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Naxos Historical: アルバム一覧

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    ヴェルディ/トスティ/マスネ/他:ローザ・ポンセルのアメリカ録音集第3集(1923 - 1929)

    40歳の若さでオペラの舞台から引退してしまった名花ローラ・ポンセルの全盛期、1923年から29年の録音集。ここには彼女が最も得意としたレパートリーの数々が収録されています。彼女の力強い中低音域の声の響きは、多くのオペラのヒロインに新たな命を吹き込み、全ての聞き手を興奮の渦に巻き込みました。そんな彼女の輝かしい歌声をご堪能ください。(2007/10/17 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.111140

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    ヴェルディ:レクイエム(ジーリ/カニーリア/セラフィン)(1939)

    ジーリ、ピンツァ、このオペラ界の2巨頭を筆頭に、セラフィンがタクトを取り、加えて合唱がローマ・オペラ座の合唱団とならば、数あるヴェルディのレクィエムのうち、声の競演という意味で、このCDがもっとも贅沢であるといっても過言ではないでしょう。イタリア魂が炸裂するディーエス・イーレは、あたかも天が裂けるかと思えるほどの迫力。死者の魂を呼び覚まさんかと思うほどのエネルギー。美声に酔うのも良し、ドラマ性に酔うのも良し、オペラの激情に匹敵する快感を味わえる録音です。(2002/01/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110159

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    ヴェルディ:レクイエム(シュヴァルツコップ/ディ・ステファノ/ミラノ・スカラ座合唱団&管弦楽団/デ・サバタ)(1954)

    作曲家として音楽活動を始めたデ・サバタは、のちに指揮者としても活動を開始し、トスカニーニの後任として1953年までスカラ座で音楽監督を務めました。体調不良のため同年引退し、67年に死去するまでの14年間のうち、2回だけ指揮をとりました。一回はこの54年に録音されたヴェルディの「レクィエム」、2回目は57年の「トスカニーニ追悼コンサート」の時でした。長い沈黙のはざまの演奏とは思えないほどのエネルギーほとばしる演奏で、単に彼の集中力の強さが衰えていない証拠であるばかりでなく、歴代の名盤としても数えられています。現役時代の「ローマの噴水」では、オケを制御する巧みさをうかがわせ、静謐な音楽世界を見せています。(2006/09/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.111049-50

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    レナード・ウォーレン - 海の男たちの歌/キプリングの歌/ソングズ・フォー・エヴリワン(1947-1951)

    毛皮商を営むユダヤ系ロシア移民の長男としてニューヨークに生まれたバリトン歌手、レナード・ウォーレン。彼はメトロポリタン歌劇場の花形スターとして1950年代に華々しい活躍をしたことで知られます。活動の全盛期である48歳の時に、「ドン・カルロ」の舞台上で急死、まさに伝説のスターとなった人でもあります。このアルバムは民謡やポピュラーソングを収録したもので、オペラを歌う時とは一味違う表現力と芸術性が漲る素晴らしい歌声に満ちています。豊かな声量、とろけるような甘い響き、そしてテノールと見紛うばかりの張りのある高音と、彼の全てを堪能できる1枚です。(2010/06/16 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.111345

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    ウォルトン:ヴァイオリン協奏曲/カステルヌオーヴォ=テデスコ:ヴァイオリン協奏曲第2番(ハイフェッツ)(1950-1954)

    ハイフェッツが、同時代の作曲家の作品を積極的に取り上げたことは良く知られていますが、このウォルトンの協奏曲もそんな1曲です。ハイフェッツ自身が作曲家に委嘱し初演。その後も幾度も演奏を行いウォルトンの名声をも高めた作品です。初演後、ウォルトン自身がオーケストレーションに手直しを加え、この演奏も改定稿に拠っています(オリジナル版は8.110939に収録)。映画音楽を思わせる壮大でロマンティックな音楽が魅力です。同じくハイフェッツが委嘱したカステルヌオーヴォ=テデスコの作品は、聖書からヒントを得たもので、ユダヤの血の誇りと、素晴らしき過去への喚起を表現したものです。(2011/06/15 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.111367

