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SWR Classic: アルバム一覧

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    ブラームス/シューマン/ベートーヴェン:ピアノ協奏曲集(アラウ/インバル/ブール/ベルティーニ)(1969-1980)

    20世紀を代表するピアニストの一人、クラウディオ・アラウ(1903-1991)。この3枚組には、全て初出録音となるアラウのお気に入りのピアノ協奏曲が収録されています。中でもブラームスの2曲は、彼が生涯大切にしていた作品であり、しばしば演奏し聴衆を感動に導いていました。このアルバムに収録されている第1番はアラウ69歳の演奏。パワフルなオープニングで聴かれる鋭いトリルからは鋼のような精神性を感じさせ、夢のようなアダージョを経て最終楽章のロンドでも強靭なタッチで、若き日のインバルともに激しい音楽を描き出しています。第2番は、アラウ66歳の演奏。柔らかい音の中にも緊張感を孕んだ冒頭から、彼は丹念に音を積み上げブールと共に巨大な建造物を創り上げていきます。同じくブールの伴奏によるシューマンも、冒頭から最終楽章へと連なる熱気が伝わります。ベルティーニとの共演で聴くベートーヴェンは、まさにアラウの真骨頂。スコアのすみずみまで読み込んだ精緻な演奏が繰り広げられています。(2019/10/18 発売)

    レーベル名:SWR Classic
    カタログ番号:SWR19084CD

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    ブラームス/メンデルスゾーン/チャイコフスキー/ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲集(ヘンデル/シュトゥットガルト放送響/ミュラー=クライ)(1953-1967)

    ポーランド出身のヴァイオリニスト、イダ・ヘンデル(1928-2020)が弾く名ヴァイオリン協奏曲集。ベルリンでカール・フレッシュに、またパリでジョルジュ・エネスコに師事、情熱的な感情表現と、巧みな演奏技術によって「ヨハンナ・マルツィやジネット・ヌヴーと並ぶ伝説のヴァイオリニスト」と呼ばれ、デビューから70年にわたり聴衆を魅了してきたヘンデル。録音の少ないことでも知られ、この1950年代から60年代の一連の録音はとても貴重なものです。バックを務めるシュトゥットガルト放送交響楽団を指揮するのは当時首席指揮者のハンス・ミュラー=クライ。ニュアンスに富んだ彼女の演奏を支えています。(2021/10/08 発売)

    レーベル名:SWR Classic
    カタログ番号:SWR19427CD

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    ブリテン/ペルト/カミンスキ/プーランク:合唱作品集(天国の歌)(南西ドイツ放送ヴォーカル・アンサンブル)

    ブリテンの「キャロルの祭典」を中心に、子守歌、賛美歌など、ヨーロッパ各国からのクリスマス・キャロルを集めたアルバム。様々なスタイルの作品がバランスよく配置され、優雅でスタイリッシュな雰囲気を湛えています。感動的なクリスマスの合唱音楽を探している方にぴったりの1枚です。(2016/09/28 発売)

    レーベル名:SWR Classic
    カタログ番号:SWR19015CD

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    ブルックナー:交響曲第2番 - 第9番(バーデン=バーデン南西ドイツ放送響/ロスバウト)

    このBOXは、ハンス・ロスバウトがバーデン・バーデン南西ドイツ放送交響楽団を率いて、南西ドイツ放送(SWR)に録音したブルックナーが全て収録されています。ハース版とノヴァーク版の違いも含め、作品の解釈について長年に渡り考察を重ねたというロスバウト、これらの演奏も納得の行く総譜を用いて行われたものです。/もともと現代音楽のスペシャリストとして、シュトックハウゼンやブーレーズ作品、シェーンベルクの《モーゼとアロン》などの演奏で高い評価を得ていたロスバウトですが、同時にモーツァルトのオペラやワーグナー、マーラーなど古典派からロマン派の作品にも親和性が高く、このブルックナーも、曲の細部に至るまで詳細な分析を行った上で、ブルックナーの和音やメロディ、曲の構造の特性を活かしたコントラストの強い演奏です。/SWR所蔵のオリジナル・テープからデジタル・リマスタリングを行っています。(2017/10/20 発売)

    レーベル名:SWR Classic
    カタログ番号:SWR19043CD

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    ブルックナー:交響曲第6番/K.A. ハルトマン:交響曲第6番(バーデン=バーデン南西ドイツ放送響/ライトナー)

    1881年に作曲された親密さと大胆さを併せ持つブルックナーの「交響曲第6番」と、1938年に書かれた標題交響曲「ルーヴル L'?uvre 」を、1953年に作曲家自身がタイトルなしの2楽章形式の交響曲に改訂した、陰鬱さと狂乱が入り混じるハルトマンの「交響曲第6番」の組み合わせ。ドイツ音楽のスペシャリストであるライトナーは、この2曲がお気に入りであり、とりわけハルトマン作品は歌劇も含め、積極的に演奏、作品の普及に尽力したことで知られています。堂々たるブルックナーと、変化に富む楽想を見事に振り分けたハルトマン、2曲の対比も聴きどころです。(2019/10/18 発売)

