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デンマーク交響楽の近代化に貢献したヴィクトー・ベンディクスの2作品が登場。ベンディクスはコペンハーゲンに生まれニルス・ゲーゼとJ.P.E.ハルトマンに師事した後、リストとワーグナーの「新しい音楽」に傾倒し、ワイマールでリストに師事。《ローエングリン》と《ニュルンベルクのマイスタージンガー》のデンマーク初演に携わり、1872年にはバイロイトでワーグナーが指揮する「第九」の演奏会に出席しました。彼が遺した4曲の交響曲から、このアルバムには第1番と第3番を収録。彼の初の管弦楽作品である第1番は山頂の神殿に向う過程での登山者の内面の変容、人智を超えた高次元の存在への覚醒をテーマにした交響詩的な作品で、構想、形式、作曲技法のあらゆる面でデンマーク作曲界にブレークスルーをもたらし、ランゴーの交響曲第1番にも影響を与えたと言われています。第3番には表題はありませんが、幻想曲と題された第1楽章、ドイツ語で「Bunte Bilder=多彩な絵」と名付けられた第2楽章、作品の核心とも言えるメランコリックな第3楽章からは、諦観にも通じる内省的な思考が感じられます。スウィトナー、セーゲルスタムらに学んだスウェーデンの指揮者ヨアキム・グスタフソンとマルメ交響楽団が起伏に富んだ演奏を聴かせ、作品の魅力を引き出しています。(2024/08/30 発売)
レーベル名 | :Dacapo |
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カタログ番号 | :8.224742 |
コペンハーゲンで生まれ、スヴェンセンに師事したヘンリクス。やがてベルリンに渡りヨーゼフ・ヨアヒムとヴォルデマール・バルギールの弟子となりヴァイオリニストとしてデビュー、作曲家としても数多くの作品を残しています。このアルバムは彼が最も得意としたヴァイオリンのために書かれた小品集で、各々親しみやすいタイトルが付されたサロン風の作品を楽しむことができます。なかでも「クライネ・ブンテ・ライエ(多彩な小品集)はストーリー性を持つロマンティックな小品で構成されており、中でも「蚊の踊り」はヘンリクスの代表作として知られています。(2019/06/21 発売)
レーベル名 | :Dacapo |
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カタログ番号 | :8.226151 |
フィニ・ヘンリクス(ヘンレゲスとも)は、19世紀から20世紀初頭のデンマーク音楽界を牽引した一人。彼の作品は、どれも美しい旋律を持ち、親しみやすいサロン風の雰囲気を備えています。このアルバムに収録された「絵画帳」は子供向けの作品で、比較的平易な技巧のみで演奏できるように書かれていますが、1曲1曲に丹念な表情付けがなされており、聴いているだけでも楽しい曲集です。「メロディによるプロフィール」と「エロティック」は少し高度な作品。タイトルも感情の移ろいを表すものが多く、ニュアンスのある演奏が求められます。ピアニスト、ビェルケはヘンリクス作品のエキスパートです。(2019/06/21 発売)
レーベル名 | :Dacapo |
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カタログ番号 | :8.226150 |
オーフス生まれの作曲家エーリク・ホイスゴー。デンマーク王立音楽アカデミーで聴音(Aural Training)科の教授を務め、多くの学生を指導してきました。アルバン・ベルクにも例えられる彼の作風は詩的でメランコリックであり、1980年代に広まった「ニュー・シンプリシティ(新しい単純性)」の要素も備えた聴きやすいものです。このアルバムには、ヴェネツィアの幻想的な空気を描いた「エッセイズ」、L. A. リングの絵画からインスパイアされた「展覧会の絵」、そしてさまざまな文学の断片が歌詞の中で交錯する「日没をあなたに」が収録されています。(2025/05/30 発売)
レーベル名 | :Dacapo |
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カタログ番号 | :8.224764 |
デンマークの知られざる作曲家クリスチャン・ホーネマンの作品集です。芸術家の一族に生まれ、幼い頃から一流の芸術に触れながら育ってきた人で、画家であった祖父は、フリードリヒ・クーラウの親友であり、若きベートーヴェンのミニチュア肖像画を描いたことでも知られています。現在、ホーネマンの作曲家としての知名度はほとんど無きに等しいもので、これまでにほんの少しの録音のみが存在しますが、実はそのどれもが素晴らしいものでした。今回はSACDハイブリッドの高音質で、この知られざる作曲家の本質に迫ります。北欧の自然と一体となったような、美しく抒情的な音楽「グレ組曲」、勇壮な「ムーサの戦い」と「英雄的序曲」、悲劇のための音楽「カラヌス」。どれも劇的で色彩豊かです。(2012/04/11 発売)
レーベル名 | :Dacapo |
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カタログ番号 | :6.220564 |
この知られざるデンマークの2人の作曲家は、実はいとこ同士(2人の母親が姉妹)という関係。その上、母親たちは同じく作曲家 J.P.E.ハルトマンの妻エンマともいとこというのですから、この家系はまさに「デンマークを代表する音楽家たち」を生み出すものであったことは間違いありません。そんな彼らは幼い頃からごく自然に音楽に親しみ、ホーネマン(1840-1906)が12歳頃に書いた最初のオペラ「鉄のカギ」は、なんと4歳年下のハメリクの台本によるものだったというから驚きです。そんな彼らですが、大人になってからの作風は違っていて、ホーネマンの作品はグリーグ的な響き、ハメリク(1843-1923)の作品はドイツ的な響きを持っているところが興味深いものです。(2013/04/24 発売)
レーベル名 | :Dacapo |
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カタログ番号 | :8.226097 |
(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Dacapo |
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カタログ番号 | :8.224016 |
デンマークの作曲家ホルテン(1948-)の合唱作品集です。タイトルにもなっている、1300年代の作詞者不明のモテットを題材にした愛の歌「ヴィーナスの輪」は、3つの部分からなる合唱作品で、ホルテンが歌劇「王の侍医の訪問」の作曲後に新しいアイデアを求めながら書いた作品です。どの作品も現代的な手法を用いつつ普遍的な愛が描かれています。マーラーの「私はこの世に忘れられ」は、何人もの作曲家が編曲を試みていることで知られていますが、このホルテンの編曲も見事、かつ独自の世界観が生かされているようです。(2013/02/20 発売)
レーベル名 | :Dacapo |
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カタログ番号 | :8.226062 |