズ:アット・ザ・パーチェイサーズ・オプション(ラガッツェ四重奏団)

    【アメリカと、その陰の歴史に光を当てた弦楽四重奏曲集】オランダの弦楽四重奏団ラガッツェ四重奏団のCHANNEL CLASSICSから8枚目のアルバム。アメリカ初の黒人女性作曲家とされるフローレンス・プライスによる弦楽四重奏曲第2番は、黒人霊歌や初期のジャズの影響がみられるもの。ドヴォルザークの人気曲「アメリカ」は、彼のアメリカ生活中に短期間で書かれたとされ、やはり黒人霊歌や先住民の歌などの影響が顔を出します。アメリカのシンガー・ソングライター、フィドル奏者リアノン・ギデンズによる「At The Purchaser’s Option」は、22歳の女性奴隷とその9か月の赤子をオプションとして売り出す19世紀の広告から着想を得た曲で、「あなたは私の体を奪うことが出来る 骨を奪うことが出来る 血を奪うことが出来る だが、魂までは奪えない」と歌われます。ここで演奏されるのはジャズ・トロンボーン奏者のジェイコブ・ガーチクが、クロノス・クァルテットのために編曲した版。ラガッツェ四重奏団はそれぞれの作品に深く寄り添い、多彩な表情を聴かせています。(2024/03/08 発売)

    レーベル名:Channel Classics
    カタログ番号:CCS45724

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    ベートーヴェン: 交響曲第3番「英雄」/「コリオラン」序曲(ブダペスト祝祭管/I. フィッシャー)

    【精悍にして気品と詩情を併せ持つ、イヴァン・フィッシャーとブダペスト祝祭管による「英雄」】第7番(2006年)、第4番と第6番(2010年)、第1番と第5番(2017年)と、稀に見るスロー・ペースで進められているイヴァン・フィッシャーとブダペスト祝祭管によるベートーヴェン・シリーズに「英雄」が登場。53分(繰り返し全てあり)という、近年ではゆったり目のテンポ設定ながら遅いという印象をほとんど感じさせません。精悍で引き締まった第1楽章に始まり、低い重心でじっくりと歌い込まれフーガのクライマックスも雄大な第2楽章、特徴的なリズムを際立たせた第3楽章、堅固な構造美を感じさせながら気品と力強さを両立させた第4楽章と、心地よい緊張の糸が切れることのない素晴らしい演奏となっています。「コリオラン」もメリハリのある骨太の演奏で聴き応えあり。DSD256録音による高音質を最大限引き出すSACDハイブリッド・ディスクでの発売も嬉しいところです。(2024/04/12 発売)

    レーベル名:Channel Classics
    カタログ番号:CCSSA46524

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    ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番/ユース・シンフォニー/シルヴェストロフ:使徒(フェドロヴァ/ザンクト・ガレン響/ピトレナス)

    【フェドロヴァによるラフマニノフのピアノ協奏曲全集完結、母国の巨匠シルヴェストロフによる「使者」も収録!】ウクライナのキーウ出身、2009年のルービンシュタイン国際ピアノ・コンクールでの優勝を始め、オランダを中心に世界的に活躍するアンナ・フェドロヴァによるラフマニノフの協奏曲第3番が登場。第1番と「パガニーニ狂詩曲」を収録した第1弾(CCS42620)、第2番と第4番を収録した第2弾(CCS42522/NYCX-10338)に続き、ラフマニノフのピアノ協奏曲全集がこれで完結となります。併せて、若きラフマニノフによる交響曲の断章と、ウクライナの巨匠シルヴェストロフによる「使者」を収録。共演はこれまでと同様、リトアニアの指揮者モデスタス・ピトレナスと、彼が首席指揮者を務めるスイスのザンクト・ガレン交響楽団となっています。ロシアの侵攻による母国の現状に深く心を痛めるフェドロヴァは「今は多くの人がロシア音楽の演奏を控えようとしていますが、ラフマニノフを演奏することは私にとって重要なのです。それはその音楽が美しさと力強さ、感動に満ちたものであるとともに、彼自身がロシアという国家に圧力を受けた被害者であったからです」と語ります。今回もゆったりとしたテンポを採用し、作品が持つ抒情性と力強さをオーケストラと共に、美しくもダイナミックに歌い上げています。シルヴェストロフによる「使者」は弦楽とピアノのため版も存在しますが、ここにはピアノ独奏のための版を収録。憧憬を湛えた美しいメロディが終始静かに続くこの作品を、フェドロヴァは慈しむように奏で、祈るように終えています。(2023/04/28 発売)

    レーベル名:Channel Classics
    カタログ番号:CCS45023