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28歳の若きバッハ(1685-1750)が当時仕えていたザクセン=ヴァイマル公。その甥であるヨハン・エルンスト(音楽の才能に満ち溢れた青年貴族)が、バッハに依頼したのが、イタリア旅行で刺激を受けたヴィヴァルディの協奏的作品を鍵盤曲に編曲することでした。バッハ自身もそれまで「イタリア風」の音楽には馴染みがなかったようで、これらの新しいスタイルを持つ作品に興味を抱き、ついには「イタリア協奏曲」をはじめとする、数多くの斬新な作品を生み出すこととなるのです。ここでは、そんなバッハによる編曲作を、更にリコーダーを中心としたアンサンブルに移し替えるという試みがなされています。(2016/07/27 発売)
レーベル名 | :Klanglogo |
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カタログ番号 | :KL1517 |
世界中のオーケストラと聴衆から愛されているブラームス(1833-1897)の4つの交響曲。もちろん、このフランクフルト・ブランデンブルク州立管弦楽団でもこれらの曲は重要なレパートリーです。名指揮者ハワード・グリフィスはこのオーケストラを大変高く評価しており、今回のブラームスの録音にあたっては、ドイツのロマン主義の源流を辿りつつ、この曲を新たな観点から演奏することを試みたのだそうです。グリフィスは19世紀の指揮者フリッツ・シュタインバッハ(1855-1916)の生涯を紐解き、彼がいかにブラームス作品を愛し、演奏したかを理解し、彼の解釈を検討し再構築することで、新鮮でエネルギッシュな演奏ができたと言います。様々な解釈が存在する現在において、この演奏はどのように受け入れられるのでしょうか。(2015/06/24 発売)
レーベル名 | :Klanglogo |
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カタログ番号 | :KL1513 |
イギリス、ヘイスティングスに生まれ、ロンドンの王立音楽院で学び、1981年からスイスに住む指揮者ハワード・グリフィス。彼は2007/8年からブランデンブルク州立管弦楽団の音楽総監督を務めていて、2013年には第3回目の契約更新(任期は2018年まで)をするなど、その活躍が更に期待されています。彼の演奏は堅実でありながらも、常に柔軟であることで知られています。また多くのポップス・アーティストのコラボレーションや、クロスオーヴァー・プロジェクトを開催したり、若手の演奏家を支援したりとその活動は多岐に渡ります。もちろん、このブラームス(1833-1897)のような正統派の作品は文句なしの素晴らしさで、スコアを徹底的に研究し練り上げた上で導き出される「これまでにない斬新なテンポ設定」は、既に発売された第1番、第2番の演奏とともに、優れた解釈として評価されるべきものです。(2016/05/25 発売)
レーベル名 | :Klanglogo |
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カタログ番号 | :KL1514 |
ベートーヴェンの比較的珍しい作品を3曲収録。ヴァイオリン協奏曲をベートーヴェン自身がクレメンティの勧めに従って編曲した「ピアノ協奏曲」には、ヴァイオリン協奏曲の時にはなかった長大なカデンツァが付されていることで知られます。「騎士のバレエ」は作品番号なしの小さな曲集。恐らく20歳頃に書かれた作品であろうと推測されており、どの曲も単純ながら、楽しさと明るさに満ちています。「ウェリントンの勝利」は1813年6月21日、スペインにおけるビトリアの戦いで初代ウェリントン侯爵アーサー・ウェルズリー率いるイギリス軍が、フランス軍に勝利したことを受け、ベートーヴェンがウェリントン侯を讃えるために作った曲。本来は当時開発された児童楽器「パンハルモニコン」のために書かれましたが、後に大編成の管弦楽のために編曲。実演では大砲が用いられるなど、チャイコフスキーの「1812年」にも匹敵する迫力を持つ作品です。ピアノ協奏曲では、若手ピアニスト、フアンチが流麗な演奏を披露、グリフィスも新鮮でエネルギッシュなアプローチで作品を構築しています。(2018/03/16 発売)
レーベル名 | :Klanglogo |
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カタログ番号 | :KL1521 |
イタリアでオペラの知識を成熟させ、ロンドンでは劇場で人気を博したヘンデル。しかし母国であるドイツ語の作品は、驚くほどの少ない数しかありません。この9曲のアリアは、この時代に人気を博していたハンブルクの詩人ブロッケスの詩が用いられており、ヘンデルがドイツ語をテキストに用いた最後の作品です。歌の伴奏をする楽器の編成は指定されておらず、現代の演奏家たちは思い思いに工夫を凝らし、これらの歌曲を歌い上げています。優れたヴァイオリン奏者であったシュメルツァー、そしてシューベルト以前に存在したリート作曲家クリーガーの作品も聴く機会の少ない貴重な録音です。(2017/08/25 発売)
