Home > CD & DVD > Labels > Naxos
レーベル別検索
Search results:6619 件 見つかりました。
ヴァイスは没年が大バッハとぴったり重なったわけですが、当盤に聴くソナタ「第15番」は、音楽の実質もバッハ的と言えるでしょう。冒頭の朗々とした「アルマンド」から、まるでバッハの無伴奏チェロ組曲を聴いているかのような感触があります。最晩年作の「第48番」は、当時としては珍しい嬰ヘ短調という調性を採用し、演奏技巧的にも極めて難しく、そして流れるような美しさを持つ作品に仕上がっています。スカルラッティの鍵盤ソナタにも比肩しうる名作と言えるでしょう。バートの演奏は常に見事、録音状態も良好です。(2006/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.557806 |
バッハと同じ年に亡くなったヴァイスのリュート・ソナタを、日本を含め世界中で活躍するリュート奏者バートが弾く絶好調のシリーズ、その第8集です。「第36番」のサラバンドは主な調性であるニ短調ではなくヘ長調で、天国的な平和を表現。「第19番」のアルマンドでは、息の長い旋律に、思わず耳が引き寄せられます。ヴァイスの特徴的な一面である癒し系のサウンドに感嘆!「第34番」は、数多いヴァイスのリュート・ソナタの中でも特に有名な作品。大バッハの峻厳な音楽を想起させる充実したソナタは、激しい「ジグ」で締め括られます。リュートの典雅な響きと技巧性を融合させた手腕には脱帽です。(2007/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.570109 |
マンドリンとリュート、この二つの楽器の出会いが思わぬ効果を生むことを証明するディスクです。バッハの時代を生きたリュートのヴァイス、ベートーヴェンの時代を生きたマンドリンのホフマン、両者はそれぞれの楽器の名演奏家として讃えられました。ここでは、ヴァイスのリュート・ソナタとホフマンのマンドリン・ソナタを、いずれもリュートとマンドリンのヴァージョンで演奏しています。バッハの峻厳な音楽を想起させるヴァイス、より感覚的でわかりやすいホフマン、両者の対照も楽しめますが、何と言っても、リュートとマンドリンが織り成す気持ちいいサウンドをご堪能いただきたい一枚です。(2007/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.557716 |
レオ・ヴェイネル(1885-1960)はハンガリー出身、ユダヤ系の作曲家です。1901年から1906年までブダペスト音楽アカデミーで学び、歌劇場でコレペティトールを務めた後は、半世紀以上に渡ってブダペスト音楽高等学校の作曲科と室内楽の教授として、次世代の音楽家たちを育ててきました。彼の門人にはドラティ、クルターク、アンダなど名だたる音楽家の名前が並びます。彼の最高傑作である「チョンゴルとツンデ」はハンガリーの国民的詩人ミハーイ・ベレシュマルティ(1800-1855)の劇のための作品で、幸福を追い求める若き王子と、彼を愛する妖精ツンデの愛の物語です。もともとの単純なおとぎ話にベレシュマルティが深い哲学的な思想を加えた物語は、ハンガリー文学界の最も重要な作品として認識されていて、これをハンガリー国立劇場で上演するためにヴェイネルが音楽を書いたのですが、オーケストラなどの規模が大きすぎたため、上演は延期されてしまいました。とりあえずは、1914年2月に「王子とゴブリン」としてスケルツォが初演、その1年後に4楽章からなる組曲が演奏されています。1916年11月に初演を予定していたところ、皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の崩御でキャンセルされるも、その数日後の12月6日にようやく上演されることとなりました。そして、ヴェイネルの死の1年前、更に改編が行われたのがこのアルバムに収録されたバレエ音楽となります。(2016/03/30 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.573491 |
最近、注目されているヴァインベルク。このアルバムには彼のフルート作品が全て収録されています。ソヴィエト時代に書かれたヴァインベルクの独奏作品の多くは特定の奏者を念頭に置いたものが多く、フルート作品もほとんどの曲が当時の名手アレクサンドル・コルネーエフのために書かれています。作品年代の最も早い曲は「12の小品」であり、後に弦楽オーケストラのためにアレンジされるなど、ヴァインベルクのお気に入りの作品でもありました。1961年の「フルート協奏曲第1番」はハチャトゥリアンを思わせる活発な第1楽章、抒情的な第2楽章、流麗な第3楽章で構成されています。「協奏曲第2番」はヴァインベルクの最後の作品の一つ。コルネーエフに捧げられており、やはり古典的な形式で書かれています。「5つの小品」の楽譜は長い間失われていましたが、最近発見され、ようやく演奏されるようになりました。ドビュッシーの引用が印象的な第1曲を始め、自由な作風による興味深い小品で構成されています。(2019/10/25 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.573931 |
クルト・ワイルのファンなら狂喜乱舞の贈り物です。彼が聖書の世界を題材に一大ページェントとして作り上げた歌劇「永遠の道」。その余りにも壮大なプロジェクトは初演時にセンセーションを巻き起こしましたが、金がかかり過ぎて上演は短期間で中止されてしまいます。その幻の名作が、ミルケン・アーカイヴとワイル財団とのコラボレーションによりここに復活、抜粋ながら初録音となります。ワイルによる音楽は期待通りで、人間の声の力を見せつけます。例えばトラック6の思いつめたような激しさだけでも、聴き手を虜にする魔力に満ちています。(2005/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.559402 |
ワイルといえば「三文オペラ」、あるいは数々のミュージカルという「舞台の人」というイメージが強いですが、その作曲家としてのキャリアの初期には、いくつかの器楽曲を手がけており、当盤収録の交響曲2曲も、そんな作品群に属しています。といっても、余技、習作的なものとはいえない、むしろ隠れた傑作というべき作品というべきでしょう。特に第2番は充実しており、彼自身「退廃芸術家」としてナチスから迫害されるなど、当時の不安な世情を反映してか、暗めの雰囲気が濃厚ですが、第2楽章の甘美な場面には蕩けそうになってしまいますし、第3楽章には交響曲らしからぬ?行進曲風の楽想が登場したりと、ともかくユニークな作品です。 (2005/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.557481 |
エルマー・ライスの戯曲「街の風景」は1929年のピューリツァー賞を獲得した問題作です。ニューヨーク、マンハッタンに住む大酒飲みのモーラントとその妻。その娘と恋人、そして彼らをとりまく近隣の人々。ちいさな諍いを繰り返す内に起こってしまった悲劇。見守る人々。しかし街の風景は一切変わることがありません。そんな市井の人々のささやかな生活を描いたこの作品にヴァイルはシリアスな音楽を付けました。当時の空気もそのまま味わえる雰囲気たっぷりの1枚です。(2009/09/16 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.120885 |
バグパイプの名人シュワンダは、妻ドロトカに惚れた強盗バビンスキーにそそのかされ、旅に出る。苦難をバグパイプを吹くことで逃れ、結局シュワンダは妻のもとに戻り再び結ばれるまでの物語。このオペラは、あのカラヤンもとりあげた管弦楽のための「ポルカ」だけしか知られていない不遇の作品ですが、対位法の名人であるワインベルガーの筆致が全曲にわたって冴える、管弦楽ファンも楽しめるものです。第2幕の地獄の描写が特に聴き物。オペラのスペシャリスト、ジュリアン・レノルズならではの優れた仕事を記録したナクソスの全曲盤は、オペラ・グルメなら大歓迎です。(2005/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.660146-47 |