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Idil Biret Archive: アルバム一覧

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    ビレット・チェンバー・ミュージック・エディション 1 - シューマン:ピアノ五重奏曲/交響的練習曲(ボルサン四重奏団)

    トルコの名ピアニスト、イディル・ビレットの最新録音はシューマン(1810-1856)のピアノ五重奏曲と交響的練習曲という組み合わせ。このピアノ五重奏曲が素晴らしい出来栄え。思いの他落ち着いたテンポ設定と、たっぷりとした美しい音色は、シューマンのこの悩ましい世界を完璧に表現しています。共演しているボルサン弦楽四重奏団は2005年に設立されたトルコのアンサンブルですが、アルバン・ベルク四重奏団やジュリアード四重奏団のマスタークラスに参加し、その技術と表現力に磨きをかけた人たち。このシューマンではビレットの錚々たるピアノと真っ向から立ち向かい、納得の演奏を繰り広げています。後半の「交響的練習曲」はビレットの個性的な持ち味が炸裂。ねっとりと聞かせるビレット節をたっぷりとお楽しみください。なお遺作の5曲は曲中に挟みこまれる形で演奏されています。(2014/12/24 発売)

    レーベル名:Idil Biret Archive
    カタログ番号:8.571305

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    ビレット・チェンバー・ミュージック・エディション 2 - ブラームス:チェロ・ソナタ第1番、第2番

    トルコの名ピアニスト、イディル・ビレットの室内楽エディション第2集はブラームス(1833-1897)の2曲のチェロ・ソナタです。ここでチェロを演奏しているのはヨーロッパの名だたる芸術家の家系に生まれたロデリック・フォン・ベニクセンです。彼は12歳でオーケストラと共演し、学生時代にパブロ・カザルスのマスタークラスを受講し、フルニエ、ナヴァラらからも指導を受けています。ビレットとベニクセンはお互いがブーランジェの学生であったパリで出会い、友人となり、何度も共演を重ねています。このブラームスも2人が得意としていた曲であり、1970年11月のコンサートのプログラムでも第1番を演奏したという記録が残っています。それから40年以上の年月を経た二人の奏でる音楽をどうぞお聴きください。(2016/03/30 発売)

    レーベル名:Idil Biret Archive
    カタログ番号:8.571319

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    ビレット・ベートーヴェン・エディション 1 - ピアノ・ソナタ集 1 - 第1番、第2番、第19番、第20番

    トルコの女性ピアニスト、イディル・ビレットのベートーヴェン(1770-1827)のピアノ・ソナタ第1集です。ここでは作品番号Op.2の2つのソナタと、ソナチネ・アルバムでおなじみの「小さいソナタ」Op.49の2曲です。Op.1はベートーヴェンが23~25歳頃に作曲、またOp.49も、出版こそ1805年になってからですが、作曲されたのは25~27歳頃と、初期の作品群です。まだハイドンなどの影響も感じられますが、ヘ短調のスケールの大きさは、さすがベートーヴェンです。このアルバムでは、ビレットはフォルティシモを極力使わず、抑制された表現でこれらのソナタを奏します。この穏やかで感覚的な響きは本当に魅力的です。彼女の師が、あのヴィルヘルム・ケンプであったことを誰もが納得することでしょう。(2011/08/17 発売)

    レーベル名:Idil Biret Archive
    カタログ番号:8.571251

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    ビレット・ベートーヴェン・エディション 2 - 交響曲集(編曲:F. リスト) 1 - 第1番、第2番

    ベートーヴェン(1770-1827)が30歳に完成させた交響曲第1番と、32歳に完成させた第2番は、まだハイドンやモーツァルトの影響が強く感じられるものの、第2番に後の「第九」のメロディに似た楽想が使われていたりと、なかなか侮れない作品となっています。とはいえ、まだ管弦楽法に熟知するまでに至っていなかったこともあり、もともとのスコア自体がそんなに複雑なわけでもないので、例えリスト(1811-1886)がピアノ独奏用に編曲したとは言え、それほど「難しそう」に感じられないのはご愛敬といったところでしょうか。ビレットはいつもの如く独特のテンポ設定で曲を作っていきます。スコアの隅々まで見通せそうなクリアな演奏です。(2011/08/17 発売)

    レーベル名:Idil Biret Archive
    カタログ番号:8.571252

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    ビレット・ベートーヴェン・エディション 3 - ピアノ協奏曲集 1 - 第1番、第2番(ビルケント響/ヴィト)

    鬼才ビレットのベートーヴェン(1770-1827)・シリーズ。こちらは2008年に録音されたピアノ協奏曲集です。ベートーヴェン25歳の時に完成された、壮大な楽想を持つ第1番の協奏曲ハ長調。23歳前に書かれていたものの、出版の順番が遅くなったせいで第2番とされる初々しい変ロ長調。これらは第3番以降の独自性こそないものの、はっとするような転調や、指定されたカデンツァ、ティンパニの連打など「やはりベートーヴェン」と思わせる部分が随所に用意された聴き応えのある作品です。ビレットは故郷アンカラのビルケント交響楽団と息のあった演奏を聴かせます。名手アントニ・ヴィトの絶妙のサポートも見事です。(2011/08/17 発売)

    レーベル名:Idil Biret Archive
    カタログ番号:8.571253

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    ビレット・ベートーヴェン・エディション 4 - ピアノ・ソナタ集 2 - 第3番、第5番、第18番