レーベル名 | :Klanglogo |
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カタログ番号 | :KL1520 |
マーラー(1860-1911)の2つの歌曲集と、リュッケルトの詩による歌曲は、リート歌手にとって憧れの存在であり、また大切なレパートリーでもあります。交響曲第1番と密接な関係を持つ「さすらう若人の歌」、初期の民謡風な作風をもっとドラマティックに変貌された中期の「リュッケルト歌曲集」、そして、まるで自身が悲しみを体験したかのように切実な「子どもの死の歌」(これが書かれたときには、まだマーラーは自身の子どもを失っていなかったのです)、どの曲にも、例えようもない厭世観と甘き死への誘いが散りばめられた、憂鬱かつ耽美的な音楽なのです。今回この曲を歌うバリトン歌手トーマス・ラスケはシュトゥットガルトに生まれ、当地の少年合唱団のメンバーとして10年活躍した後、オーディオ、ビデオ関係のエンジニアとして働きながら、アンドレアス・シュミットとオットー・エーデルマンの指導を受け、1997年にミュンヘンで開催されたリヒャルト・シュトラウス・コンクールで受賞した人です。情熱的な彼の歌唱は既に高く評価されていて、世界中のコンサートホール、劇場からも招聘されています。滑らかな声質と確かな技巧に支えられた見事な歌唱です。(2015/06/24 発売)
レーベル名 | :Klanglogo |
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カタログ番号 | :KL1512 |
幼い頃より音楽の才能を発揮、「神童」と呼ばれ、作曲家として大成してからは、積極的に演奏旅行に出かけ、数多くの作品を書き上げるとともに、ライプツィヒ音楽院を開校、後進の指導にも力を尽くしたメンデルスゾーン。その名声はヨーロッパ中に鳴り響き、当時の音楽界の最重要人物として多くの音楽家たちと交流を持ちました。ナポリではドニゼッティに示唆を与え、ゲヴァントハウスではフォルクマンに作曲の指導をし、コペンハーゲンで演奏を拒否されてしまったゲーゼの交響曲をライプツィヒで演奏。ベルリオーズとは良好な友人関係を築いていたとされています。このアルバムには、メンデルスゾーンとの良き関係から生まれた作品が収録されています。(2018/05/25 発売)
レーベル名 | :Klanglogo |
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カタログ番号 | :KL1522 |
韓国のヴァイオリニスト、ソン・ジウォンのリサイタル・アルバム。5歳の時から韓国国立芸術大学でヴァイオリンを学び始め、12歳でニューヨークのケネディーセンターにてソロ・デビューを飾ったという天才少女。クリーヴランド音楽院に入学し、現在はニューイングランド音楽院でドナルド・ワイラースタインに学んでいます。数多くのコンクール入賞記録を持ち、2016年にアウグスブルクで開催された「第9回レオポルド・モーツァルト国際ヴァイオリン・コンクール」でも「素晴らしいモーツァルト奏者」と絶賛されています。また昨年韓国で開催された「ユン・イサン国際コンクール」では第1位を獲得しました。このアルバムでは、彼女が得意とするモーツァルトのヴァイオリン・ソナタを中心に、ベートーヴェンの作品と、この2人にインスパイアされたクライスラーとサラサーテの小品を演奏。魅力的な音色でじっくりと聴かせます。(2018/05/25 発売)
レーベル名 | :Klanglogo |
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カタログ番号 | :KL1523 |
2014年に没後200年を迎えた作曲家、音楽評論家ライヒャルト(1752-1814)を記念して製作されたアルバムです。彼は一生を旅に費やし、多くの知己と知識を得たことで知られ、また音楽家としても哲学者としても素晴らしい才能を有していました。ゲーテやシラーと親交を深め、クレメンス・ブレンターノやグリム兄弟の詩にも触れていたのです。とは言え、彼の作品は現在全く知られておらず、今回の録音では歌手ドップとピアニスト、ハルトマンが楽譜を探し出し、これらに新たな命を吹き込んだのです。もちろんその作風はシューベルトやメンデルスゾーンに比べるとかなり古典的で、どちらかというとバロック的でもありますが、「野ばら」た「魔王」「ミューズの息子」などの名詩を用いた歌曲は、これまでのこの詩に抱いていたイメージに、全く違った見方を与えてくれるに違いありません。(2015/06/24 発売)
レーベル名 | :Klanglogo |
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カタログ番号 | :KL1510 |