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ブラームスやシューマンの交響曲を愛して止まないというリスナーが、次に聴くべきレパートリーは、このスタンフォードのような音楽ではないでしょうか。彼の七つの交響曲はいずれも演奏時間が長い力作で、作曲時期を考えれば驚くほど古典的ですが、古臭い陳腐さを感じさせない、反復鑑賞に堪える音楽です。英国の作曲家ながら、正にドイツ・ロマン派の系譜にあり、次々と美しい主題が湧き上がる交響曲は、日本人の好みにもぴったり。ブラームス的な悲劇性がこだまする「第4番」。60歳目前に作曲され、独特の軽みが印象的な「第7番」。いずれも、聴くほどに味わいが深まる名品と言えるでしょう。ナクソスによるスタンフォード交響曲全集の第一弾です。(2007/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570285 |
「このピアノ三重奏曲の冒頭を10秒聞いただけで、誰しもがブラームスを思い出すに違いない。」そう確信が持てるほどに、この曲はドイツ的、というよりもブラームスそのものなのです。それもそのはず、彼は幼いころにヨーゼフ・ヨアヒムの演奏を耳にし、その後ボンでは直接ヨアヒムとブラームスにも出会い、すっかり彼らの音楽の虜になっていたのでした。ケンブリッジで学業を終えたあと、ライプツィヒとベルリンで音楽教育を受け、本格的な作曲家として活躍を始めた彼は7曲の交響曲を始め、数多くの合唱曲を書き高く評価されることとなります。彼は室内楽を「絶対音楽の最も基本的な表現の一つ」としてみなしており、ひたすら綿密に主題を展開し、集中力に満ちた作品を書き上げました。ピアノ四重奏曲第1番は、1879年に書かれたもので、まだまだ実験的な要素が感じられますが、ピアノ三重奏曲第2番は1899年、円熟の時代の作品で、本当にまろやかな音が広がる感動的な音楽です。(2015/02/25 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573388 |
雄大な森、はたまた広大な田園地帯。そんな開放的な場所で大きく伸びをしたくなるような清々しい音楽。スタンフォード(1852-1924)の室内楽には、いつもそんな雰囲気が漂っています。イギリス音楽の祖、スタンフォードはドイツ・ロマン派の作風を模範としながらも、アイルランド民謡を取り入れた独自の音楽を数多く残しました。その中でも室内楽は大きな位置を占め、その叙情詩的な美しさは、水彩画のような淡い色合いを帯びています。このアルバムに収録されたピアノ三重奏曲第1 番は、ハンス・フォン・ビューローに捧げられており、優雅この上ない作品です。それ以外の作品はこちらが世界初録音。とりわけ、1913 年に作曲されるも、長い間顧みられることのなかった第2 番のピアノ四重奏曲の秘められた美しさにはため息をつく他ありません。ちょっとブラームス風の響きを感じさせるも、描かれている世界は彼独自のもの。このグールド・トリオの蘇演により、私たちはまた一つの名作を手に入れました。(2011/09/14 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572452 |
スタンフォードは、合唱のための小曲によって、ようやく日本でも知名度が上がってきた感があります。実は30以上の管弦楽付きの合唱曲や7曲の交響曲を作曲するなど、シンフォニストとしての顔があったのです。この「レクィエム」で驚くべきは規模の大きさ!ヴェルディやベルリオーズの大曲に匹敵します。しかし内容は、どこまでも穏やか、平和な気分が広がり、聴く者の心を慰め癒す類いのレクィエムです。オペラからの抜粋、特に序曲で聴ける立派な管弦楽の響きは、スタンフォードの知られざる一面を象徴するものです。マルコポーロ・レーベルの再発売盤で、世界初録音です。*マルコポーロ8.223580-81からの移行商品。(2005/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555201-02 |