    ビレットのベートーヴェン(1770-1827)、この第2集では初期の2つのソナタと、中期のソナタのカップリングです。第3番は、冒頭の右手の重音が思いの他ピアニスト泣かせ。ここを軽やかに弾くのは結構大変!他にも難所続出の「甘く見てはいけない曲」です。もちろんビレットは何のためらいもなく、さくさく弾き切って、ベートーヴェンが伝えたかったことを存分に見せてくれています。第5番は「悲愴」と同じハ短調のソナタ。第2楽章の美しさも含めて「悲愴」との関連性も見受けられる、もっと聴かれてもいい作品です。終楽章の軽快なパッセージが心地よいです。第18番は、しばしば「狩り」と呼ばれ、第1楽章に現れる「運命の動機」が特徴的な作品です。終楽章のタランテラは、まるで指が縺れるのでは。と危惧してしまいますが、そこもビレット。こちらも難なく弾きこなしています。(2011/10/19 発売)

    レーベル名:Idil Biret Archive
    カタログ番号:8.571254

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    ビレット・ベートーヴェン・エディション 5 - ピアノ・ソナタ集 3 - 第7番、第21番、第25番

    ビレットのベートーヴェン・ソナタ第3集。明るい長調の3曲が収録されています。初期の作品の中では大規模な構造を持つ第7番は、ベートーヴェン(1770-1827)の拘り(粘着性とも)を現わす、第1楽章での執拗なまでの下降音形や、終楽章の問いかけとも思える音形が癖になる力作です。第3楽章の優美なメヌエットが耳に優しく感じられます。ハ長調の「ワルトシュタイン」は言わずと知れた名作。ここではビレット節が炸裂します。メリハリのある強弱、くせのある歌わせ方、などなど普通の人がやったら確実に叱られそうな音楽を紡いでいきます。第25番は、この時期の作品としては小規模なもので、ピアノを習っていた人にはおなじみの曲ですが、これがやはり、きちんと演奏しようとすると結構難しいものです。右手と左手の連携や、アクセントの付け方に一癖も二癖もある作品です。ビレットの演奏はもちろん文句ありません。さらりと終わる終楽章が愛らしいです。(2011/10/19 発売)

    レーベル名:Idil Biret Archive
    カタログ番号:8.571255

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    ビレット・ベートーヴェン・エディション 6 - 交響曲集(編曲:F. リスト) 2 - 第4番、第5番「運命」

    ピアノ1台でベートーヴェン(1770-1827)の交響曲を演奏してみたい。かのリスト(1811-1886)が考えた壮大なる計画。今までにも数多くのピアニストがその試みを音にしてきました。もちろん、どこかでもたついていたら、かっこよさは半減してしまいます。ただただ技術的に難しいだけでなく、オーケストラの音色を感じさせてくれないといけないのですが、ビレットはこの命題を見事にクリアしています。交響曲第4番の冒頭は、引き延ばした音で本当に思わせぶりに始まるので、ピアノで再現するのは困難。しかしビレットは「何かを予感させるかのように」気持ちをぐいぐい引っ張ってくれます。もちろん軽快な第1主題では、オーケストラもたじたじとなるほどの華やかな音楽が炸裂します。第4楽章の早いパッセージはピアノ向きですが、音の厚みが半端ではないので演奏はかなり困難です。そして第5番はおなじみ「運命」。この迫力は、まさにため息ものです。(2011/10/19 発売)

    レーベル名:Idil Biret Archive
    カタログ番号:8.571256

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    ビレット・ベートーヴェン・エディション 7 - ピアノ協奏曲集 2 - 第3番、第4番(ビルケント響/ヴィト)

    ビレットとヴィトのコンビによる、なんとも重量級のベートーヴェン(1770-1827)が生まれました。第3番の1楽章の長い提示部は、まさに交響曲を聴いているかのような味わい。ワクワク感が最高潮に達したところで登場するピアノ。決して焦ることなく、着々と音楽を進めて行く様は、本当に聴いていて気持ちの良いものです。第2主題も過度に歌わせることなく、あくまでも無骨さを崩さないところがビレット流。この人は、流麗さが求められるところを、敢えてゴツゴツ表現するのですね。そんなビレットが演奏する第4番がまた面白いのです。「こんなに力強くこの曲を演奏するか?」と思わせるところが彼女らしさなのかもしれません。ヴィトの指揮も、ベートーヴェンの「漢」ぶりを引き立てています。(2011/10/19 発売)

    レーベル名:Idil Biret Archive
    カタログ番号:8.571257

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    ビレット・ベートーヴェン・エディション 16 - ピアノ・ソナタ集 7 - 第6番、第12番、第15番

    ヴィルヘルム・ケンプとアルフレッド・コルトー。この全く方向性の違う個性を持つ2人のピアニストを師とする、トルコの女性ピアニスト、ビレットのベートーヴェン(1770-1827)。ここでも彼女は独創的な解釈を聴かせます。若干地味目な第6番での巧妙な音運び。第12番の第3楽章「葬送行進曲」での不気味な響き、続く終楽章での朴訥とした音楽の流れ(決して下手なわけではないはず)。第15番、第1楽章での激しすぎるクライマックス。伝統、慣習に囚われない自由なベートーヴェンがここにあります。(2011/07/13 発売)

    レーベル名:Idil Biret Archive
    カタログ番号:8.571266