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20世紀アメリカ音楽における“実験音楽”の先駆者となったアイヴズとカウエルの歌曲集。アイヴズは生涯に100曲を越える歌曲を作曲、これらは民謡風の素朴な曲から、ジャズ風の曲、前衛的な曲まで、さまざまな色合いを持ち、どれも高く評価されています。かたやカウエルはいくつかの歌曲を残しましたが、出版されることがなかったため、その存在は忘れられてしまいました。このアルバムでは2人の歌曲の中から注目すべき曲を選択、メゾ・ソプラノのケリガンが歌っています。彼女はカウエルの作品を歌うにあたり、研究を重ね、作品の姿を捉えることに成功、心のこもった歌唱を披露しています。(2019/07/19 発売)
レーベル名 | :Metier |
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カタログ番号 | :MSV28577 |
アイルランドで活躍する作曲家たちの作品集。彼らの先導的役割を果たしたアイナ・ボイルは、1967年にこの世を去って以来、その存在を忘れられてしまいましたが、最近、彼女の次世代の人々の活躍に伴い、ボイルの作品も少しずつ演奏されるようになって来ました。伝統的なアイルランド民謡の流れと、シュプレヒトゲザング(歌うように叫ぶ)が融合した彼女の歌は、奇妙でありながらも、何故か懐かしさを帯びています。アイリッシュ・ケリガンは、アイルランド民謡とブレヒトを得意とするヴォーカリストで、ブロードウェイでも活躍する人気者です。アルバム・タイトルでもある「I am Wind on Sea」(トラック16)では打楽器を演奏しながら極めて存在感のある歌唱を聴かせています。 Youtube試聴→https://youtu.be/NX_O1-c1Q78/(2017/02/17 発売)
レーベル名 | :Metier |
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カタログ番号 | :MSV28558 |
ギリシャの作曲家ベイジル・アタナシアディスは、一時期東京で生活し、文学、俳句、能楽など日本文化の研究に没頭しました。その後イングランドに移住しユニークなアンサンブル「Shonorities-ショーノリティーズ」を設立、ギリシャと日本を中心に様々な文化を融合させた作品を上演しています。このアルバムに収録された7つの作品は2003年から2017年までに書かれており、笙やフルートなどを駆使した美しく神秘的な音楽は極めて魅力的です。(2018/04/27 発売)
レーベル名 | :Metier |
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カタログ番号 | :MSV28584 |
ギリシャ出身の作曲家アタナシアディスの、タイトルの通り「眠りや潜在意識」にまつわる音楽集。アタナシアディスはアテネの国立音楽院で学んだ後、イギリスに渡り王立音楽大学他で学び、東洋の文化に興味を持ち、2018-19年に、東京藝術大学にてJSPSブリッジ・フェローシップを修了。その間、同大学の外国人特別研究員として笙や箏と西洋音楽を融合させた新作を作曲。また、1994年にチェリビダッケのセミナーにも参加し多大な影響を受けています。このアルバムには、東京藝術大学のスタジオで録音された2作品も収録。西洋音楽の様式と、日本や中国の美意識が繊細かつ絶妙なバランスで作品に反映されており、そこに現代的な西洋のミニマリズムやエレクトロニクス、アンビエント、ジャズなどの要素も加わり、独特な作風となっています。演奏はロンドンで自らが結成したユニークなアンサンブル、ショーノリティーズ。アタナシアディスもピアノを演奏しており、多数の日本人奏者も参加しています。(2020/01/17 発売)
レーベル名 | :Metier |
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カタログ番号 | :MSV28596 |
現代ロシアを代表する3人の作曲家、アルチョーモフ、グバイドゥーリナ、ススリンが、自分たちの作品や、南コーカサス地域(アゼルバイジャン、アルメニア、ジョージア)と中央アジアの楽器を用いて即興演奏を行うために1975年に結成した「アストレア・アンサンブル」。最初の2曲は、1977年と80年にロシアで録音されたもの。3人の作曲家がドゥドゥク(ダブルリードの木管楽器)、サラムリ(リコーダーに似たジョージアの笛)、タール(長いネックのリュート属の楽器)、マンドリンや様々な種類のドラムやベルを演奏、ユニークな響きを楽しめます。3曲目は、卓越した技術をもつアメリカのトロンボーン奏者、マイルズ・アンダーソンとアルチョーモフのコラボによるカリフォルニアのスタジオでの録音。登場するドイツ語の愛の詩のテキストは、最後のロシア皇帝、ニコライ2世の日記からとられたもので、少しだけエレクトロニックな処理が施されています。この貴重な録音はこれまでロシアのみで発売されてきましたが、今回初めて世界発売となります。 (2020/02/14 発売)
