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1922年にモスクワ近郊で生まれ、1966年にモスクワで没したロシアの作曲家ガリーニンのピアノ作品集です。ショスタコーヴィチと比較される事の多い人ですが、このアルバムを聴く限り、プロコフィエフなどの新古典主義の簡潔でユーモラスな語法を強く感じます。生涯を通じて健康障害に悩まされたという彼自身の満たされぬ何かを音で表現したのでしょうか。時折現れるユーモラスな表現が心地良さをもたらします。ほんの小さい5つの曲からなる「動物園にて」が秀逸です。(2008/08/06 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0076 |
ハンス・ガルは、オーストリア生まれの作曲家・指揮者・音楽学者。ブラームスに連なる後期ロマン派の伝統を受け継ぎ、調性と旋律美に根ざした作風を生涯貫きました。ウィーンやマインツで音楽教育に携わった後、ナチスの台頭によりスコットランドへ亡命。戦後はエディンバラ大学で教鞭を執るなど音楽界に貢献しました。彼はヴィオラのために多くの作品を残しており、このアルバムには約40年にわたる時期に書かれた4作品を収録。それぞれ異なる背景と個性を持ちながらも、ガルならではの旋律美、対位法、ヴィオラの音色を活かした落ち着いた雰囲気が全体を貫いています。ハンナ・パッカラはフィンランドのヴィオラ奏者。シベリウス音楽院とベルリンのハンス・アイスラー音楽大学などで学び、ヘルシンキ・バロック・オーケストラやオストロボスニア室内管弦楽団の首席奏者を務めるほか、教育活動にも力を注いでいます。(2025/06/06 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0761 |
ハンガリーのユダヤ系医師を父に持ち、ブラームスの個人秘書であったマンディチェフスキに作曲を師事、ウィーン大学で音楽学を専攻したというハンス・ガル(1890-1987)。1919年から母校で音楽理論を教え、1929年にはマインツの高等音楽学校の校長に就任しましたが、ナチスの迫害を受け、イングランドに移住。エディンバラで職を得て、同時にエディンバラ室内管弦楽団の指揮者にも就任、そのままイギリスで生涯を終えた作曲家です。ブラームスやレーガーと同じように、ガルも晩年の「クラリネット五重奏」で自身の音楽観を表現しました。クラリネットの清澄な響きと豊かな弦の対話は、87歳を迎えたガルが、これまでの激動の人生を振り返っているかのような静けさを感じさせます。ウィーン時代に書かれたセレナード、エジンバラに落ち着いてから書かれた三重奏曲も美しい作品です。(2016/12/21 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0377 |
ウィーン近郊に生まれ、ウィーン大学で音楽学を専攻したガル。ユダヤ系であったため、ナチスの迫害を逃れ、後半生はイングランドに移住し教師、指揮者として活躍しました。、彼は同時代の作曲家シェーンベルクよりも、ブラームスを終生尊敬し続け、その作風も伝統的であり、半音階的和声などもほとんど用いることはありませんでした。このアルバムには初期、中期、円熟期の3つの時代の室内楽作品が収録されており、これらのどの曲にも、彼が追求し庇護していたロマン派の作風が漂っています。特有の旋律美と抒情的なアプローチがガルの持ち味です。(2018/04/27 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0433 |
ハンガリー系ユダヤ人としてドイツ、オーストリアを経てイギリスで活躍した作曲家ハンス・ガル(1890-1987)の声楽作品集。この盤の企画者であり、室内合唱団、ボレアリスの創設者ミューアが語る通り、ガルはナチスにドイツを追われるという経験をしながらも、ドイツ・オーストリアの伝統を継ぐオペラや交響曲など多数の作品を残しました。そのような彼の音楽が見直されるようになったのはここ20~30年のことです。中でも室内合唱作品は演奏が極めて難しく、なかなか演奏される機会がありませんでした。そのため、ミューアはかつてケンブリッジ大学のトリニティ・コレッジで合唱を研究し、現在はイギリスやドイツでオペラやオラトリオのソリストとして活躍するブリジット・バッジと共に、2017年プロの合唱団「ボレアリス(「北、北風」の意味を持つ)」を発足させました。ボレアリスは16人から20人の歌い手で構成され、“悪魔のように難しい”ガルなどを歌いこなすために、若手から経験豊富なベテランまでをバランスよく配置しています。第1集では、8声の合唱から、チャーミングな民謡まで、聴き応えのあるアカペラ作品が収録されています。(2020/07/17 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0509 |
ハンガリー系ユダヤ人としてドイツ、オーストリアを経てイギリスで活躍した作曲家ハンス・ガルの声楽作品集第2集。彼はナチスによってドイツを追われるも、移住先の英国エジンバラで音楽界の中心人物となり、本国ドイツやオーストリアの伝統を継ぐ数多くの歌劇や交響曲などを書き上げています。また、人々を音楽に参加させる手段としての合唱を提案し、自ら合唱団を創設、指揮するとともに合唱作品を多く遺しました。このアルバムでは混声合唱、女声合唱、男声合唱、ア・カペラ、ピアノ伴奏による合唱など40年にわたって書かれた室内合唱曲を収録。演奏は、指揮者スティーヴン・ミューアが創設した合唱団ボレアリス(「北、北風」の意味を持つ)が担当。ケンブリッジ大学のトリニティ・カレッジで合唱を研究し、現在はイギリスやドイツでオペラやオラトリオのソリストとして活躍するブリジット・バッジも指揮者として加わり、演奏が難しいとされるガルの作品の数々を歌いこなしています。(2022/12/23 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0644 |
ウィーン生まれのハンス・ガルはウィーンで音楽学を専攻、ウィーン大学で音楽理論の講師として後進の指導にあたります。しかし、戦争の影が色濃くなる頃、ナチスの迫害を逃れエディンバラに移住、この地に定住し、平穏な生涯を送りました。イングランドの地にあっても、彼はいつもウィーンに思いを馳せていたようで、彼の根底にはシューベルトやブラームスへの思いがあり、いつの時代にあっても旋律を重視し、美しい音楽を生涯愛したのでしょう。1982年、92歳の時の作品である2つの無伴奏チェロ作品にも、さりげなく甘いウィーン風の味付けをすることを忘れていません。(2012/06/13 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0043 |
19世紀、家庭で音楽を演奏することが流行した時、裕福な家庭にはまずピアノが持ち込まれましたが、次に人気を獲得したのはハルモニウムでした。シベリウスの「アンダンテ・カンタービレ」は2種類の楽器を所有していた親戚の家を訪問した際、その音色に魅了され作曲された小品です。対照的にカルク=エーレルトは、この2種類の楽器を完璧にマスターしており、アルバムに収録された一連の作品も、自身のコンサートで演奏するために作曲(編曲)されています。今ではあまり耳にすることのないハルモニウムの響きをお楽しみください。(2017/08/25 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0419 |
ヤシント・ガルシアはハバナに生まれ、1961年にアメリカに移住。マイアミ大学でモートン・フェルドマンに師事し、作曲と音楽理論を学びました。彼の作品はどれも師であるフェルドマンの作風を受け継いでおり、ゆっくりとした音の動きと万華鏡のような穏やかな響き、そして少しずつ変化していくモティーフなどが効果的に用いられています。このアルバムには“自然の現象”から想起された4つの作品が収録されており、うち3曲は独奏楽器を伴う協奏曲の形式で書かれたものです。全曲は作曲者ヤシント・ガルシア自身が指揮し、ソリストとの対話を試みながら、繊細な曲を存分に表現しています。(2018/04/27 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0435 |