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New Releases - 2017年03月 発売タイトル
Search results:65 件 見つかりました。
音楽の中に込められた比喩や暗喩、そして暗号。これらを探し出すのはとても面白いことです。美しい「白鳥」で知られるサン=サーンスの「動物の謝肉祭」も、もともとは彼の仲間内で、友人や他の作曲家の曲に風刺を効かせて演奏するために作られた曲。ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲には、やはり他人の作品からの引用が散りばめられています。またベルクの作品には、他の作品の引用はありませんが、数字の「3」が重要なファクターであり、楽章数だけでなく、彼の友人たちの名前が織り込まれ、楽器編成も3群で構成と数々の数字が隠されています。そんな示唆的な作品を演奏するのは、マレーシアのピアニスト、メイ・イ・フー。素晴らしいテクニックでこれらの曲を的確に表現しています。このアルバムの売り上げは、彼女が協力している海洋保全協会に寄付され、美しい海の未来と、海洋生物の保護のために使われます。(2017/03/24 発売)
レーベル名 | :Orchid Classics |
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カタログ番号 | :ORC100065 |
1970年オーストリア生まれの作曲家ラファゼーダーは、ウィーンで電気音響音楽とテレコミュニケーション工学を学び、作曲家&マルチメディアのアーティストとして国際的に活動しています。このアルバムでは、20年に渡る彼の室内楽作品を収録。初期の作品でアルバムタイトルにもなっている「Turning Points=転換点」の3つの楽章を中心に多彩な音楽が収録されています。チェロを演奏するのはpaladinoレーベルを代表するルンメル。他、ウィーンの名手たちが参加しています。(2017/03/24 発売)
レーベル名 | :Paladino Music |
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カタログ番号 | :PMR0067 |
1929年にベルリンで発明された電子楽器「トラウトニウム」。フリードリヒ・トラウトヴァインによって開発されたシンセサイザーの祖先とも言える楽器で、フィルターを調節するつまみと音を出す部分で構成されており、微妙な音程が出せる楽器です。ヒッチコックがこの音色を気に入り、映画「鳥」における効果音(鳥の鳴き声も含む)全てを、この楽器に担わせたことで知られています。この時に楽器を操作したオスカー・サラが2002年に死去したため、演奏できる人がいなくなってしまったのですが、ドイツの音楽家ピヒラーがこの楽器に注目、衝撃的な音色が蘇りました。(2017/03/24 発売)
レーベル名 | :Paladino Music |
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カタログ番号 | :PMR0081 |
ライプツィヒ、聖トーマス教会のオルガニストを務めるウルリッヒ・ベーメが演奏する2台のオルガンの響きを聴き比べるアルバム。12世紀、ヨーロッパにおける交易の要所であったライプツィヒはやがて神聖ローマ帝国有数の商業都市へと発展、まずは商人たちの守護聖人「聖ニコラウス」の名前を冠したニコライ教会が建てられ、やがて13世紀のはじめに建立されたのがトーマス教会でした。長い歴史を持つこの教会の音楽監督はトーマスカントルと呼ばれ、あのバッハも1723年から1750年までこの地位にありました。現在この教会には2台のオルガンがあり、ザウアー・オルガンは西の壁面、バッハ・オルガンは北のギャラリーに設置され、演奏する曲によって使い分けられています。ザウアー・オルガンはロマン派の作品に向いており、今回も/トッカータが有名なボエルマンの「ゴシック風組曲」などの19世紀の作品が奏でられています。【使用オルガン】/バッハ・オルガン/バッハ生誕200年を記念してジェラルド・ヴェーエル(1940-)が制作 、61ストップ…1-7ザウアー・オルガン/ヴィルヘルム・ザウアー(1831-1916)制作、63ストップ。1908年に88ストップに改造/(2017/03/24 発売)
レーベル名 | :Rondeau Production |
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カタログ番号 | :ROP6117 |
現代アメリカを代表するコンテンポラリー・アンサンブル「ACMA(アメリカン・コンテンポラリー・ミュージック・アンサンブル)」のSono Luminusデビュー・アルバム。彼らはコンサートだけでなく、ダンスやバレエ、映画ともコラボ、常に新鮮な驚きを聴衆に与えています。ここで選ばれた作品は、彼らにとっては作曲家も含め、極めて深い愛情と親密さを感じている大切な曲ばかりです。20世紀から21世紀にかけてのアメリカで生まれた新しいパーカッション作品は、驚くほどの多様性を持ち、また、通常の録音では収まらないほどの多彩な音色を駆使した曲が多く、このアルバムでもその素晴らしい響きを完璧に捉えるために、現代における最高の録音技術を用い、磨き上げられた音が収録されています。中でも、グラミー賞受賞作曲家、ジョン・ルーサー・アダムズ作品の、美しいヴィヴラフォンと弦が作り出す響きは、まるで天上の音楽を聞いているような美しさです。(2017/03/24 発売)
レーベル名 | :Sono Luminus |