レーベル名 | :Metier |
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カタログ番号 | :MSV28595 |
イギリスで生まれ、オックスフォードで学んだ後、オーストラリアに移住した作曲家ジェフリー・アレン。音楽出版社を設立し、オーストラリアの新しい音楽の普及に尽力した彼は、現在でもいくつかのプロジェクトを抱えるだけでなく、作曲家としても幅広く活躍しています。このアルバムには彼の室内楽作品を収録。1964年に書かれた、新古典派風の快活な雰囲気を湛えたファゴット・ソナタから、2007年作曲のメロディアスで神秘的な「幻想的三重奏曲」まで様々な作風による作品をお聴きいただけます。オーストラリアを代表する奏者たちの演奏で。(2020/09/18 発売)
レーベル名 | :Metier |
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カタログ番号 | :MSV28607 |
1978年、イギリスのブラックバーンで生まれ、マイケル・フィニッシーとともにケンブリッジで音楽を学び、サウスハンプトン大学で作曲の博士号を取得したウィークの作品集。2005年以来、彼は高い密度のポリフォニックを追求するため、小さな編成の作品を書くことに注力しています。それらは声楽アンサンブルであったり、このアルバムに収録されている器楽のためのアンサンブルであったりと様々ですが、どれも音楽の構造のプロセスを見つめ、時にはミニマル風に徹底的に素材を反復するなど、かなり実験的な作品であり、ひらめきと進化に満ちた音楽が展開されています。 Youtube試聴→https://youtu.be/orrRvfyrsPs/(2017/02/17 発売)
レーベル名 | :Metier |
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カタログ番号 | :MSV28559 |
現代のオーボエ奏者の中で、最もアヴァンギャルドな活動をしているクリストファー・レドゲート。このアルバムでは、彼が開発した「Howarth-Redgate Oboe」と「Lupophon(低音オーボエ)」を用い、より高度なテクニックを駆使してイギリスの5人の作曲家たちの最新作を演奏しています。作曲家たちもレドゲートの要求に応え、彼の新しい楽器のために、伝統的なオーボエでは演奏不可能とされるパッセージをふんだんに盛り込むだけでなく、オーバーダビング、エレクトロニクスなど様々な技巧を凝らした実験的な作品を提供しています。(2018/09/28 発売)
レーベル名 | :Metier |
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カタログ番号 | :MSV28531 |
カウイーは1943年、イギリスのバーミンガム生まれ。ポーランドでルトスワフスキに学び、ティペットに指導を受け、大学で物理や絵画も学んだという作曲家です。自然を愛し、その色彩やパターンなどを作品に反映させることで知られ、ここに収録された2作品も、水を取り巻く自然環境のインスピレーションから生まれています。どちらの作品も単一楽章で構成されており、ダイナミックかつ緊張感あふれる仕上がりを持つ、21世紀の重要なオーケストラ・レパートリーです。クラリネット協奏曲でソリストを務めるアラン・ハッカーは古典から現代曲までを得意とするイギリスの奏者。指揮を務めるのは、作曲家が認めるハワード・ウィリアムズ。この音源はもともと1986年にHyperionより発売されたLPの復刻で、当時「オーケストラ作品におけるトゥール・ド・フォルス(力作)!」とオブザーヴァー紙やタイムズ紙から高い評価を得た録音です。(2020/07/10 発売)
レーベル名 | :Metier |
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カタログ番号 | :MSV92108 |
1943年、イギリスのバーミンガム生まれのカウイーの作品集。カウイーはポーランドでルトスワフスキに学び、ティペットを指導者としながら、大学では物理や絵画も学び、これらの背景が作風に反映されています。1975年にBBCプロムスより大規模なオーケストラ作品を委嘱されたことで、その名が知られるようになりました。自然を愛し、音、色彩、秩序と無秩序、形、パターン、形式などを自由に操り作品に反映させます。優れたビジュアル・アーティストとしても知られており、作曲する際には絵を描いてイメージを構築しますが、その音楽は決して映像的なものではなく、独特な音の世界を生み出しています。演奏は、イギリスで1988年に結成され、ハイドンやベートーヴェンから現代曲までの幅広いレパートリーを誇り、意欲作を取り上げることで知られるクロイツェル弦楽四重奏団です。(2020/04/10 発売)
レーベル名 | :Metier |
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カタログ番号 | :MSV28603 |