世界を80日間で一周しようと試みるイギリス人資産家フィリアス・フォッグの奮闘を描いたジュール・ヴェルヌの冒険。小説『八十日間世界一周』。この小説が出版された1873年の時点では、船と陸路による世界一周旅行は命がけの冒険で、主人公がイギリスから東へ向かってアラビア半島、インド、中国をめぐり、日本(横浜)から太平洋を渡りアメリカへ、そして大西洋を越えて帰国する物語は大ヒットとなりました。小説はすぐに舞台化され、ウィーンのカール劇場で1875年3月に舞台上演された際には、ここに収録されたスッペの音楽が使われました。スッペは、主人公フォッグが経験する異国での風物や冒険を音で描き、ゴールド・ラッシュに沸くアメリカの印象も取り込んでいて、現代の映画音楽のよう。このサルヴィによる演奏では台詞を省き、スッペのカラフルで雄弁な音楽を十分に楽しめます。(2022/09/23 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.574396 |
【「ウィンナ・オペレッタの父」スッペの”幻の交響曲”が登場!】このアルバムの指揮者オーラ・ルードナーは、ウィーン・フォルクスオーパー管やウィーン響のコンサートマスターを歴任し、ウィンナ・オペレッタを熟知しています。彼は、スッペに大オーケストラのための「幻の交響曲」があることを知り、ウィーンの博物館・図書館に遺されたスッペの手稿譜を丹念に調査して見つけたのがここに収められた「交響的幻想曲」。当盤が初録音となります。全4楽章、演奏時間30分余りの作品で、ドラムロールで始まる長大な序奏のついた第1楽章、典雅という言葉がぴったりくるアンダンテの第2楽章、スケルツォ風の陽気な第3楽章、対位法的な展開を織り交ぜつつ見事に盛り上げる終楽章と聴きどころ満点。ロマン派交響曲のファンには見逃せない作品です。冒頭と最後に有名曲を置き、あまり知られていない作品をはさんだ構成も巧みで、ウィーンを拠点とするトーンキュンストラー管弦楽団の美しいサウンドと相まって、スッペの管弦楽作品の醍醐味を味わえるアルバムとなっています。(2024/01/12 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.574538 |
スッペ(正しくはズッペ)は、ウィーンの舞踏会音楽をベースにイタリア風の要素を結合させ、当時大成功した喜歌劇を連発したオーストリアの作曲家です。残念ながら「詩人と農夫」と「軽騎兵」の2つの序曲以外はすっかり忘れられてしまいました。しかし、明るさの中に一滴のペーソスを加えたような魅力的旋律や印象的なフレーズを次々と繰り出してくるスッペの作曲手腕にはただただ驚くばかりです。誰だってこんな音楽を聴かされたら、これから始まる劇が楽しそうに思えてたまらなくなってしまう事でしょう。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553935 |
日本では、いつまでたっても知名度は上がりませんが、合唱王国とも言われるイギリスでは、教会で大切に歌い継がれてきた名曲がステーナーの「主を十字架に」です。独唱者は福音史家とイエスの役割を与えられ、内容的には受難曲と同じ、イエス受難の物語を描きます。演奏技巧的に難度を下げていることも、一般に愛好されてきた理由でしょう。「第9曲: 主は人の世を深く愛された」は単独で歌われることもあります。前述のようにシンプルな作品ゆえ、平凡な演奏だと聴いて退屈する作品ですが、世界有数の美しい混声合唱を披露するケンブリッジ・クレア・カレッジ聖歌隊という、願ってもない演奏家を得て、名曲は21世紀にも歌い継がれます。(2005/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557624 |
ロンドンの音楽的な家庭に生まれたロバート・スティル(1910-1971)。父と祖父はロンドンで名高い弁護士であり、16歳亡くなった弟と、オーストラリアに移住した姉がいました。イートン・カレッジ、オックスフォード大学・トリニティ・カレッジで教育を受け、芸術学学士・芸術学修士・音楽学学士の称号を得ます。また作曲家としてだけでなく、テニスにも優れた腕前を見せ、アマチュア・プレイヤーとして活躍していました。その後も作曲を続け、交響曲第3番はユージン・グーセンスに高く評価され、オックスフォード大学から博士号を受けています。円熟期には刺激的な不協和音や無調も使われていますが、全体的に穏やかであり、同世代のイギリスの作曲家たちの美点をうまく取り入れたきらりと光る美しさを持っているものです。(2014/11/26 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.571353 |