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ダウランドの「涙のパヴァーヌ」は1600年代におけるイングランドのヒット曲でした。この曲をモティーフにヨーロッパ各地の音楽家が独自のヴァージョンを作ることで爆発的に広まりました。そして400年後、イギリスの現代作曲家ディヴィッド・ゴートンが「涙のパヴァーヌ」の新しいヴァージョンを作り、聞き手の前に披露します。オリジナルのリュートの響きを弦楽合奏に増幅したり、11弦ギターで全く新しい響きを追求してみたりと、様々な試みがなされていますが、どの曲も決してダウランドらしさを失うことはありません。(2017/04/21 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0396 |
イギリスの作曲家アダム・ゴーブ。10歳で作曲をはじめ、ケンブリッジ大学と英国王立音楽院を首席で卒業。卒業後はロンドン大学と王立音楽大学で講師を務め、2000年からは英国王立ノーザン音楽大学で教えています。主に吹奏楽作品で知られるゴーブですが、このアルバムに収録されているのは、ショパンやショスタコーヴィチの例に倣ったピアノのための「24の前奏曲」。さまざまな気分に彩られたミニアチュアの世界を楽しめます。最後に置かれた「Velocity」は演奏者クレア・ハモンドのために2014年に書かれた曲。1994年の映画「スピード」からインスパイアされたという緊張感あふれる6分程度の小品です。クレア・ハモンドは2016年、ロイヤル・フィルハーモニック協会の「ヤング・アーティスト賞」を受賞した若手奏者。現代音楽を得意とし、これまでに50作ほどの世界初演を行ってきた実力派です。(2022/03/11 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0620 |
このアルバムの主人公は1878年ベルリン生まれの女性レオニー(ロニー)・ラブル・フレンケル。第二次世界大戦時、アムステルダムで「カフェ・ド・パリ」を経営、オランダでのユダヤ人たちの憩いの場となっていましたが、やがてナチスの迫害を受けテレージエンシュタットからアウシュヴィッツに送られながらも奇跡的に一命をとりとめました。このアルバムにはイギリスに亡命した彼女の娘たちへの手紙や、収容所での手紙などを散りばめ、現代作曲家ロナルド・コープが一連の歌曲集として仕上げた作品が収録されています。現代作品を得意とするチリンギリアン四重奏団の精緻な伴奏が聴きどころです。(2019/03/15 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0507 |
シベリウスの後、20世紀のフィンランドで最も重要な作曲家の一人であるコッコネン。このアルバムに収録された「レクイエム」は彼の妻の死を悼んで作曲された作品で、柔らかく穏やかな慰めの音楽です。原曲は大オーケストラのために書かれていますが、このアルバムでは、シベリウス・アカデミーでのコッコネンの後輩であった、ヨウコ・リンヤマの編曲によるオルガン伴奏版が用いられており、コッコネンが描いた響きが丁寧にオルガンへと移し替えられています。静かなオルガンのさざめきに乗って歌われる清澄な旋律は、コッコネンが愛した自由な調性が用いられた神秘的な雰囲気を漂わせています。(2017/12/22 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0434 |
イタリアの教会音楽史における女性作曲家のパイオニア的存在マリア・ローザ・コッチャの貴重な作品集。1716年、ローマ教皇は、ローマで活動するプロの音楽家にサンタ・チェチーリア国立アカデミアの会員資格を義務付けました。それには試験官の前で4声のフーガを作曲する課題が課されていましたが、1774年にこの試験に合格し、女性として初めてローマのマエストラ・ディ・カペラの称号を得たのが当時15歳のマリア・ローザ・コッチャ。しかし教会は女性が宗教施設で音楽を担当することを許さず、コッチャは30歳になる前に作曲を諦めてしまいました。彼女の作品はオペラ風の要素を取り入れて世俗音楽と宗教音楽の融合を図ったものですが、「Hic vir despiciens mundum」では18世紀ローマの伝統的なポリフォニーの様式でも作曲できたことを示しています。このアルバムには彼女の師ペシやカサーリらの作品も収録しています。全て世界初録音。(2024/10/04 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0359 |
キューバのロマン派時代の作曲家コメリャス(1842-1888)の珍しいピアノ曲集。この時代のキューバ音楽は、植民地時代の民俗音楽の継承と、アフリカ音楽、ヨーロッパ音楽の影響、この3つの要素が融合して出来ています。かなり充実した作品が多く存在しますが、現代でもほとんど耳にする機会はありません。このコメリャスの作品もそんな中の一つ。コメリャスはハバナの東に位置するマタンザスの生まれ。彼の父はカタロニアからの移民で、バレンシア劇場の音楽監督を務めていたこともある多才な音楽家でした。幼い頃から父にヴァイオリンの指導を受け、6歳でピアニストとしてデビュー、作曲家としても活躍したコメリャス。彼の作品はショパンとゴットシャルクの影響も感じられるサロン風の雰囲気を備えており、このアルバムは当時のキューバの音楽の一端を知る手がかりになる貴重な演奏の記録です。(2016/12/21 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0347 |