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カタログ番号 | :DSL-92211 |
アイスランドの自然からインスパイアされた音楽集。長い年月が自然にもたらす影響は、人間の行動をはるかに凌駕し、思いもよらない風景を創り上げます。このアルバムに収録されている6曲の音楽は、電子楽器を用い、これまでの親しみ深い音楽の形式を根本的に崩すことで、まるで見知らぬ風景を見たときのような驚きを与えてくれます。懐かしさの中に突然現れる刺激的な音は、確かに衝撃的です。ここで素晴らしい音楽風景を創り上げた「Nordic Affect」は2005年に設立。2014年“アイスランド音楽賞“のPerformer of the Year賞を獲得した気鋭のアンサンブルです。(2017/03/24 発売)
レーベル名 | :Sono Luminus |
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カタログ番号 | :SLE-70008 |
ドイツの中堅ピアニスト、フローリアン・ウーリヒが演奏するフランス近現代のピアノとオーケストラのための作品集。これは、2011年から2012年にかけて録音された「フランスのピアノ協奏曲集」(93.302)の続編ともいえる選曲であり、ブーランジェの「幻想曲」など、前作よりも更に珍しい作品が含まれています。フランセの協奏曲は全曲が20分に満たないコンパクトな作品ですが、ピアノが目まぐるしく動き回る楽しい第1楽章、穏やかな第2楽章、コケティッシュな第3楽章、活発な第4楽章と、メリハリのある楽しい構成でできています。「6人組」ただ一人の女性メンバー、タイユフェールのバラードも珍しい作品。美しいピアノのアルペッジョで始まる神秘的な曲です。教育者として名高いナディア・ブーランジェは、活動の初期には作曲も手掛けていましたが、妹リリの才能に勝てないと悟ったとして、1918年にリリが早世した後は、一切作曲をしませんでした。この幻想曲は彼女の残された僅かな作品の一つです。ウーリヒの演奏は、きらめくような音色が特徴的。フランス音楽が持つ微妙なニュアンスも余すことなく表現されています。(2017/03/24 発売)
レーベル名 | :SWR Classic |
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カタログ番号 | :SWR19027CD |
ドイツの伝説的テノール歌手フリッツ・ヴンダーリヒ。35歳という短い生涯でしたが、残された録音からは彼がいかに素晴らしい歌手であったかが、ひしひしと伝わってきます。この2枚組には「1950年代のヒット曲」が収録されており「知られざるヴンダーリヒ」を存分に楽しむことができます。現在も多くのクラシックの歌手たちがオペラの舞台だけでなく、テレビにも出演し、ポピュラーのヒットナンバーを歌い人気を博していますが、この時代もそれは変わることなく、とりわけテノール歌手たちは、甘い声を生かして、ラヴ・ナンバーを滔々と歌い上げていました。ヴンダーリヒもその例に漏れず、「グラナダ」や「トリトンバ」などを熱く甘く歌い上げています。ブックレットには彼の娘であるバルバラが提供した珍しい写真やエピソードを掲載。また、曲によっては、彼自身がトランペットを吹き、曲に強烈なアクセントを与えていたりと実に興味深い演奏が楽しめる2枚組です。このアルバムの復刻にあたっては、入念なリマスタリングが施されており、ブックレット(ドイツ語・英語のみ)には、その経緯が使用機材の写真も交え、詳細に記されています。まさに「古き宝物を丁寧に磨く」かのようなエンジニアたちの良い仕事も味わってください。(2017/03/24 発売)
レーベル名 | :SWR Classic |
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カタログ番号 | :SWR19029CD |
マーカス・クリードによる「世界の合唱曲シリーズ」最新作はフィンランドの作品集です。北欧は合唱が盛んであり、素晴らしい作品の宝庫とも言える地域です。数多い作品の中からクリードが選んだのは、シベリウス、サーリアホ、ラウタヴァーラ、タルヴィティエ、リンコラといった20世紀の作品で、どれも精緻で複雑なハーモニーによって描かれた音の織物のような美しさを持っています。調性を持つシベリウス、ソプラノのソロが特徴的なサーリアホ、民謡風なテイストが組み込まれたタルヴィティエ、神秘的なラウタヴァーラ、ポップス的な要素が強い(楽しい)リンコラと続き、様々なテイストの曲を楽しんだあと、最後はおなじみの「フィンランド賛歌」で締めくくられます。(2017/03/24 発売)
レーベル名 | :SWR Classic |
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カタログ番号 | :SWR19031CD |
初出時「リヒテルのガーシュウィンの正規盤出現」として話題をまいた“リヒテル:シュヴェツィンゲン音楽祭 1993年のコンサート”のリマスタリング・アルバムです。リヒテルのレパートリーとしてはとても珍しいこの2曲、とりわけガーシュウィンは他に録音の記録はありません。晩年になってこの曲に魅入られたというリヒテルの熱演はまさに「一聴の価値」ある記録です。(2017/03/24 発売)
レーベル名 | :SWR Classic |
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カタログ番号 | :SWR19407CD |