    レーベル名:SWR Classic
    カタログ番号:SWR19523CD

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    ブルックナー:交響曲第7番(シュトゥットガルト響/ヒンデミット)(1958)

    作曲家ヒンデミットは、良く知られているようにヴィオラを始め、あらゆる楽器を演奏することができ、楽器の特性を熟知していました。また優れたピアニストであり指揮者でもありました。彼は21歳の時に自作の「チェロ協奏曲」を指揮して指揮者デビューを飾り、以降、ベルリン・フィル、ウィーン・フィル、コンセルトヘボウ管、ロンドン響、シカゴ響、ニューヨーク・フィルといった世界的な名門楽団に定期的に登場し、自作だけでなく、他の作曲家の作品を指揮したことで知られています。ブルックナーもヒンデミットが好んでいた作曲家であり、指揮者としてよりも「作曲家ヒンデミット」として作品を捉えた、個性的な解釈が楽しめる演奏です。SWR所蔵のオリジナル・テープからデジタル・リマスタリングを行っています。(2018/05/25 発売)

    レーベル名:SWR Classic
    カタログ番号:SWR19417CD

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    ブルックナー:交響曲第7番(シュトゥットガルト放送響/K. ザンデルリンク)

    ドイツの名指揮者ザンデルリンクが1999年にリーダーハレで行ったブルックナーの録音。全曲を通じて高揚感に溢れており、なかでも第2楽章ではザンデルリンクの持ち味とも言える美しい弦の響きが存分に発揮された、素晴らしい演奏が繰り広げられています。録音状態も良好です。SWR所蔵のオリジナル・テープを使用しています。(2018/02/23 発売)

    レーベル名:SWR Classic
    カタログ番号:SWR19410CD

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    ブルックナー:交響曲第7番、第8番(シュトゥットガルト放送響/インバル)

    インバルとシュトゥットガルト放送響のブルックナー録音が登場。後期の名作2曲、2010年代のライヴです。フランクフルト放送響との第3、4、8番の初稿の録音(Teldec/現Warner)により大きな議論を巻き起こし、これら初校への認識を広める上で決定的な役割を果たしたエリアフ・インバル。卓越した細部の読みと指揮能力も相まって、現代に至る精緻で理知的なブルックナー解釈をリードしてきました。彼が定期的に指揮していたシュトゥットガルト放送響とのアーカイヴから第7番と第8番が初めてリリースされます。インバルには両曲ともフランクフルト放送響と都響を指揮した2種の録音がありますが、当盤はその中で最新の音源となります。解釈はTeldec盤の時点で練り上げられていたようで、第8番の演奏時間は3種とも75分台で楽章毎の差もごく少ないという完成度の高さに驚かされます。一方、第7番では2012年の都響盤(Exton)の58:34に対し1年半後の当盤では62:01となり、全楽章において少しずつ演奏時間が延びているのが興味深いところ。オケも透明度の高いサウンドで精緻な演奏を繰り広げており、シューリヒト、チェリビダッケ、ノリントンという個性的なブルックナー指揮者との録音を残してきたシュトゥットガルト放送響のディスコグラフィに貴重な追加となります。楽譜はインバルらしくノーヴァク版を使用(第7番第2楽章はシンバルあり)、拍手はカットされています。 (2024/06/07 発売)

    レーベル名:SWR Classic
    カタログ番号:SWR19152CD

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    ブルックナー:交響曲第9番(1894年初稿・ノヴァーク版)(シュトゥットガルト放送響/ライトナー)

    ライトナーによる、ブルックナー最後の交響曲。決して大仰に構え過ぎず、曲の流れを巧みに手繰りながら巨大な作品像を築き上げ、なおかつその美しさを最大限表出する手腕は圧巻。オーケストラのレスポンスの高さもあいまって、初発売時よりたいへん高い評価を受けている演奏です。(2018/08/24 発売)

    レーベル名:SWR Classic
    カタログ番号:SWR19512CD

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    ブルックナー:交響曲第9番(シュトゥットガルト放送響/ジュリーニ)

    たっぷりとしたテンポによる瞑想的な演奏が特徴であった晩年のジュリーニですが、このシュトゥットガルト放送交響楽団とのブルックナーは早めのテンポ設定で知られています。しかし決して淡泊になるのではなく、奥深い感情表現と、長い経験に裏打ちされた知的な解釈による素晴らしいブルックナーです。SWR所蔵のオリジナル・テープを使用しています。(2018/02/23 発売)

    レーベル名:SWR Classic
    カタログ番号:SWR19411CD