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    ヴュータン:ヴァイオリン協奏曲第4番、第5番/サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン/他(ハイフェッツ)(1935-1947)

    アウアー門下のハイフェッツはいうまでもなくロシア派ヴァイオリニストの最巨頭ですが、それに並ぶ流派としてあげられるのが、いわゆるフランス=ベルギー派です。ヴュータン、サラサーテなど、自らも楽器の名人であった巨匠たちが数多くの華々しい傑作を残しました。技巧の披露に走りがちなこの流派の作品を、ハイフェッツは彼特有の完璧性と冷静さをもって臨んでおり、それによってロシア派とフランス=ベルギー派という二大潮流がついに融合された、歴史的な瞬間とも言える録音です。(RCA盤とはすべて異なる録音です。)(2001/04/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110943

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    エルガー/ディーリアス:ヴァイオリン協奏曲(サモンズ)(1929, 1944)

    ビーチャムによって見出されたサモンズは、そのキャリアの頂点において、世界を代表するイギリス人初のヴァイオリニストと見なされるようになりました。となれば、当時、イギリスを代表する大作曲家、エルガーとディーリアスのヴァイオリン協奏曲を、サモンズが録音するに至ったのは自然な流れでした。事実、エルガーもディーリアスも、「自作の協奏曲を真に音楽的に解釈できる演奏家」の一人に、サモンズの名前を挙げたのでした。作曲家の肝いりの名演。残念ながら、ディーリアスの44年度盤は戦争のため、原盤が失われてしまいましたが、SPより復刻されたこのCDでは、音質の向上も図られています。(2002/04/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110951

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    エルガー/ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲(メニューイン)(1931-1932)

    それはまだ16歳になったばかりのメニューインが2度目の訪英をしたときのこと。アビー・ロードのスタジオでメニューインと初対面した老巨匠エルガーは、その神童が自身の協奏曲をわずか数小節弾いたのを聞いただけで満足し、この録音を取ることを快諾したのでした。その数ヶ月後、再び作曲者自身の指揮のもとでこの協奏曲を演奏した神童メニューインは、ロンドンに熱狂の渦をまきおこしたのです。ともすれば指揮者の間違った解釈によって、ただ大言壮語的な音楽になるだけの恐れのあるエルガーの作品ですが、この録音を聴けば、エルガーがいかに解釈し表現して欲しいと望んだか、それを十二分に知ることが出来るでしょう。まさに歴史的記録とも言える1枚です。(1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110902

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    エルガー/ウォルトン:ヴァイオリン協奏曲(ハイフェッツ)(1941, 1949)

    弦の王ハイフェッツは単に従来の名作を取り上げるばかりでなく、同時代の音楽~現代音楽のあり方についても模索した開拓者でもありました。中でもウォルトンの協奏曲はハイフェッツ自身が作曲料を支払い、初演を行ったという経緯があるものです。作曲者自身から「自由に編曲してよい」との了解を取り付けたハイフェッツは、以降たびたび手を加えたとされますが、このCDに収録されているのは、オリジナルの版による演奏です。エルガーの協奏曲は作曲者自身の指揮と若き日のメニューインによる録音が有名ですが、ハイフェッツの演奏もそれに伍するもの。技巧の冴えた、堅固かつ気宇壮大な演奏です。(2001/03/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110939

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    エルガー:序曲「コケイン」/エニグマ変奏曲/威風堂々(ロンドン響/BBC響/エルガー)

    エルガーの名声を確立した代表作である「威風堂々第1番」「エニグマ変奏曲」の評価は、生前の人気に比べ現在あまり芳しくありません。しかしこの盤の自演を聴くと、いずれも堅固な様式美、名人芸的な楽器書法、質感のどっしりとした響きに満たされており、それら要素と旋律とが相まって、抜きがたく「英国的」な音楽を作り出していることがわかります。この強烈な個性を確立したエルガーのスタイルを、さらに演奏様式を通じて再認識できる盤といえるでしょう。ボーナス・トラックとして、位置の違うマイクによって同時に収録された2盤によって合成され、ステレオ風にしたてた録音が含まれています。(2006/01/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.111022